ファッションヤンキーを女装させてみたら自分がむしろ社会的に死んだ
注意:BL系作品です。が、女性が楽しめるBLになってるかは怪しいです……。現在誰が対象がわからないのでむしろどうだったか教えて下さいw
あと、あんまりエッチな事はしてませんが、一応R15にさせていただきました。
学園祭。こいつは実にホットなイベントだ。
なにせカップルがたくさん出来て……ものすごくいちゃつく。
「腹立つな……クソ」
横にいるクラスメイトのセリフだ。
まったくの同意。
どんよりと暇そうな男子生徒がたまっている教室から覗くには、やや強毒性の眺めだ。
模擬店も昼のピークをとうに過ぎ、午後のイベントを待つだけの半端な時間帯。彼女持ちはここぞとばかりに見せつけてくる。誰かに取られても知らないからな。
「ああ、そうだね」
さっきのボヤキに返事をしてみた。
「……お?」
第一声を発したクラスメイトが間抜けな声を出してこちらを見る。
こいつは山科という。クラスの中でも、いわゆる不良系というかチャラい系として目立つ存在だ。
髪も茶色に染めているし、制服のボタンもきちんと上まで留めているのは見たことがない。
とはいえ、そんな不良じみた格好はしているものの、声がでかいだけで実際には学校もサボらないし暴力事件にも縁がない。ファッションヤンキーとでも呼んでおこうか。
「山科に言ったんだけど?」
「……いや、意外だと思って」
珍しい、とでも言いたそうな表情。別に嫌味ではないんだろうけど、ちょっと不快。
自分でも面白みのないやつだと思われている自覚はあるからしかたないけど、多少の軽口くらい普通に返事して欲しい。
「むしろそっちが意外だけど」
山科とか絶対彼女持ちだと思ったんだけど……。少なくとも女友達はけっこういるはずだし。
「ナンパにでも行けばいいんじゃないの?」
「な……ぁ? ナンパ!? いやいや、したことねえし」
ぶんぶんと顔の前で手を振る。
え? 超意外なんだけど。
「んな意外そうな顔すんじゃねえよ……。別に見かけほど遊んでねえし」
半眼でにらまれる。
「あー、いやごめん」
普通に図星なのでなんとも言い返せない。
でも茶髪に加えて耳のピアス、女好きのしそうな適度に着崩された制服なんかを見れば、だれだってそう思うよなあ。
「せめてもうちょっと申し訳無さそうな顔しろよ!」
怒らせといてなんだけど、意外と会話できるな。
もうちょっととっつきにくいと思ってたんだけど、さすがにコミュ力があるというか。
「つかそうじゃねえんだよ! ナンパどころじゃなくて、この後のクソイベントのことを考えると……」
遠い目をして空を見上げる。
「はぁ……彼女が遠のく」
ピンときた。
「ああ、女装コンテストな」
「軽く言うんじゃねえ!」
「別にさくっと着替えて軽く笑い取れば良いんじゃない?」
山科とかが得意そうなやつ、と心のなかで付け加える。
一度変に真面目に見られてしまうと、どんな顔していればいいのかわからないけど、山科のようなキャラと認識されていれば女装でも何でも、別になんともないように思える。
「いや、そう簡単な話でもないっつの」
「そうなの?」
「当たり前だろ。笑いとるっても、滑ったら恥ずいだろ。普通に」
頭を押さえてぐぬぬと歯を食いしばる山科。
「へぇ」
本当に意外なことに、どうもけっこう深刻そうだ。
「そもそも女装ってお前、普通に……きついだろ!?」
そういうものなの?
