召喚屋
ここではない、どこかに行きたい。
自分の居場所は、ここではない。
自分の輝ける場所が、どこかにあるはず。
そんなあなたに、行き先をご案内しましょう。
ただし、あなたにどれ程の覚悟があるのか、もう戻れないことに納得しているのか、確認した上で。
◇ ◇ ◇ ◇
とある地方都市の駅前アーケード街に、占いを専門とする店がいくつも入ったビルがあった。
その占い屋の一つが、召喚屋を兼ねていた。といっても、看板にそれを示しているわけでもなければ、『召喚屋さんですか』と聞かれて『そうです』と答えることもなかった。
ではなぜ、その占い屋が、召喚屋と呼ばれているのか。
その占い屋に出かけ、その数日後に、忽然と姿を消す者が幾人か続いたからだ。彼らは日頃から、『どこかに行きたい』、『俺の居場所はここではない』などと言い、自分が力を発揮できないのは、環境が自分に相応しくないからだと信じているようだった。いや、信じているようだというより、自分自身に言い聞かせているようだった。
彼らがただ姿を消しただけなら、単なる失踪もしくは家出であり、たとえその占い屋が関与していたとしても、それは煽りとか唆しといったものでしかなく、罪に問えるものではなかった。そもそも、占い屋が煽ったり唆したりした証拠もないのだ。占い屋に行った5日~1週間後に姿を消したからと言って、その80代とおぼしき老婆に何ができただろう。
それでも、その占い屋が召喚屋と密かに呼ばれているのは、失踪した人物たちの消え方にあった。
ある者は、日頃から周りに対する愚痴がひどく、自分が認められないことを嘆いていた。それが召喚屋に行った日からあきらかに愚痴が減った。ある日、工場勤務を終え、同僚にお先と声をかけて更衣室からでていったはずが、退勤カードも押さずにいなくなった。出入口の防犯カメラにも、その男が退出した姿は映っていなかった。
またある者は、就活が思うようにいかず、俺を認めてくれるところは、こんな狭い日本にはないと、大学の学食で豪語していたが、食べ終えて食器を返しに行こうと立ち上がった瞬間にいなくなった。友だち数人の目の前で、持っていたトレーごと消えてしまった。皆、その事実を受け入れるのに時間がかかった。誰に知らせるべきなのか、知らせて信じてもらえるのか、最悪自分たちがそいつを消したと思われるのではないか、などと、口にしなくとも互いの思っていることは分かった。
そして、目の前で忽然と消えたことは伏せて、彼は午後の授業から出てこなくなったと言うにとどめた。
またある者は、たまたま地域のケーブルテレビの街頭インタビューに答えている最中に消えた。夢見がちな女の子で、というにはいささか年をとり過ぎているアラサーの女性が、とある占い屋で言われたことで生きる気力がわいたと語っていた時だった。ふいにいなくなった。インタビュアーやスタッフは、突然のことに驚いて辺りを見回したが、見物人は大きな同心円状に離れていて、先ほどの目立つ格好をした彼女が歩いて行った様子もなかった。
この事件はさすがに目撃者があまりに多く、テレビ局の撮影ビデオも押収され、検証されたが、偽りなく消えたという事実が確認できただけだった。
この一件をきっかけに、不可解な状況で急に姿を消した人間が、ほかにも何人かいる事実が表に出てきた。
そして、そのいずれの人物も、消える何日か前には、その占い屋に行っていたことも分かった。その日から機嫌が良くなったり、表情が明るくなったりしたのも共通していた。
占い屋は、彼らに、彼女らに、何を言ったのか。何をアドバイスしたのか。警察は占い屋を事情聴取した。
「あたしは、ただの占い屋だからね、何を聞きたいのか知らないが、あたしが彼らに行き先を示唆したことはないよ。無理やり連れ去るだなんて、このおいぼれだよ、見ればわかるだろう?
