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ダンジョン談議 1

累計PV290,000PV突破です。

リアクション5,700突破です。

ありがとうございますm(_ _)m

嬉しいです(^o^)

「「母さん腹減った」」


(なごむ)くんと(すぐる)くんの訴えに時計を見て驚いた。

とっくに13時は過ぎていた。

それはお腹も空くよね。


「結婚式の話に夢中になりすぎて、お昼作る時間なくなっちゃったわ」


と、杏花(きょうか)さん。


「なら何か出前取りましょうよ?」


と、(あかね)さん。

それなら、あれでよくない?


(あおい)、あれ出したらどうかな?」


蒼のインベントリに、うな重と海鮮丼も牡蠣セットも入れてある。


みんな蒼のインベントリのことは知っていると聞いていたので、

蒼のインベントリに移してきたのだ。


「そうだな」

「なぁに?なにかあるの?」


杏花さんが聞いてきたので、頷く。

蒼がインベントリから、うな重人数分、海鮮丼人数分、牡蠣セット人数分をテーブルに並べた。

えっ?みんなそんなに食べるの?


「これは、どうしたんだ?」


浅葱(あさぎ)さんが目を見張ってる。


(れん)のダンジョンでドロップしたヤツ」


蒼は私を見て、なっ?と同意を求めてきたので、頷いた。


実際のところ、どこまで話して良いのか悩みどころではあるんだけれど。

このくらいなら大丈夫かな?


和くんと優くんのお腹が良い音で鳴ったので、先に食べることにした。

話はまた後でってことで。


「「いただきます」」


私は生牡蠣から手をつけた。

うーん、やっぱり美味しい!

ドロップしておいて正解だったね。

焼き牡蠣も美味しい。

あーフライも言うことないわよ。


「「うまーい!」」


双子くんの声が揃った。

良かった。


「「おかわりー」」


えっ?もう食べたの?


うな重を?

海鮮丼を?

牡蠣セットを?


えっ!?全部食べ終わってるの!?

私、まだ牡蠣しか食べてないのに!?


「蓮ちゃん、おかわり大丈夫かしら?」


杏花さんに聞かれたので、


「蒼、まだ入ってる?」


入ってるのはわかってるけど、確認してみる。


「大丈夫。出して良いのか?」

「もちろん」


蒼は双子にどれだ?と聞いているが、全部と返事が返ってきた。

そんなに食べられるの!?


あー、そうか。

この子達も小さい頃からダンジョンに潜ってるから、魔力多いんだね?

それはお腹空くよね。

なるほど、納得したわ。


みんなのお腹が満足するまで、

蒼のインベントリから、

うな重やら海鮮丼が何度も取り出された。


私は牡蠣とうな重だけで満腹よ。


茜さんと杏花さんの胃袋はどうなってるの!?

2回おかわりしたのは、見てたわ。

あの細い身体のどこにあんなに入るの!?


男性陣の食欲もすごかった。

って言うか、蒼?

そんなに食べるなら、いつも足りないんじゃないの!?

ちゃんと言って?

目を逸らすのは止めてくれるかな?



「あー、おいしかったわねー」


満足そうに笑う茜さんと杏花さん。


「で、蓮ちゃんのダンジョンって、メグミハントじゃない!?」


えっ!?

お茶吹き出すところだったわ。

なんでバレた!?

私は蒼を見ると、蒼はふるふると首を横に振る。


蒼が言ったわけではない。

それなら、どうしてだろう?


「やっぱりかー!うな重とか海鮮丼のご飯が、メグミハント米と同じ味がしたもんな」


天音(あまね)さんの指摘に、他のみんなが頷いてる。

そこ!?

それでバレるの!?

毎日食べてるから気にしてなかった。


って、もしかしてみんなもメグミハントのお米食べてるの?


「蒼がメグミハントダンジョンの担当なんだろうなってことは、薄々気づいてはいたんだがな」


浅葱さんが言う。


「そうね、たまにお米くれたりしてたものね」


杏花さんも言う。


「だよな、ナビアプリで全然手に入らないのにさー」


天音さんまで言う。

蒼?

とりあえず目を逸らすのを止めようか?


「ごめん、蓮にもらった米、みんなに渡してた。俺自炊しないから」


あー、そうだったね。


「そうです。うちのダンジョンはメグミハントダンジョンです」


「蓮のダンジョンがメグミハントってことは、絶対に内緒にしてくれ。

メグミハントは非公開だし他人に解放することは絶対にしないダンジョンだ。

バレるとマズイんだ」


「お願いします」


私も頭を下げる。


「わかった。お前らも絶対口にするなよ」


全員が頷いてくれた。

良かった。


「蓮ちゃんのところは、どんな魔物がでるの?」


茜さんが聞いてくる。

蒼を見ると頷いていたので、


「うちは、今のところスライムだけです」

「スライム!?」

「あのぷよぷよしたスライム?」

「はい、そのスライムです」

「えっ!?スライムからお米ドロップするの!?」


あー、そう思うよねぇ。

どうしよう?

蒼を見ると、


「それも秘密にしなきゃいけない要因のひとつなんだよ」

「それなら言わなくていいぞ。知ってる人間は少ない方がいいからな」


浅葱さんがそう言ってくれたので、

余計なことは言わない方向で落ち着いた。

申し訳ないです。

お読みいただきありがとうございます!

もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m

トーヤのテンションがあがります(笑)


感想、誤字脱字報告もありがとうございます。

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