「そんなに嫌だとは思わなかった」
「……代わるか?」
半眼でにらまれた。
「遠慮しとくけど」
まあ、そりゃたしかに女装はしたくない。いくら普段ふざけていても、進んで恥はかきたくない、か。
「……そうか、恥ずかしくなきゃいいのか」
「ああ?」
「恥ずかしくなきゃ別に問題ないでしょ?」
「……意味わかんねえよ。はぁ」
いや、そんなに泣きそうな声出すなって。
「顔がわからないくらい、メイクだとかかつらだとかで隠せばいいんじゃない?」
名案じゃないかこれ。
「いやお前……そりゃそうかもしれんけど、化粧とかわかんねえし。無理じゃね?」
「んー、……じゃあ、手伝うし?」
この時点で暇つぶし8割、悪戯心2割といったところか。
意外と山科が話しやすそうなやつだったので、ちょっと付き合ってもいいかなってのもある。
「い……いや、うちの女子がやってくれるって話になってたろ」
なぜか山科の口元がひきつっている。
「別にそんなに遠慮しなくてもいいけど」
なぜそんなに及び腰なのか?
「別に手伝って悪いことはないでしょ?」
「お前、顔が邪悪なんだよ……」
割といつもな、と小声で付け加えられる。バレたか。
「お前、意外と性格どうかしてるよな」
「そうかな」
考えてみる。
「わからないけど」
「……」
しかし思い返してみても、入学依頼こいつとこんなに話したのは初めてかもしれない。
なんかだんだん友達になれそうな気がしてきたぞ。
決して主導権が握れそうとかは思っていない。
「……はぁ、でもまあ、準備くらいはしとくか」
という諦めのセリフとともに向かったのは家庭科室。
更衣室兼クラス向け資材置き場として借りた部屋である。
「まぁ、その、一応服はもう借りてあるんだよ。あと小道具も」
「小道具?」
「いや、アクセサリーとかコスプレ……グッズみたいなのとかさ。いろいろだよ。ほとんど演劇部の備品だけどな」
言われて見てみれば、教室の隅にダンボールと紙袋が1つずつ。おそらく紙袋のほうが衣装だろう。
「よーし、着替えるか」
「お前、マジいい性格してるな……」
うん、そのセリフ二度目だぞ。
「で、これ……どうよ」
もぞもぞと萌え袖状態の手をすりあわせつつ質問してくる。
恥ずかしそうにぎゅーっと肩をすぼめているあたり、心得ているといえよう。なにかを。
「いや、うん」
なかなかどうして、似合うな。
反応に困るほどに。
女装コンテストとしてはベタだろうけど、メイド服が似合う不良もどきってどうなんだ?
肩の部分がふわっとしたデザインで本来より華奢に見えるし、なんかいろいろいい感じにまとまっている。
この衣装用意したやつ、できる……。
「その安っぽいピアスも変えたら?」
「うるせえよ。ったく、口悪いな。……あー、あった。こういうのか?」
髪をざっくりかきあげつつ、いちいち耳に当ててこっちに見せてくる。なにそれ可愛い。
「ふーん、かつらつけて着替えるだけでずいぶん違うね」
「化粧はまだだけど、とりあえずこれだけでもなんとか誤魔化せそう、か?」
鏡を覗きこんで顔を色んな角度から確認している。
自覚はしていないだろうけど、角度を変えるたびに自然に表情や手でポーズをとっていて、妙な色気が……。
「いや、かつらはこっちのストレートのに変えたほうがいいね」
「……ふわっとしたヤツのほうが顔が隠れる気がするんだが」
「そんなことはないよ」
こっちのほうが断然好みだ。
「こっちこっち。リップ塗ってあげる」
「はあ? リップクリームなんてどうすんだよ」
「色付きのがあるんだよ。いいから」
一部のメイク道具は小道具のダンボールに入っていた。使い方はよくわからんけど、このくらい別にいいでしょう。
「後で女子に文句言われそうだな……」
何かと言い訳して逃れたそうにしているが、そうはいかない。