あたしがやっているのは、占いというより、悩みを聞くだけ、その人が誰かに語ってみたかったことを、存分に語り尽くすのを聞いているだけさね。あの人たちはね、占ってほしいんじゃないんだよ。占いはおまけみたいなもんさ。だから、さんざん聞いた後に、『思うように進んでごらん』って言ってやっただけさ。みんな自分の進む道を考えた末のことなんじゃないのかい。それが、あたしの責任だって言いたいのなら、とんだお門違いだね。あたしがそんなに影響力あるように見えるかい。見えるなら、光栄だね。
だいたい、みんなの前で忽然と消えたんだろ? あたしに何ができるっていうんだい。占い屋であって、マジシャンじゃないんだよ」
占い屋のブースは、個室ではなく、大きな部屋をパーテーションで4つに仕切ったひとつだった。どのブースも常にお客がいるわけではないので、お互い暇なときは隣近所の占い屋の会話を、面白半分で聞いていることもあった。
そうしたほかの占い屋に話を聞いても、確かにその80代の占い屋の言う通りで、占いというより、ただの悩み相談窓口みたいだったと証言した。ほぼ一方的に相談者がしゃべり、占い屋は、そうさねえ、そういうこともあるだろうねえ、などと、相手をゆったり肯定してあげているように聞こえたらしい。どこかに行けだとか、ここがあなたの居場所ではないなどと焚きつけることも言っていなかった、と周りの占い屋たちは口をそろえて言った。近所のおばあちゃんに相談しているみたいだったと。
それでもなお、その占い屋が介在して、どこぞの世界に召喚されたのだろうという噂は消えなかった。
というのも、その占い屋で相談をした人たちから、相談時の会話の様子が語られる中で、明確に『どこかへ』を話すわけではないものの、
「どんな世界だったら、あなたは居心地がいいのか」
「周りがなんて言ってくれたら嬉しいかな」
「どんなことなら頑張れそうか」
「今の生活で捨てられないものはあるのか」
「知り合いが誰一人いなかったら、それはそれで寂しいよな」
「スマホの写真の中に、捨てたくないものだってたくさんあるだろ」
「自分の頭の中にあればいいと思えるかい」
そんなふうに、あとから考えたら、何かの覚悟を問うようなものであったという声が出始めたからだ。
その質問に答えると、
「うん、そうかそうか」
「そうだな、分かるよ」
「そう思うんだな、うんうん」
そんな全肯定が返ってきた。
それで結局、今の生活も、仕事も、居場所も、捨てたもんじゃないと思えたのだ。
つまり、今が捨てたもんじゃないと思えずに、全てを捨ててもどこかへ行きたいと願った者だけが、どこかに飛ばされたのではないかと信じる者が出てきた。
オカルトは伝播する。X向きの話題だ。尾ひれがつくのも当然の成り行き。もっともらしい解説をするものも現れた。
曰く、占い師のばあさんの正体は、異世界への転移または、異世界からの召喚に対するマッチングをしてくれる術師なのだと。召喚士に違いないと。
『召喚士』という職業がまた、分かり易く人の心を掴んだ。
ここではないどこかに憧れる人が多すぎた。
消えた人間たちの家族や友人たちは、召喚などという夢物語を信じたりはしなかったが、いっそ異世界で満足した生活を送ってくれるなら、現実の日本のどこかで住民票もない根無し草の生活を送るよりましかもしれない、と思うようになった。
◇ ◇ ◇ ◇
私がこの仕事を引き継いでから、かれこれ20年になる。
見た目は80代を装っているが、実際は還暦をいくつか超えたところだ。手の甲と顔に念入りに老けメークをして、背中を丸めれば、だいぶそれらしくなる。自分で年齢を言ったことはないので、皆勝手に誤解しているだけだ。
先代の召喚屋は、この世界の人間ではなかった。
