第2章 第2話「少しずつ、恥ずかしさが重なる」
最初のリクエストを終え、わずかに息を整える桜庭美雪。
背筋にはまだ、特殊装置を通して画面上の自分の姿を見られる緊張が残っている。
(あの視線……本当に、逃げられない……でも、次のリクエストが来る……)
画面に新しいリクエストが浮かぶ――《ポーズ:肩を少し前に出し、両手を膝の上で軽く組み、少し下を向く》。
(うっ……また……恥ずかしい……でも従わないと……死ぬ……)
〈羞恥で体が小刻みに震え、胸がきゅっと締め付けられる……見られているのがたまらない……〉
美雪は指先を震わせながら、指定のポーズをとる。肩を少し前に出し、両手を膝の上で組み、顔を少し下に向ける。
(こんな姿……誰かに見られているなんて……胸が締め付けられる……)
〈羞恥で全身が熱く、体が硬直する……もっと見られたい……〉
コメントが流れる。
《わあ、緊張してるね》
《可愛い!》
《もっと大胆でもいいかも》
《頑張れ〜!》
投げ銭合計:120,000コイン(前回より少し増えたが、盛り上がりはまだ控えめ)
(やっぱり……私の姿じゃあ……でもルール上逃げられない……)
〈羞恥で胸がぎゅっと締め付けられ、手足が震える……もっと見られたい……〉
美雪は小さく息を整え、次のリクエストが表示されるのを待つ。
(怖い……でもここでやめたら……死ぬ……)
〈羞恥で体が熱く、胸が締め付けられ、もっと見られたい……〉
都市伝説の迷宮は、今日も静かに、しかし確実に、彼女の羞恥心を侵食し続ける。




