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第3章第10話:「恐怖と快感の狭間」

次のリクエストが画面に浮かぶ。

《ポーズ:全裸で立ち、羞恥心を最大限に意識する姿勢》

紗英は深呼吸をする。(全裸…緊張がピークだけど、ここまできたらやり切るしかない)

〈視線が自分に集まると、体の隅々まで熱くなり、胸の奥が締め付けられるように感じる〉

ゆっくり体を整え、肩や腰の角度も意識して自然な羞恥感を演出する。(見られる恐怖と快感が同時に押し寄せる…でも、見せたい)

〈コメントや投げ銭が流れるたび羞恥心が増し、体が自然に反応している〉

投げ銭合計が着実に増えていく。コメントも絶え間なく流れる。

「すごく魅力的!」

「完璧な姿勢!」

「表情も自然で最高!」

「次も楽しみ!」

胸の奥では羞恥心と快感が入り混じり、挑戦心がさらに強くなる。(羞恥が大きいほど、挑戦心も強くなる自分がいる)

〈体の緊張や反応に視聴者が反応してくれることで羞恥心がさらに高まる〉

撮影室の光は変わらず静かだが、紗英の意識は完全に配信装置とスマートフォンの画面に集中していた。(最後まで落ち着いて、自然に見せ切ろう)

〈視聴者の目線が、自分の羞恥心を力に変えてくれる…もっと見られたい〉

息を整え、背筋を伸ばす。羞恥心と快感、挑戦心が混ざる感覚を確かめながら、紗英は次の瞬間に向けて心を落ち着かせた。

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