第2章7話:「落ち着かない鼓動」
画面にリクエストが浮かぶ。
《ポーズ:薄いピンクのレース下着に着替え、鏡の前に立ち、背筋を伸ばして正面を向く》
(……ピンク……レース……こんな……見せるなんて……)
(でも……やらないと……死ぬ……)
〈羞恥で胸の奥が熱くなり、肩が小刻みに震える……視線を意識するだけで心臓が早まる……〉
美雪は指先で下着の端を軽く触れながら、鏡の前に立つ。
薄手で柔らかく、淡いピンク色の生地が肌に沿う。
さりげないリボンやレースの縁取りが、普段の自分ではありえない“見られる感”を強めた。
(こんな格好で……誰かに見られている……胸が締め付けられる……)
〈羞恥で全身が熱く、体が硬直する……もっと見られたい……〉
鏡の向こうに映る自分の姿は、これまでより繊細で柔らかく、けれど不安定だった。
両手は自然に下ろしているだけなのに、動かすたびに羞恥の波が押し寄せる。
コメントが流れる。
《わあ、ピンクだ》
《レース可愛い》
《ちょっと照れてる?》
《いいね〜そのまま立ってて》
投げ銭合計:1,620,000コイン
(増えてる……でも……恥ずかしい……)
(ルール上逃げられない……)
〈羞恥で胸がぎゅっと締め付けられ、立っているだけで体が震える……〉
美雪は深呼吸し、次のリクエストを待つ。
(都市伝説……本当に……ここまで……)
〈羞恥で心臓が早く、全身が熱く、小刻みに震える……〉
次は「下着姿+羞恥ポーズ」のリクエストが控えていることを、
美雪は自然と覚悟していた。