先代の出身は、魔法が普通に使える世界だった。しかし、先代が召喚するために用いるのは魔術であり、魔法とは明確に区別されている。魔法は誰でもコツさえつかめば使える簡単なもので、魔術はそれを学術的に研究し専門技術として確立されたものだ。魔術を発動するには複雑な魔法陣と古語による呪文を唱える必要がある。魔法陣はともかく、古語は発音が難しいので、習得には時間がかかった。その労力の割に、世間で重宝されることも少なかったため、魔術はもっぱら狭い学術の社会でしか関心を持たれていなかった。
実際には、魔術で豪雨を防いだり、火山の噴火を押しとどめたり、植物の成長を早めたりといったことも理論上は可能だ。しかし、それをすることによって、他の地域に別の自然災害をもたらす恐れがあったし、生態系を破壊しかねないので、それらの魔術の存在は伏せられた。魔術師は世間の評価など欲していなかったので、途絶えた古代魔術を復元させたり、新しい魔術を考案したりすることに腐心していた。
そうして復元された魔術の一つが召喚であった。
まかり間違えば拉致である。控えめに言って誘拐だ。しかし、魔術師は独特の美意識を持っていたので、有無を言わさず見ず知らずの他人を攫ってくるようなことはしなかった。招きたい側の要望と、招かれたい側の希望が合致すれば、双方同意の元に召喚を行った。
そのためのコーディネート役を担ったのが、私の先代の召喚屋だった。
そして、召喚屋の隠れ蓑として先代が選んだ職業が、占い屋だった。
人の本音が聞けて、未来への夢や希望を聞き出すのに、占い屋はちょうど良かった。
タロット占いと手相占いをする中で、今の自分を脱却したいという思いが強い者を見極め、慎重に慎重に、希望と覚悟を探っていった。100人占っても、全てを捨ててまで別世界に行きたい人など、ほとんどいなかった。1年にひとり巡り会えれば良い方だった。
20年前、その召喚屋から直々に、後を継がないかと言われた時、私は即座に断った。
私も、ここではないどこかに行きたいと願っていたのに、他人にそれを斡旋して、自分は指を咥えて見ているだけだなんて納得がいかないと、食って掛かった。
当時、私は結婚生活が破綻し離婚に踏み切ったものの、再就職は難しく、両親もすでになく、子供もいなかったため身軽であった。どこかに行けるなら、いっそ違う世界で何かをしてみたい。何ができるか分からないけれど、という投げやりな気持ちで召喚屋に向かった。
召喚屋という存在は、噂でしか知らなかったが、占い屋を何軒も回り、しつこく食い下がって、とうとうある占い屋が、自分が召喚屋だと認めてくれた。それから、占いと言う名のカウンセリングを受け、召喚してもらえるか話し合った。出された結論は、否。
理由は単純だ。何もできないから。ただの家事スキルしかないのでは、せいぜい家政婦しか仕事がない。最低限の日常魔法も使えないのでは、生活もままならない。その通り過ぎて、諦めざるを得なかった。
そして説得され、他人の夢を応援する形で、召喚に関わることになった。
私が完全に召喚屋を引き継ぎ、年に1人か2人を送り出し、10年もたつ頃には、向こうの世界でもだいぶ情勢が変わっていた。
先代の頃は、向こうで井戸を掘る技術を教えるだとか、林を切り開いて道路を作ったりという地道なインフラを整える案件であったり、貧しい農村で農業指導をするなど、第一次産業に関わる案件がほとんどだった。私は思わず、海外青年協力隊ですかと言いそうになった。さもなければ、古代語の解読センスがある者が、魔術師に熱烈にオファーされるというような、類まれなる才能が求められていた。
それが次第に、文化が爛熟してくると、目新しい物、珍しい物が求められ、日本のごく普通の文化、服装、趣味、サブカル的なものまで受け入れられるようになっていった。どこの世界も若者は新し物好きだ。
