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第四話「魔王様がお嬢様?」

ついに魔王が現代に降臨した。

現代科学に圧倒される魔王軍だったが、

現代兵器と融合する事で何倍ものパワーアップを果たした。

そして魔王は一人の少女と融合したのであった。


魔王の目論見はこうだ。

あの異世界の青年の様にこの世界の人間は特異な能力をもっている。

ちゃちな機械との融合よりもそちらの方が何倍も強力な筈だ。

そう、はずだった。


「何ィ!?それは本当か!?」


魔王は驚愕した。

この世界の人類は魔法も使えない雑魚ばかりであり、

故に現代兵器を作り出し戦っているのだと言う。

自分達の世界では子供ですら魔法が使えると言うのに、なんと貧弱な存在なのだろう。


自分が融合した人間もただの人間の少女であり、異世界転移者でもない、なんの力も無い普通の人間である。


「ほう…こいつは使えるやもしれん」


融合した少女の記憶が魔王に流れ込む。

少女の名は闇城咲夜(やみしろさくや)、黒髪のロングヘアーの美少女である。

お嬢様学校である聖エデン学園の高校2年生であり、

両親は財政界の大物で世界的な大金持ちであり、彼女本人もエリートな才女である。

魔力が無い事を除けば、魔王である自分に相応しい器であろう。


現代組の魔王軍も、幾らパワーアップしたとはいえ、現代の全勢力を相手にする事は無謀にすぎる話だ。

それよりもこの現代という異世界に潜入し、融合体である魔科学兵士を自分達の世界に量産し送り込み世界侵略するのが上策。

元の姿に戻る方法等は後でロデオンにでも任せておけばよい。


「これより現代へ潜入する・・・わ」


使い慣れない女性言葉に四苦八苦しながらも家路につく咲夜であった。

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