ダンジョンはお腹空くけどね
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今日の夕飯は、蒼のリクエストのカレーライスです。
簡単でありがたいけどね。
ただものすごい大量生産だけどねぇ。
辛口をご希望ですよ。
私も辛口派だけどね。
普通のおうちカレーが食べたいってことだったので、
シンプルにジャガイモ、ニンジン、タマネギ、豚肉です。
ルーは市販のを2種類混ぜるのが緑川家流です。
これだけじゃ絶対足りない人がいるので、
トンカツとかエビフライとかイカリングとか揚げたよ。
あとインベントリからカキフライも追加。
足りるかな?
カレーは半寸胴鍋に作りました。
ご飯は5合炊きました。
好きなだけおかわりしてくださいな。
私はカレーライスの時は牛乳飲んじゃうんだけど、蒼は何がいいかな?
「蒼ー?カレーライス出来たよー?飲み物は何にする?」
麦茶?ウーロン茶?水?炭酸水?トマトジュースとかオレンジジュースもあるけど。
「牛乳ってまだあるかな?」
えっ!?
私は持ってる自分のコップを見つめてしまった。
「蓮も牛乳なんだ?」
「うん、うちは水代わりに牛乳だったから」
ご飯に牛乳っ!?ってずっと言われてきたから、
まさか蒼が牛乳って言うとは思わなかったな。
「なんか蓮も牛乳で嬉しいな」
それは私も同じかな。
「牛乳あるよ?牛乳でいいの?」
「うん。カレーライスには牛乳なんだよな。みんな嫌な顔するんだけど」
わかるー。
別にご飯に牛乳でもよくない?
だって、カレーのお店に行ったら、
ラッシーとか出て来るじゃない?って反論したことあるんだよね、以前に。
そしたら、あれはナンだから良いって言われたことあるんだけど、
なんか納得いかないかなーって、ずっと思ってる。
「ちょっと待ってね、牛乳とコップ持ってくるね」
蒼はカレーライス限定なのかな?
5合炊いたご飯と半寸胴鍋のカレーと揚げ物は、見事になくなりました。
やっぱりいつもは足りなかったんじゃない?
「お腹いっぱいになった?」
ちょっとこれでも足りないんじゃないかと疑ってるんだけど。
「うーん、8分目?」
まだ入るってこと?
「まだ食べるなら、うな重とか海鮮丼とか出すけど?」
「あー、ひとつずつください」
ホントに食べるんだ?
私はうな重と海鮮丼をひとつずつ蒼の前に置いた。
嬉しそうに食べるね。
こうなるとやっぱりさ、茜さんたち足りなかったよね。
「蒼?茜さんたちにお米とか定期的に渡すのは難しいのかな?」
「兄貴や天音は、都内にいるからいいけどな。姉貴はな…」
浅葱さんと天音さんは、蒼がインベントリに入れて持っていってくれたら解決するもんね。
茜さんかー。
北海道なんだもんねぇ。
ちょっと来るってわけにもいかないしねぇ。
「マジックバッグがもっと普及してたら、その中に入れて小包で送れるのにね」
マジックバッグ作れるけど、私が持ってるのもあやしすぎるしなぁ。
「でも姉貴は、米のためなら月一とかで来そうだけどな」
いやいや、お米重たいよ?
「もしかして、茜さんもインベントリとか持ってる?」
「いや、インベントリは俺だけだな」
そうなんだ。
んっ?インベントリは?
"は"って言った?
インベントリじゃないものならあるの!?
「他になにかインベントリみたいなものがあるの!?」
「よく今の言い回しで気づいたな?
そう、姉貴と兄貴と天音は、
アイテムボックスって言うのを持ってるんだよ」
「アイテムボックス?」
蒼は頷いてから、教えてくれた。
「収納は無限じゃなくて容量が決まってて、
あの人たちは家1軒分くらい入るらしい。
時間停止もなくて、でも時間の流れがかなりゆっくりらしい」
「そうなんだ?そんなのもあるんだね。
でも知ってたら昨日もっとお米を蒼に渡しておいたのに」
むーってしてみたら、
「それはごめん。俺もあんなに米に食いつくとは思ってなかったんだよ。
渡したのなんて1回か2回かだったから」
そうなんだ?
「もしかして、ナビアプリで買ってたんじゃ?」
値段知ってたし…
「その可能性はあるな。メグミハントの米は美味いからなぁ」
それは同意しかないけど。
「アイテムボックスがあれば、お米も野菜も果物も色々渡せたんじゃ!?」
「ただじゃ受けとらねぇぞ?あの人たち」
「ダンジョン課の買取価格はナビアプリの売値よりは安いんだよね?」
「そうじゃないと蓮の税金とか、ダンジョン課の手数料とか出ないだろ?」
いやまぁ、そうだろうけど。
でもさ、買取価格でも結構貰ってるって感覚なんだよね、私。
ナビアプリの直接売買で茜さんたちから渡されたお米代を登録したら、
1万円くらい引かれるのがわかったけど。
別にそれで問題ないしねぇ。
「そういえばさ、ダンジョン所有者の人ってナビアプリでお米買ったりするんでしょ?
どうやってやりとりしてるの?
個人でやりとりしてる人もいるんだよね?」
わざわざ取りに行くわけでも渡しに行くわけでもないよね?
毎回発送とかするの?
「あっ、気づいちゃった?
実はこのタブレットって謎仕様でさ。
取引が成立した時だけモノが送れるんだよ」
はっ!?何それ?
教えてよ!
そんなことが出来るなら、
マジックバッグもアイテムボックスも関係ないじゃない!
「それはダンジョン課との取引だけ?」
「いや、全取引だな」
それなら使えるよね?
でも関係者だけにしたいよね。
「個人の売買って、売る先の指定みたいなの出来ないの?
茜さんと浅葱さんと天音さんだけとかに。
そしたらお米とかやりとり出来るよね?」
「なるほど?明日にでもダンジョン課で確認しておく。
確かにそれが出来れば姉貴たちは嬉しいだろうな」
そうよね?
「野菜も果物も食べてもらえるもんね」
「調べて出来そうなら枠用意しておく。
売るリストとかはそれから考えようぜ?」
「うん、ありがとう。よろしくね」
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