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『夜空に飛行機雲』


『夜空に飛行機雲』


 流星を見ようと

 夜空を見上げる


 光りながら一瞬に

 飛んでいく星を

 ふたつ見たところで


 飛行機の灯り


 夜空を広く

 横切っていく

 その後ろに


 飛行機雲が

 吐き出され

 続いていく


 真っ暗な夜空で

 飛行機雲を

 見られるなど

 月明かりの功績か


 しかし感じるのは

 今まで生きてきた中の

 常識が覆るという

 不思議な感覚だ


 まだ知らないことは

 山ほどあるのだということに

 今さらに気づく


 けれど今夜は

 沈黙とそれに付随する静寂


 音のない夜空を占領する

 この長い長い飛行機雲を

 堪能し


 その雲が溶けて

 夜空が漆黒を取り戻したなら

 もう一度

 流星を堪能しよう


 さあ

 見上げよう


 五感で感じる体験こそが

 私の火であり

 あなたの火

 

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― 新着の感想 ―
[良い点] 流星群!いいですね。 そこから飛行機雲の発見。あざやかです。 感じること、体験、本当に大事だと思います。 こうしてメモ帳に書き留めるの、いいですね。
[一言] 失礼します。 三千さんにしては夜遅く、と思ったら今夜は流星群が見られるんですね。 という事はこの詩はできたてホヤホヤなのかしら。 最後の三行が素敵です。 それにしても夜空に飛行機雲なん…
2019/12/15 02:20 退会済み
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