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ダンジョンのお酒はメグミハント産で出来ている?

累計PV490,000PV突破です。

ありがとうございますm(_ _)m

嬉しいです(^o^)

(れん)、何やらかした!?」


(あおい)が帰宅するなり、そんなことを言う。


「えっ?何?」


私、なんかやらかした?


「選択のドロップがレベル2になったぞ!?」


えっ?蒼も?

私だけじゃなくて?


「ホントに!?私だけじゃなかったの!?」


私は、12面全部の花スライムと味スライムを倒したこと。


そのときに6階層のスライムを8割以上倒したらしいこと。


その特典として、選択のドロップのレベル2が贈られたこと。


などを蒼に説明した。


なんでデッカいため息を吐くのかな?

止めてもらっていいかな?


「全滅させるつもりだったのか?」


いや、そんなつもりはないけど。


「魔法を撃ちまくりたかっただけだけど?」

「偽メグミハントの件でか?」


私が頷くと、


「いきなりナビィから、

偽メグミハントっぽい情報が大量に流れて来て、

驚きながら対処してるところに、

レベル2の報せが響いて何事かと思ったぞ」


ナビィ、ホントにちゃんと調べて、蒼に情報を報告したんだね。


「でもなんで、蒼の選択のドロップもレベルアップしたんだろう?」

「なんでだろうな?もしかして一緒に贈られたスキルだからとかじゃないか?」


その可能性はあるかもね?

って言うか、他に思いつかないよね。


あっ、そうだ。


「6階層に花スライムと味スライム以外にもスライムがいたんだよ、いや現れたんだよ、かな?」

「どういうことだ?」


ナビィがダンジョンネットワークに潜る前に、

味スライム倒したらマップ確認してって言い残して行ったこと。


マップを確認したら、今までなかった池みたいなものが現れたこと。


確認に行って、鑑定したら〔酒スライムの泉〕だったこと。


そこまで話したら、蒼が、


「酒スライム!?」


やっぱりそこに食いつくよね。


「そう、酒スライム。

鑑定したら泉の中のスライムには、

攻撃が出来ないって鑑定結果だったから、

出て来るの待ってたら、

ナビィが戻って来て、

上にいるって教えてくれたのよ」

「上?」

「そう、私より2メートルくらい上空に浮かんでた」

「で、それも倒して来たのか?」


頷くと、


「ドロップは?酒か?」


そうなるわよね。

私もそう思ったもん。

確かにお酒だったから、正解なんだけどね。


「まだドロップしてないよ。リストはお酒だけだったけど」

「なら、なんでドロップさせなかったんだ?」

「なんかね、攻撃した属性でドロップするお酒の種類が違ったの」

「んっ?」


この説明だと意味がわかんないよね。


「アイスバレットで倒したものは、純米大吟醸だった」


「はっ?」


蒼の眉間にシワがよった。


「ダークバレットだと、焼酎で、

サンダーバレットだと、ビールだった…」


わかってくれるかな?


「属性が違うと酒が違うって、そういうことかよ」


「そう、それでね。

選択のドロップのレベル2なんだけど、

それぞれのリストをさらに開くことが出来て、

辛口とか甘口とか選べるようになってた」


「マジか」


マジなんだよねぇ。


「しかも1ドロップ分が50本単位だったの。

レベル1で同じのが50出るのかわからなかったし、

レベル2で選ぶにしても相談してからの方がいいかと思って…」


あ、ビールは100本だったけど…。


蒼は、


「あー、なるほど」


と、唸っている。


「酒は何種類リストにあるんだ?」

「レベル1でってこと?」

「もちろん」


えーと?


「10種類かな?」

「10!?日本酒と焼酎とビールだけじゃないのか?」

「日本酒が8分類されてる」


純米大吟醸、純米吟醸、特別純米、純米、大吟醸、吟醸、特別本醸造、本醸造、焼酎、ビールの10種類だと説明すると、蒼の眼鏡がきらりと光った。


「ドロップ数は複数あるのか?」

「あるよ。少ないので3で、多いので6かな」

「なら、レベル1で1つずつ10種類ドロップさせてみないか?」


500本超えになるけど?

インベントリに入れておけばいいからってこと?


「わかった」


まずは、純米大吟醸。

同じものが50本だったね。

サイズは果実酒と同じくらいだね。

300mlくらいだと思う。


鑑定してみたよ。


「やっぱりメグミハント米で作ってあるみたいね」

「ホントだ。絶対旨いだろ、これ」


これをレベル2で出したら、違う日本酒が出るのかな?


日本酒は、すべてメグミハント米だったわよ。


焼酎もメグミハント米で、出来てたわ。


で、ビールよ。

メグミハント産の大麦らしいんだけど。

どこに大麦あるのかな?


あれ?もしかして、

花スライムの魔力回復パンセットも、

メグミハント産の小麦だったりするのかな?


「蒼はどう思う?」


聞いてみたら、


「あー、ありえるな。確認しなかったもんな。パンの原材料まで…」


ここの小麦で、出来たパンなら美味しいに決まってるし、そりゃ魔力も回復するよね。


「思ったんだけど、野営道具とか調理器具とかも【選択のドロップ】レベル2で、リスト開けるんじゃないかな?」


開いたら、欲しいものだけ選択してドロップ出来るよね?


「開けるな。これはいいな!レトルトを温める魔導具は、大量に欲しいところだったんだよ」


あー、そうか。

レトルトは大量にドロップ出来るからねぇ。

家でなら、レンチンで大丈夫だろうけど、

ダンジョン内で食べるなら、温めるための道具必要だもんね。


レベル2、使えそうね!


私の方も、調理器具のリスト展開できたよ。

寸胴鍋はいくつかあってもいいよねぇ。


すごい食べる人がいるからねぇ。

お読みいただきありがとうございます!

もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m

トーヤのテンションがあがります(笑)


感想、誤字脱字報告もありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
酒粕、あったらいいのに…… 昔、大吟醸(白鹿)の酒粕を頂いた時、とりあえず味見として、粕汁と蒸しパンにして食べたら、一瞬意識が飛んじゃう美味しさだったんですよ。 魔道具のホームベーカリーで、酒粕食…
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