演劇をやる者、音楽家、漫画家、小説家、建築家、デザイナー、ダンサーといった才能あふれる者は活躍する場を与えられ、さらにはゴスロリの衣装作成、フィギュアや、ぬいぐるみ作りなど、ニッチな要望もあった。
召喚条件のハードルが下がったことと、人々が日本での立ち位置に執着しなくなったことで、このところ召喚が立て続けに行われた。召喚する側も、慣れから、その時の周囲の様子を考慮せず行なったため、召喚の瞬間を衆目に晒してしまった。そして一気に事件として注目を集めてしまった。
ここも潮時かもしれない。
そう考えた私は、召喚元の世界と連絡を取り、別の地方都市へと引っ越す事にした。
◇ ◇ ◇ ◇
1週間後、私は金沢駅からほど近いビルの地下1階に、占い屋をオープンさせた。
ここでは年齢を偽る化粧をしなかったから、見た目はそのまま60代だ。
「この占い屋さんには、初めて来ました」
二十歳そこそこの可愛らしい女性だ。
「ええ、こちらでは昨日始めたばかりなんですよ。あなたが最初のお客様です」
「わあ、なんかラッキーな気がする。ここは何で占ってくれるんですか」
「タロットと手相、どちらにしましょう」
「うーん、手相はいろんなところで見てもらったから、タロットにしようかな」
「どんなことを占いましょうか?」
「それはもちろん恋愛かなあ」
「じゃあ、あなたの生年月日をまず教えてくれるかな」
「はあい」
こんな感じで初日のお客さんを気持ちよく接客して送り出したところで、占いとは縁もゆかりもなさそうな中年男性の来訪を受けた。
「すいませんね、ちょっと訊ねたいんだが、ここは新しい占い屋だと聞いてきたんだが、占い師はあんたひとりかい?」
「そうですよ」
「ここに来る前はどこにいたんだ」
「何だってそんなことを聞くのかね。お客じゃないなら帰っておくれよ。せっかく初めてのお客人を占って幸先の良いスタートを切ったところなんだよ。良い運を引きちぎらないでくれないか。それとも、何か占って欲しいのかな」
「いや、悪い。人を探しているんだ。占い師仲間で、80代のベテランを知らないか?」
「他の情報は?」
「先日まで、仙台市にいた」
「ふーん。それを知るのがあんたの仕事かい」
「そうだ」
「じゃあ、それに答えてあんたの仕事に協力したら、私の仕事、占いをやらせてくれるかい。もちろん仕事だから有料で」
男は返事に詰まった。
「いや、それは」
「じゃあ、帰っておくれよ。後ろに次のお客さんが並んでるだろ、営業妨害するつもりかい」
「そんなつもりはない。区切りになるまで、ここで待っているから、話を聞かせてくれないか」
「いや、無理。そんな80代の占い師の知り合いはいないよ。だいたい、いかついオッサンがいるだけでお客が逃げるから、どこか離れたところにいてくれないか」
男は渋々といった体で、また駅までの道を戻っていった。
夜中の12時に店を閉め、いつもなら駅に向かうのだが、今日はあのいかつい男に捉まりたくなかったので、店の中に立て籠もった。休憩室があるから寝泊りもできる。
非常食のカップ麺をすすって、歯磨きをして、ソファに横たわると同時に揺り起こされた。
「なんだよ、今寝たところなのに」
目を開けると案の定、先代の召喚士がにやりと笑いながら立っていた。
「ようこそ」
意味ありげなウィンクを寄越した。年齢不詳のウィンクは怖い。そう心の中で思っただけなのに舌打ちをされた。そしてまたにやにやと笑っている。
「何?」
「何って、念願だったろう?」
「何が、誰の」
「ここがどこだか分かるかい」
「どこって、新しく開いた占い屋のバックヤードでしょ。寝かせてよ、1日働くと疲れるんだから」
「あーあ、耄碌したくないねえ。よく見てごらんよ。寝たのは、そのソファだったかい? 第一この部屋の広さに気づかないとか、うかつにも程があるだろう」
