ダンジョン産のハチミツ
累計PV350,000PV突破です。
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嬉しいです(^o^)
いつものように5階層から6階層に移動したところで頭に流れて来た。
『メグミハントダンジョン6階層初回入場特典が贈られます』
『魔導具【錬金釜】が贈られました』
はっ!?
錬金釜持ってるけど?
なんで2つ目の錬金釜!?
ちゃら〜ん!
『魔導具作成専用の錬金釜です。
前回のはポーション専用にしてください』
なるほど?
なんか違うってこと?
考えてたら、蒼にも特典が贈られていた。
『メグミハントダンジョン6階層初回入場特典が冴木蒼に贈られます』
『スキル【ステータス】が冴木蒼に贈られました』
あっ、そうか。
蒼はステータス持ってなかったんだっけ。
「ステータスですか、蓮は持ってる?」
「持ってるよ、ダンジョン課のよりはかなり詳しいよ?」
ステータスって呟いた蒼が、目を見開いた。
「えっ!?経験値も見られるのか!?」
最初な表示されてなかったけどねぇ。
蒼って、レベル40を超えてるから、
レベルアップのための必要経験値って、
私の比ではないのでは!?
聞くのは怖いから止めておこう…いや、聞いた方がいい気がする。
「蒼、質問なんだけど」
「どうした?」
「蒼って、レベル40超えてるんだよね?」
「そうだな、41だな」
それがどうかしたか?って言われた。
「あのさ、レベル42になるためには、経験値どのくらい必要なのかなって」
「あー、10万だな」
10万!?
少なくない!?
なんで私はレベル12になるために8000万近い経験値が必要なの?
レベルアップするのに、必要経験値も人によって違うの!?
私が特別弱いからとかじゃないよね?
魔導具で手抜きするってバレてたのかしら?
なんでよ。
出来るならやるでしょ?
魔物の倒した時の経験値も違ったりするの?
だって、レベル×経験値倍増倍率×階層だったら10万なんてすぐじゃない?
「10万…あとでスライムを倒して、スライムの経験値どのくらいか確認しよう?」
「そうだな、本当にスライムのレベルが経験値なのか確認してみよう」
私には必要経験値を聞かないでね。
答えられないからっ!!
はぁ…、ってため息ついて思い出した。
「あっ、そうだ。マザーに報告があるんだけど」
ちゃら〜ん!
『なんですか?』
私は、蒼と視線を合わせて頷くと、蒼が言った。
「マザー、私、冴木蒼は緑川蓮さんと結婚することになりました。
これからもよろしくお願いします」
ちゃら〜ん!
『本当ですか?おめでとう!良かったね、蓮。マザーは嬉しいです』
なんかすごい喜んでくれてるけど。
「ありがとう、マザー」
ちゃら〜ん!
『蒼、蓮のこと頼みましたよ。泣かせないでくださいね』
「もちろんです。全力で護ります」
ちゃら〜ん!
『その言葉、しかと聞きましたからね』
『いずれ結婚祝いに何か用意しましょう。
楽しみにしていて下さいね』
またなんかすごいスキルとかもらえちゃったりして?
なんちゃってね。
「あっ、蒼。忘れてたんだけどね」
「大量の魔石は、昨日預かったけど?」
そうじゃなくて!
「私のダンジョンナビゲーションってさ、喋るんだよね」
「はっ!?」
やっぱり他の人のは喋らないのかな?
直接話した方がわかりやすいかな?
「ナビィ」
『はい、マスター!それからマスターの旦那様!
こんにちは、ボクはダンジョンナビゲーションのナビィです』
「えっ!?ダンジョンナビゲーション?ほんとに?」
蒼が驚いてる。
「やっぱりダンジョンナビゲーションって、会話しないの?」
「しないからな?」
やっぱりそうなんだ?
「ナビィ?は、なんで話せるんだ?」
『わかりません、初めから話せました』
そうね、第一声が名前を付けろだったもんね。
ちゃら〜ん!
『それはマザーが説明しましょう。
蓮の疑問や質問に対応させるために、
会話出来るように設定しました』
あっ、そうなんだ?
その割にはポンコツなんだけど…?
まぁ、いいんだけどね。
「他のダンジョンナビゲーションも、その設定にする事は可能なんでしょうか?」
ちゃら〜ん!
『可否を問われれば、可能です。
でも蓮以外のダンジョンナビゲーションに設定するつもりはありませんよ』
「承知しました」
ってことは、やっぱりナビィしか喋らないわけだよね?