「練習。リップクリームぐらいいいと思うけど?」
「まぁ、そうかもしれねえけどよぉ」
あまり乗り気ではなさそうだが、ここは強引に行かせてもらう。
正直、ちょっといじっただけで思った以上に可愛くなっていくのが面白すぎる。
自分好みの女を作るってこういうことなのか? 意味が違う気もするけど、そんな気分。
「顔出して」
「顔はずっと出てるだろ。慎重に頼むぞ。んー……」
やめろ、目を瞑ってこっちに唇を突き出すな。
「勘違いするだろうが」
「あ?」
「うるさい、目は閉じたまま」
リップのキャップを開ける。ひねってピンク色の先端を出す。まだ新品っぽいな。
「じゃ、いくよ」
「ん」
緊張からか、ぴくっと睫毛が動くのを見ながら、ゆっくり手を近づける。
「よーし、塗るぞ」
言ってみたものの、なにか違う気がする。
違うぞ、これじゃない。
リップを持った手を下ろす。
「……うーん」
「はやくしろって」
急かすな急かすな。
「狙いがずれそうだから、もうちょい上」
「んー」
唇をつきだしたまま素直に上を向く。
え、なにこの背徳感。
「もうちょい唇突き出しなって」
「んーっ」
ちょっとブサイクなくらいに突き出して愛嬌がある。
うん、いい感じだ。
「……ん」
むにゅ
唇と唇を合わせた。
唇を通してぴりっとした、なにかかっちりと組み合わさったような感じがした。
やっぱこれだった。間違っていなかった。
しっくり来るぞーこれ。
「……ん、よしいいぞ」
指で軽く口を拭う。
ちょっともったいない気もする。
「……」
そのままの姿勢で動かなかったかと思うと、突如、カッと目を見開く山科。
うんうん、やり方は分からないがマスカラも塗ってやりたいぞ。
「……ぉ」
「どうした?」
「お前、いま、何した?」
リップは塗ってない。
「さぁ、なんだろうな」
不思議なこともあるものだ。
「あー、いや。待て待て待て、わかったぞ。おかしいと思った……」
突如、顔面にびっしり汗を浮かべた山科が、ロボットじみた動きでこちらに顔を向けた。
「……いいか、動くなよ。そこから動くな」
「ああ」
唇をわなわな震わせてほとんど顔面蒼白。
ガタガタと手の平をこちらに向けて、少しづつあとずさりする。
どうしたって言うんだ?
「お、お前……、ホ、ホ――ホモか!?」
ん?
予想外の言葉が飛んできて驚いた。
「いやー、その懸念はわからなくはないんだけど、たぶん違う」
「はあ?」
言いながら、グーにした両手を胸元に寄せててなんか可愛い。いいなあ。
「そうではない、けど……」
なんだろう? 自分でもなにがなんだか。
「そうではないが、好きだ」
うん。
「っ……ホモじゃねえか!?」
「違う、そうじゃなくてこう、突発的にいま突然やりたくなっただけで」
「……」
「前から男が好きだったとかではない」
「?」
「たまたま、いまムラっとしただけ、というか」
わかりやすい。
「……わっかんねえ」
「つまり、性的にムラっと来ただけで、好意はない……?」
「言ってることが違うじゃねえか!!」
ていうか、ちょっと泣いてる?
「……ごめん」
何言ってるんだ自分。
「い、いや……やっぱり好きかも」
いまもすっごいムラムラするし。
「もう一回……頼むもう一回、キス、させて、くれええ!!」
何だこのセリフ!?
「ぅ……それで、わかるのか?」
「たぶん」
なんで納得しそうなんだよ山科。
「……」
「…………」
「……頼む」
悩んでる。めっちゃ悩んでる。
だからなぜ悩んでくれるんだ、山科!!
「……悩んでくれるんだね」
「ぶっ殺すぞ!?」
「ごめん」
「ん、ぐぬぬ……ぅ……」
数分の後、
「わかった。……い、一回だけだからな!?」
「ああ」
くそう、なんていいやつなんだこいつ。
不良とかバカにしてすまん。
――わかってないと思うけど、いまの君めっちゃ可愛いからね!?