眠気を押しやって周りを見回すと、自分がソファにいるという以外、何もかもが違っていた。
「驚きすぎて声も出ないのかい。イヒヒヒヒ」
「その笑い、魔女みたいだからやめた方がいいですよ」
「うるさいね、笑い方ぐらい好きにさせとくれよ」
「で、ここは、まさか」
「そうだよ。あんたが20年前に来たくてたまらなかった、こちらの世界」
「召喚したの?」
「ああ」
「なんで、今さら」
「あっちに未練があるかい」
「いや、知り合いも、友人もいないから、未練はないけど」
「ないけど?」
「こっちに焦がれた気持ちも、最早ないかな」
「まあ、そうか」
「それに、こっちに今から生活基盤を作るのは厳しいよ。もう還暦過ぎたし。向こうで払っていた国民年金やら、積み立てNISAやら、あれこれがチャラになってしまうじゃない? どうしてくれるの?」
「現実的だな。夢見る頃は過ぎたか」
「生きて行かないといけないんで」
「大丈夫。あんたは、この国の召喚事業に深く関わって、20年もの間、人材を見極めてくれた。それに対する支払いをまとめてするし、こちらの年金を受け取ることもできるようにしてあるよ」
「本当に?」
「ああ」
「だけど、ここで生活するノウハウがない」
「それも心配いらないよ。あんたが送り込んできた人間たちが中心になって作った、日本人街があるよ。覚えのある顔もいるだろう。その中に家を用意したから、あんたさえ決断したら、この世界の住人になれる。さあ、どうする?」
「いや、そんな、急過ぎて。それが嬉しいことなのか、判断がつかないよ。焦って決めるとそのうち後悔しそうだし」
「だよな。いいよ、ゆっくり考えて。しばらく住んでみてから決めてもいい。日本の方も、戻ればそのまま暮らせるように維持しておくから」
先代からの話が、私に都合が良すぎて怖い。
「なんで突然、そんなことになったんですか」
「言ってしまえば、この召喚事業が打ち切りになったんだよ」
「へ?」
「あまりにこちらに招きすぎて飽和状態だ。街を形成するくらいに増えたんだ。日本にいた頃の顔見知りも出始めた。日本に戻ることは叶わないまでも、日本の常識をこちらに持ち込もうとする勢力が力を持ち始めた。数は力になるからな。招いて便利に使っておいて、と言われるとこちらも強くは出られない。こちらの社会を守るためにも、これ以上の召喚は害の方が多くなるとの判断だ」
「確かに、最近は希望者が増え続けてましたね。認められることも多かった。だから、私の召喚士の仕事も終わりっていうわけですか」
「そうだ。日本では占い師だけで生計を立てていくのは難しいのではないか。召喚士としての報酬はもう出せないし、占い屋として借りてるテナント料も出してやるわけにいかなくなるからな」
「それでこちらに招いてくれたと」
「そういうことだ。しつこい刑事も来ていただろう?」
「そうなんだよ、だから店で寝ようとしてたんだ」
「だから、お前が、最後の召喚者だ。ここで暮らすか?」
「そうですね。魔法がある世界が、どんなか分からなくて不安だけど、たくさんの人を送り出してきた張本人として、頑張ってみようかな」
こうして私は、20年越しの希望を叶えてもらうことになり、魔法のある世界の日本人街で暮らすことになった。近所には、いつかどこかで会ったなあという顔があちこちにあって、『召喚屋さん』とか『占い屋さん』と呼んでもらって、孤独を感じることもなかった。
もう還暦、というより、まだ還暦を少し過ぎたところだ。隠居生活にはまだ早い。新しいことを覚えて、第二の人生、というか第三の人生を楽しむことにしようと思った。
いつもの短編より説明が多くて読みにくかったかもしれませんが、最後まで読んでくださってありがとうございました。
一人一人に焦点を当てて連載にしようかと思っていましたが、すっごくつまらなくなったので、ザックリ削除して短編にまとめました。