まぁ、ナビィが喋るならいいか。
さて、気持ちも新たに、6階層へ行ってみようじゃないの?
どんな感じかな?
階段降りたら、花畑でした。
えっ!?
花畑!?
マップ起動。
広さは他の階層と同じくらいね。
その広さ全部が花畑!?
鑑定
養蜂の花畑
養蜂なの!?
養蜂してハチミツ用意してくれるの!?
私、スライム倒したら、ドロップにハチミツ出るんだと思ってたんだけど?
違ったわ。
あっ!デカい蜂!?
すっごいたくさんいる。
デカいとなんだろう?
もふもふしてるね?
たぶん30センチくらいあるね?
ちょっと可愛いね。
鑑定
ハニービー(非討伐対象)
養蜂のための蜂
花畑の住人
攻撃しない限り、襲われる事はない
「蒼、養蜂だって」
「俺も鑑定した。
非討伐対象のハニービーが養蜂…」
「すごいよね!」
「俺は、ドロップリストに表示されると思ってたぞ」
「私も」
ちゃら〜ん!
『それだと、面白くないじゃないですか』
えっ!?
面白いとか、面白くないとか、そんな理由なの!?
「マザー、ハチミツはどうやったらもらえるの?」
またどこかに魔力を流すの?
ちゃら〜ん!
『ちょっと待ってくださいね?今、呼びますから』
呼ぶ!?
誰を?
ブブブブブって、羽音!?
どこから聞こえてくるの!?
「蓮、あそこを見て」
蒼の指した方向を見ると、
ハニービーより更にデカい蜂さんがいたよ!
「えっ!?」
鑑定
クイーンビー(非討伐対象)
花畑の女王
ハニービーたちの保護者
蓮の契約獣(予定)
契約獣って何?
ちゃら〜ん!
『蓮、あの子に名前を付けてあげて下さい』
名前?
クイーンの名前?
エリザベス?
ビクトリア?
なんか違うわね。
なんか堅苦しいわね。
もっと可愛い名前がいいな。
だって、クイーン可愛いのよ。
50センチくらいありそうだけど、なんかめっちゃ可愛いのよ。
アリス!
可愛くないかな?
「クイーンの名前、アリスってどうかな?」
クイーンが光った。
えっ!?
なんで光ったの!?
あっ、鑑定!
鑑定
クイーンビー(非討伐対象)
アリス
花畑の女王
ハニービーたちの保護者
蓮の契約獣
名前が増えたのと、契約獣の(予定)が消えた。
『マスター。可愛らしいお名前をありがとうございます』
えっ!?
何?
『念話です、マスター』
念話って、前にナビィも使ってたよね?
私も使えるのかな?
『アリスなの?』
『はい、マスター』
あっ、繋がった。
意思疎通出来るってこと?
すごーい!
『メグミハントダンジョン初テイム特典が贈られます』
『スキル【青の手】が贈られました』
「青の手!?って何?蒼、わかる?」
「突然、どうした?」
あっ、蒼には聞こえてないんだった。
「初テイム特典で青の手をもらったの」
「初テイム特典!?」
私が頷くと、蒼は、
「緑の手は聞いたことはあるけど、青の手は聞いたことがないな」
青以外にもあるの?
「緑の手?」
「緑の手は、植物とかを育てるのが得意な人とかだったと思う」
それなら、青の手は?
「マザー教えて?」
ちゃら〜ん!
『青の手は、手先の器用な人に使われることが多いですよ』
んっ?
ってことは?
「私、手先の器用さを手に入れたの?」
ちゃら〜ん!
『そういうことになりますね。錬金頑張って下さいね』
錬金に器用さが必要なのかな?
楽しみだね。
肝心のハチミツだけど、
私がアリスに魔力を渡すと、
ハニービーにも魔力が流れるんだって。
アリスとハニービーはパスが繋がってるんだって。
そしたら、ハチミツ貰えるみたい。
なんか蜂の巣からひとつ抜き出したみたいな6角柱の容れ物に入ったハチミツを渡されたわよ。
直径20センチくらいの大きさよ。
重かったからそのままインベントリにしまったわよ。
もし売るなら、ハチミツを入れる器は用意して欲しいってことだったわ。
瓶とかでいいのかしらね?
そのうち考えよう。
蒼とも相談だね。
お読みいただきありがとうございます!
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トーヤのテンションがあがります(笑)
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