第1章12話:拒否=死
新川玲奈は、都市伝説力場によって今回指定された「全裸」を確認した。上も下も何も着けず、羞恥の極みに立たされる。慎重で恥ずかしがり屋な性格の彼女にとって、これ以上ない羞恥の瞬間だった。
内心で玲奈は震える。「…無理…こんな…こんな姿を…見られるなんて…」
理性と羞恥心の間で心が激しく揺れる。逃げたい、拒否したい。しかし、都市伝説力場のルールは明確だった。「拒否=死」。慎重で生真面目な性格の玲奈は、その恐怖に全身を硬直させる。
手足は自然に震え、背筋は硬直する。視線はカメラを避けようとするが、内心の恐怖と羞恥が入り混じり、心臓は鼓動を速める。自室の静かな配信空間に、都市伝説力場と視聴者の視線が重くのしかかる。
画面には0コイン。投げ銭は意味を持たず、羞恥心と恐怖だけが際立つ。視聴者コメントも、彼女の極限の状態を伝える羞恥系の言葉だけが届く。
「都市伝説になるかも?」 → 心臓が飛び跳ねる。死の恐怖が視覚化され、冷や汗が背筋を流れる。
「頑張れ…」 → 少しの励ましがあるが、羞恥と恐怖の前では無力に感じられる。
玲奈は決断を迫られる。拒否すればこの世界で死ぬ。従えば極限の羞恥を体験する。慎重で臆病な性格の彼女は、震えながらも恐怖と羞恥の狭間に立ち尽くす。
都市伝説力場が空間に力を宿す。残されたのは、床に人型の跡と衣服の名残だけ――新川玲奈の存在は、配信空間に都市伝説として刻まれることになった。
この瞬間、視聴者側には羞恥系のコメントしか流れず、配信タイトル「羞恥チャレンジ – 生ライブ配信中」と桜井玲奈の跡だけが見えていた。誰も、この死の真実を知ることはない。
都市伝説と恐怖と羞恥が交錯した最終章――玲奈の物語は、こうして幕を閉じた。




