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第3章第5話:「衣装の羞恥」

新たなリクエストが画面に表示される。

「コスプレ衣装に着替えて、恥ずかしそうにポーズを決めて!」

紗英は息を整え、少し震える手でスマートフォンを操作し、衣装を着替える。肩にかかる艶のある黒髪は軽く揺れ、整った輪郭と落ち着いた眼差しが画面越しに映る。

両手を自然に下ろし、まずは基本のポーズをとる。視聴者の無数の目線が自分に注がれていることを意識すると、胸の奥に羞恥心がざわめき、心臓の鼓動が高まる。

「これが…次の挑戦か」

心の中でつぶやき、肩の力を抜き、リクエスト通りの動作に集中する。恥ずかしそうに手を動かし、少し視線を逸らす。そのわずかな動きで、衣装のラインが際立ち、視聴者には自然と大胆な印象が伝わる。

投げ銭の数字が少しずつ上昇し、コメントが次々と流れる。

「紗英ちゃん、衣装似合ってる!」

「動きがかわいい!」

胸の奥では羞恥心と快感が交錯する。リクエスト通りに動きながらも、自分の身体の感覚を意識するたびに、羞恥が昂ぶりに変わる。外の広場に吹き抜ける風は冷たいが、心の奥は熱くなり、挑戦の緊張感が体全体に広がる。

紗英は深呼吸をして肩の力を抜く。羞恥心を受け入れつつ、視聴者の目線を楽しむ感覚が少しずつ芽生え始める。リクエスト通りに動くことが、自分を試す戦いであり、次の挑戦への準備でもある。

心の中で、次のリクエストにどう応えるかを考えながら、紗英は配信装置の前で背筋を伸ばし、確かな自信と覚悟を持って次の瞬間を待った。

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