緊張してガチガチの肩を掴んで、少し引き寄せる。
「……目、閉じて」
「う、わかっ……っん」
返事が終わる前に顎に指をかけてこちらに向ける。
なるほど、こうしてみるとこいつ、実は俺よりちょっと背が低かったのか。
「……おい」
「わかってるって」
そして二度目のキス。
「……んっ、ぁふ」
柔らけえ。あと吐息もエロい。
「んん……ちゅぱっ、ぁ……ん」
今度は押し付けるだけじゃなく、唇をねぶるように吸って味わう。
「んっ……んぐ、ちょ、なが……っ」
勢いでそのまま舌まで入れて抗議の声を黙殺する。
「……ちゅぷ、ん……っぷは」
息が苦しくなってきてようやく唇を離す。
最後の方ではすでに抗議の身じろぎすらしなくなるほど長く深いキス。
「はぁ……はぁ……はぁ……、んぐっ、何分してたんだよ!!」
「気持ちよさそうだったし」
「うるさい!!」
そんなに涙目にならないで欲しい。
「……」
なんて話しかけていいかわからない。
ほんとにわからない。
でも、この場合はやはり、
「好きだ」
「……軽い」
すげなく返されてしまった。
「でも、好きなんだ」
「もうなんなのお前……?」
僕自身が自分を見失いまくってるんだけど、なにを答えろというのか。
「本当に、そうなのか?」
「たぶん」
ぎゅっと手を握る。
「……っ」
離されそうになった手を強引に押しとどめて、徐々に指と指をからめて、無理やり恋人つなぎに変えていく。
「しばらくこのままで、いいかな?」
山科の表情の歪みっぷりを見るに、どうやらほとんど脅してるような状況のようだ。
「よくねえ……けど、頼むから落ちついてくれ」
「ああ」
「……早まるなよ?」
けっしてこっちを見ず、あさっての方向を見ながら手を外そうともがく。
絶対離さないけどね?
「……ふふ」
「…………っ」
「……手、痛い?」
「………………っ」
「……」
「…………っ!!」
そのまま手をつないで10分位過ぎただろうか、さすがに頭が冷えてきた。
「落ち着いた。ごめん」
「……それだけか?」
声がめちゃくちゃ怒っている。
「……ごめん」
「そう思うんなら手をさするんじゃねえ!!」
「それは無理だ」
「なんっでだよ!?」
「好きだ」
「落ち着いて、ない、よな!?」
「俺は本気だぞ。どうやら」
「……」
「…………本気だ」
さすがに申し訳ない気もするが、いまは手を離せない。離したら終わりな気がする。
「……ん~」
もう一度キスしようと顔を近づける。
「ダメだ。やめろっ」
「……わかった」
そのかわり、ぎゅっと抱きしめた。抵抗は薄い。
かつらの長髪が頬をくすぐる。
「お前さあ、かつらとってもそんなこと言えんのかよ」
「言えるさ」
かつらを引っ張ってぱさっと床に落とす。間近で視線を合わせた。
潤んだ瞳。
泣いたせいで赤くなった目にちょっと罪悪感。
「今ならセックスだってできるね」
「……知ってるさっきから腹にあたってんだよ、くっそ!」
また手で顔を覆ってしまった。自分ではいま気づいたが、結構前から準備万端だったらしい。
「……ふぅ」
やるか。
「――っ!?」
「んん……っ」
さっきと似ているようで少し違う、無理やりかつ深いキス。
「ちょ……んぁ」
舌をつき入れて、歯茎をなぞり、舌と舌を絡め合わせる。
「ん……ぁふ」
「っ――ぷは! ……はぁ、はぁ、はぁ」
舌をねぶるだけねぶり、目がトロンとしてきたところで床に押し倒す。
「……ぅ、あ……マジ……おま……んぁっ」
「好きだ……一緒に」
スカートをたぐり、片足をぐいっと持ち上げようと手を掛け――止まる。
聞き慣れた電子音。
そして、
『えー、これから女装コンテストの準備が始まります。参加者の皆さんは――』
「お、集合時間か」
「どうすんだこれええええええ!!?」
