第2章9話:「視線が逃げ場を塞ぐ」
画面にリクエストが浮かぶ。
《ポーズ:ショーツのみ姿で、腰を少しひねり、両手を太ももの上に軽く置き、カメラを見つめる》
(……もう下着の次……ショーツだけ……?)
(どうしてこんなに……心臓が早くなるの……)
〈羞恥で胸の奥がぎゅっと締め付けられ、体全体が熱く、視線を受けるたび小刻みに震える……〉
美雪は恐る恐る指示通りの姿勢を取る。
腰を少しひねると、背中のラインが強調され、両手を太ももの上に置くと自然に肩も少し前に出る。
画面上に映る自分は、前より脆く、不安定に見えた。
(こんな姿……見られてる……胸が締め付けられる……)
〈羞恥で心臓が跳ね、体の芯が熱くなり、息が浅くなる……〉
コメントが流れる。
《お、これは……大胆だね》
《ちょっとドキドキする》
《視線がいい感じに……》
《頑張れ〜!》
投げ銭合計:2,000,000コイン
(……反応がある……でも恥ずかしい……)
(逃げられない……ルール上……)
〈羞恥で胸がぎゅっと締め付けられ、立っているだけで体が硬直する……〉
美雪は視線を固定し、肩の力を抜こうとするが、体の感覚は敏感になったまま。
(都市伝説……ここまで……本当に……)
〈羞恥で全身が熱く、胸が高鳴り、次の段階を思うだけで体が震える……〉
静かな空間で、次のリクエストが現れるのを待つ。
この羞恥チャレンジは、まだ折り返し地点にも達していない。




