ダンジョンの仕様について相談します
累計PV190,000PV突破です。
リアクション3,500突破です。
ありがとうございますm(_ _)m
嬉しいです(^o^)
しまったー。
ポーションの比率調整が楽しくてやりすぎたー。
錬金は楽しくて止め時が難しいな。
ものすごい時間溶けてたんだけど?
明日、月曜日だった。
ってか、もうすぐ今日じゃないのよ。
早く寝ないと1週間ツライじゃない。
でも納得のいく薬草量の少ないマナポーション(50%)を作ることが出来たよ。
これは冴木さんに見せる予定。
経験値5倍の魔導具は、
アンクレットの魔法陣を複写スキルでコピペするつもりだけど、
魔導具にする媒体がない。
明日、100円ショップで何か調達してこよう。
ただあんまり量が作れないんだよね。
魔法陣コピペの錬金で2万くらい魔力消費するんだもん。
もし買取してもらえるなら、
その時にその辺も考慮してもらおう。
とりあえず今日もヒールポーション飲んで、もう寝よう。
寝る前に飲んでるヒールポーションのおかげで、
毎朝すっきりさわやかに、
目覚めることが出来ている。
すごいわ、ヒールポーション。
なくてはならない必需品だわ。
なくならないから大丈夫!
だって作れるから!!
なんとか乗り切った月曜日。
帰宅後に相談事がある旨の連絡を冴木さんに入れた。
いつでもいいので時間のある時にと添えて。
そしたら、今からでもよければスキル【移動距離ゼロ】で行きますと言われた。
うち限定で、転移みたいなやつ使えるんだっけ?
早い方がいいかな?と思ってお願いしたら、
ホントにすぐ来ましたよ。
スキル【移動距離ゼロ】すごいね。
いつものように茶の間に座ってもらって気づいた。
しまった。
晩ご飯の時間じゃない?
今日は何も用意してないんだよねぇ。
「冴木さん、夕飯食べられましたか?」
「あ、いえ。まだです」
だよね。
私もまだだもん。
「ドロップ品になっちゃいますが、
うな重か海鮮丼を食べませんか?」
「よろしいのですか?」
「もちろんです。どちらにします?それとも両方?」
冴木さんは、ちょっと視線を彷徨わせた後に、
「両方いただいても大丈夫ですか?」
もちろんです、と頷きながらインベントリから、
うな重と海鮮丼を取り出して、冴木さんの前に置いた。
私はうな重にしよう。
「温かいお茶でいいですか?」
冴木さんが頷いたのを見てから、お茶と割り箸を渡した。
「「いただきます」」
美味しいご飯の前では、相談事は後回しだよ。
んー、美味しい!
「相談事があるんでしたよね?」
そうだった。
うな重が美味しくて、すっかり忘れてたわ。
「絶対に秘密の案件なのですが、大丈夫ですか?」
「マジックバッグ製作者よりもですか?」
比べ物にならないよね?
「比ではないです」
冴木さんは目を見開いて、
「そんな大事ですか?」
「はい、漏れるとかなりマズイです」
「わかりました。口が裂けても話さないことを誓います」
たぶん聞いたら、誓わなくても言わない、言えないとは思うんだけど。
それは私の感覚なのかな?
「お願いします」
私はうちのダンジョンのことを話し始めた。
始まりのダンジョンが、うちのダンジョンであること。
他のダンジョンの最深部にあるのは、コアだけれど、
うちのダンジョンにはマザーコアがあること。
すべてのダンジョンは、うちのダンジョンから派生していること。
マザーだから他のダンジョンと違うこと。
マザーと意思疎通が出来ること。
川と海の階層での収穫の方法にマザーが迷っていて、
現在あんな感じになっていること。
どうするのがいいか案を求められていること。
そこまで話して、冴木さんを見たら固まっていた。
だよね。
私もどうしたらいいかわかんないから、巻き込ませて下さいね?
「緑川さん…こんな重要なこと私に話してよかったのですか!?」
冴木さんだから話したんですけどね?
「マザーには確認をとってありますよ?
私が話して大丈夫だと思ったならいいって、
口止めだけはキッチリしてね!とは言われてますけど」
「確かにこれは最重要機密案件ですね。
わかりました墓場まで持って行きます」
そこまで?
うん、そこまでなのかも。
「ありがとうございます」
「始まりのダンジョンとおっしゃってましたが、
最近ですよね?ここのダンジョンが発生したのは」
あっ、説明するの忘れてた。
「なんかダンジョン課が機能するまで、
表面化するのを待ってたみたいです」
私が楽するために…ってのは言わなくていいよね?
「なるほど。
確かに去年あたりからやっとですが、
全国のダンジョン課の体制も整って、
なんとか機能し始めてましたからね」
そうなんだ?
全国にダンジョン課あるんだ?
