第3章第9話:「羞恥の頂点を意識する」
次のリクエストが画面に浮かぶ。
《ポーズ:ショーツのみで片膝を軽く曲げ、体重を片側に寄せ、羞恥感を最大にする姿勢》
紗英は深呼吸をする。(ここまで露出するのは緊張する…でも、最後までやり切る)
〈体が自然に熱を帯び、視線が集まるたびに胸の奥がきゅっと締め付けられる〉
ゆっくり片膝を曲げ、体重を寄せる。肩や腰の微妙な角度も調整して、自然で大胆な羞恥感を演出する。(見られることが怖いけど、見せたい自分もいる)
〈コメントが流れるたび羞恥心が強くなり、体が反応して投げ銭がさらに励みになる〉
投げ銭合計が着実に増えていく。コメントも流れ続ける。
「ラインがすごく綺麗!」
「その角度が最高!」
「表情も完璧!」
「次も楽しみ!」
胸の奥では羞恥心と快感が入り混じり、挑戦心がさらに強くなる。(羞恥が大きくなるほど、もっと見せたくなる自分がいる)
〈体の反応に視聴者が反応してくれることで羞恥心がさらに高まる〉
撮影室の光は変わらず静かだが、紗英の意識は完全に配信装置とスマートフォンの画面に集中していた。(落ち着いて、最後まで自然に見せよう)
〈視聴者の目線が、自分の羞恥心を力に変えてくれる…もっと見られたい〉
息を整え、背筋を伸ばす。羞恥心と快感、挑戦心が混ざる感覚を確かめながら、紗英は次の瞬間に向けて心を落ち着かせた。