慌てて起き上がり、あわあわと服のシワをのばそうとバタバタしだす山科を抱き寄せる。
「大丈夫、そのままでかわいいよ」
「うるせえ!!」
とにかくかつらをかぶせて、服の乱れだけは直す。
今度こそは本当にリップも塗る。
「うーむ、さすがにあとはお手上げ」
「……いそがないと、どうすれば……」
と、廊下の方からバタバタと足音がして、身構えると、ガラッと扉が開いて女子が踏み込んできた。
「ちょっと、早く呼んでよ、まさかもうこっちにいるとは――」
言葉の途中でがばっとこちらをガン見、そして山科もガン見、交互に見比べつつ
「……完全にメスの顔してるんだけど、……なにしたの?」
やめろ下衆の勘ぐりをするんじゃない。なにかはしたけど。
「いやその、ちょっとしたおまじないを」
「……へぇ」
「あと、……恋バナとか?」
「……ふーん」
「……」
「……まぁ、良いわ。時間ないし」
手早くかつら(ウィッグと言っていたが)とメイクを整え、手を引いて教室を出て行く。
「あ……」
名残惜しい。このタイミングを逃すと二度とこの関係に戻れない気がするのに。
「これは、勝てる……勝てるわよ……くくく」
お前はなんなんだよ、山科から手を離せくそ。
「お、ちょ……」
山科、あとで続きやろうなっ。
騒がしい足音が去っていく。
嵐のように女子がさり、無慈悲に女装コンテストが開始された。
しかし、端的に言えば圧勝という他のない結果ではあった。
番号とともに呼び出される男子、男子、男子、気持ち悪い男子、男子、もっと気持ち悪い男子、
そして天使。
いい加減僕自身が一番気持ち悪いことは自覚しつつあるけど、とにかくその潤んだ瞳とメスの顔の前に敵はいなかったと見え、圧倒的多数の支持を受けて金賞。
なにか浮かない顔(当然か)でトロフィーを受け取り、教室にそのまま帰ってきて今に至る。
最初は興奮気味にわいわいと持ち上げていたクラスメイトも30分もするとさすがに飽きて、三々五々に散っていき、待望の二人きり。
「……おめでとう」
「お前のおかげだ、とは言いたくない」
ムスッとした顔で壁に背をつけ、そのままズルズルと座り込む山科。足を閉じないとパンツ見えるぞ。
「恥ずかしかった?」
隣に座って、聞いてみる。
「……当たり前だろ」
「でも、可愛かったぞ」
何気ない仕草で手を伸ばし、頭をなでてみた。かつらとはいえ、サラサラとした感触が気持ちいい。
しかも意外なことにまったく抵抗はなかった。おとなしくなでられている。
「……意外と、見られるのは嫌じゃなかったけど」
「そうなん?」
「笑う感じじゃなかったし」
どちらかと言うと、あこがれ、嫉妬(女子からの)、欲望(主に僕)の視線だったと思う。
「そりゃよかったね……」
学園祭のイベントもあらかた終わり、日が暮れてきた。
「もう終わっちゃうのか……」
「やっと終わるか、女装よさらば」
女装、またさせるぞ、絶対に。
固い決意を胸に、しばしの沈黙。
「……お前、髪いじりすぎ」
「いいじゃん」
「髪型崩れんだろ」
「……かつらでしょ?」
「そういう問題じゃないの」
「別に髪型崩れても可愛いよ?」
「……うるせえ」
ぷいっとそっぽを向く。髪をくるくると指に巻いたりなでたりしている間、ずっとこんな感じ。たまらん。
「さっきの続きしちゃダメ?」
「ダメ」
「ほんとにダメ?」
「当たり前だろ。どこだと思ってんだ」
「……場所選べばいいのか」
「良くない」
「ふふふ」
「……絶対ダメだからな」
学園祭が終わる。
しかしむしろこれが始まりだ、なんて。
求めていたものは身近に転がっていたらしい。
さぁ、明日は手始めにまた告白するところから始めよう。
続編書いたらきっとR18になりますw
ただ書くかどうかは決めてません