じゃないと地方の人困るか。
全国に視察チームがあるって言ってたもんね。
ダンジョンブレイクを防いでもらったんだった。
冴木さんは、なるほどなるほどと1人納得している。
「そう言えば先ほど川と海の階層の話されてましたよね?」
「あっはい。野菜とか果物みたいにまとめておいておくのもどうなんだろう?ってマザーも思ったみたいです」
ウナギとか箱に入れられて、置いとかれても困るよね。
「確かにそうですね」
「私は海の家が面白かったので、
あんな感じでお持ち帰り用のタッチパネルみたいなものがあればどうかな?って思ったんですけど。
エビ100匹を100箱とか、
魚介類30種類を100箱とか選択して、
魔力流してあげたらどうかなって?」
必要な魔力が、どのくらいになるか見当もつかないけど。
「なるほど。
お米も野菜も果物も、もらってばかりでしたしね。
川と海で魔力をお返しするのもありですね。
それなら私も魔力を流すこと出来そうですしね」
えっ?
それだと冴木さんは、魔力の使い損なのでは?
だってさ?
「冴木さんが、魔力を流しても私の収穫?収入?になってしまうのでは?」
「それで問題ありませんよ?私にも1%入ってきますので」
ホントにいいのかなぁ?
「なんかいつもすみません」
今度、冴木さんに経験値5倍の魔導具渡そう。
うん、そうしよう。
なんかいつも身につけられるもので作ろう。
「お気になさらず」
「冴木さん、ダンジョンに入ってマザーと話して行きませんか?」
「よろしいのですか?ぜひお願いしたいです」
「マザー!」
ちゃら〜ん!
『蓮、今日は1人じゃないのですね?』
「冴木さんにマザーが全部のダンジョンのマザーだって話をしたよ」
ちゃら〜ん!
『わかりました。蒼、マザーです。よろしくお願いします』
「冴木蒼です。よろしくお願いします。マザー」
なんか変な気分になるね。
マザーのことは、今まで私しか知らなかったのにね。
そのマザーと冴木さんが話してる。
しかもなんか熱心に話してるね?
あー、川と海の階層についてか。
なんかいい感じにお願いします。
ダンジョンから茶の間に戻って、思い出したよね。
「冴木さん、これ見てください!」
私はマナポーション(50%)を座卓に置いた。
「出来たんですか!?」
鑑定したのかな?
「はい、ドロップしたマナポーションから解析して作りました」
あえて50%ですけども。
「素晴らしいです!」
「ただものすごくマズイです。
そして50%ですが意味合いが不明です」
本当に美味しくなかった。
なんとか味の改良をしたい。
100%のポーションも、
味をなんとかしないと飲むのツライんだよぉ。
ヒールポーションはなんとか調整出来たのに、
マナポーションはダメだった。
何でだろう?
「不明とは?」
「えーと、たとえば魔力総量が1,000だったとして、
200まで減りました。
この50%のマナポーションを飲んだら、
500になるのか?700になるのか?みたいな?」
自分で飲んで試す気にはならなかったのよ。
舐めただけで泣きそうになったから。
「では、私が試してみてもよろしいですか?」
えっ?
「泣くほどマズイですよ?」
「ポーションとはそういうものです」
えー、そうなの!?
ヒールポーションは飲めるよ?
あれは味調整したから?
でもドロップしたのも飲めたよね?
冴木さん、マナポーション飲むって言ってるけど、魔力使ってなくない?
「魔力減ってないのでは?」
「あっ、先ほど魔力増幅の塔で、
魔力流してきたので半分以下ですよ?」
「いつの間に!?」
って言うか、魔力増幅の塔の事は、話してなかったと思うんだけど…
マザーに聞いた?
「緑川さんがマザーと話している時ですね。
今までずっとあの塔に魔力を流してたんですね?」
ずっと?ではないよね?
「たまに、ですよ?」
「なので、マナポーション飲んでみても?」
なので!?
どこからの、なにからの "なので" なの?
ホントに飲むの?
「いいですけど、ホントーーーーーーに、美味しくないですよ」
「そこまでですか?」
私は無言で頷いた。
「1度飲むと言ったからには飲みます」
冴木さんは一気に飲み干してしまった。
大丈夫なの?
ちょっと顔色悪くない?
あっお水!
「冴木さん、お水どうぞ」
コップを手渡すと、冴木さんは水も一気に飲み干した。
「すごい味でした」
「だから言ったじゃないですか!!」
「でもすごいですよ。
さっきの例えだと700の方ですね。
魔力総量の半分がプラスされて戻りました」
おー!そっちだったか!
って、なんで総量の半分が増えたってわかったの?
ステータス持ってないんだよね?
あっ、鑑定?
そっか、鑑定もらってたもんね。
それで、わかったのかな?
それなら需要はありそうだけど、味がねぇ。
「味の改良を頑張りますね」
「それは切実にお願いします」
だからマズイって言ったのに。
でも、実験してくれてありがとう。
「これまだあります?査定に出しましょう?」
「マズイのにですか?」
「それでも欲しがる人はいますよ」
いるの!?
とりあえず冴木さんに2本預けてみることにした。
ホントに味はなんとかしないとね。
お読みいただきありがとうございます!
もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m
トーヤのテンションがあがります(笑)
感想、誤字脱字報告もありがとうございます。