ダンジョンでストレス発散再開
リアクション2,100突破です。
ありがとうございますm(_ _)m
嬉しいです(^o^)
「4階層も行くつもりだったんですけど、冴木さんどうします?一緒に行きます?」
「ぜひ」
さすが、ダンジョンが趣味なだけあるよね。
即答だよ。
「では、もう少しお付き合いくださいね」
「こちらこそお願いします」
転移の魔導具でサクッと移動して、
何度見ても川が並んでるのには違和感がある。
「4階層は闇スライムでしたよね?」
「他はまだ見つけられてないんですよね。
闇スライムだけってことはないと思うんですけどねぇ」
闇スライムも探すの大変なんだよね。
暗視状態じゃないと探せないし。
「ぜひ違うの見つけたいですね」
冴木さん、やる気だね?
ダンジョン収入になるわけじゃないのに大丈夫なのかな?って聞いたら、
担当してるダンジョン所有者が買取とかオークションとかに出品すると、
買取価格の1%が冴木さんにも入るんだって。
他のダンジョン所有者の担当者は、
あまりまとまった金額が入るわけじゃないから、
複数人担当するんだって。
けど、メグミハントダンジョンは、
買取価格がデカいのとコンスタントに買取があるから、
冴木さん的にはかなりおいしいことになってるらしい。
そうなんだ。
それならよかったかな。
いつも迷惑かけてばっかりだから。
話しながら、闇スライムを倒していく。
結構数がいるね。
そんなに来てなかったっけ?
って言うか、倒したら魔石拾わなくてもインベントリに直接入るようになったよ?
「もしかして、ドロップってずっと選択出来るんですかね?」
「落ちないですもんね、ドロップ。
あとで確認しましょう」
「ですね」
とりあえず、闇スライム倒さないとね。
めっちゃいる。
ライトとかで照らしたら見えるようになったりしないのかな?
『マスター』
ビックリした、突然ナビィの声が頭に響いた。
『マスター念話です。聞いててください』
私はちょっとだけ頷いて、黙ったまま聞くことにする。
なんか見つけたんじゃないのかな?
『色スライムがいました』
色スライム?
なんじゃそりゃ?
見ないと鑑定も出来ないしねぇ。
『自分の色を変化させて擬態するスライムです』
なるほど?
カメレオンみたいに見えなくなるってことかな?
『マップで確認してみてください。3番目の川の横あたりです』
マップには、確かにそこに何かいる。
いるってわかってるなら、鑑定出来るんじゃない?
鑑定
スライム(色) レベル7
色を変えてカメレオンのように周りの景色に擬態して、隠れるように存在している
強い光を浴びると、色の調整が出来なくなるため、見つけやすくなり倒しやすい
なるほど?
「冴木さん、色スライムがいました」
「色スライム?ですか?」
「なんかカメレオンみたいに周りに擬態してるみたいです」
「それは見つけられないですね」
ホントにね。
「強い光を浴びせたら色の調整出来なくなるみたいです」
「では閃光魔法放ってみましょうか。
眩しいので目を瞑るか、
サングラスなどで目をカバーしてくださいね」
さすがにサングラス持ってないかなぁ。
あっ、ダークウォールで自分の顔囲ってしまえばよくないかな?
光属性のスライムの目潰しを防ぐみたいにして。
「撃つ前にカウント欲しいです」
「では、5.4.3.2.1.0。スパーク!」
ダークウォールで囲ってても眩しいとわかる光攻撃のあとの光景がすごかった。
あははは!
本当に!?
酔っ払ったみたいによれよれのスライムが大量に視界に映ってる。
こんなにいたの!?
「緑川さん、倒しますよ!ストレス発散するんですよね?」
そうだった!
「モンスターハウスみたいに、うじゃうじゃいますね」
「思いっきりストレス発散してくださいね」
はーい。
ライトバレットで一気に3体くらい倒せる。
そのくらいうじゃうじゃいる。
どんどん撃つよ!
ライトバレット!
ライトバレット!
ライトバレット!
今、暗視じゃないよね?
「あれ?冴木さん、闇スライムも見えてませんか?」
「見えてますね。閃光魔法で、ですかね?」
それっぽいよね。
「光に弱いってことですか?」
「そんな感じですね」
「見えてるうちに闇スライムも倒しましょう」
フラッシュショット!
ライトニングアロー!
スパークバレット!
光っぽい名前の魔法を撃ってみたよ。
闇スライムにも色スライムにも効果あったよ。
しばらく続けてたらマップで見える範囲にスライムはいなくなった。
ひと段落?
「冴木さん、お疲れ様です」
「緑川さんもお疲れ様です。結構倒したんじゃないですか?」
インベントリの魔石を確認すると、闇が83と色が64あった。
そう言ったら、冴木さんが笑った。
「私の方も闇97、色48でした。すごい数いましたね」
「ですねぇ。これも買取で大丈夫ですか?」
「もちろんですよ。で、ドロップ気になりませんか?」
「気になりますね」
ものすっごい気になる。
「ドロップ品リスト確認してみましょうか」
「ですね」
選択のドロップ起動
闇スライム
ドロップ数 83
ドロップ品リスト
アンチドートポーション
蘇生ポーション(ドロップ×100)
ウナギの蒲焼×50
色スライム
ドロップ数 64
ドロップ品リスト
美白ポーション
日焼け止めポーション
うな重×50
「あはははははは。何これ!」
「どうしました?緑川さんにも変わったものが?」
「はい、リストにウナギの蒲焼とかうな重が出ました」
何よ、ポーションとかじゃないの!?
いや、ポーションもあるけど、ウナギの蒲焼って!
食べたいけど、嬉しいけど。
あははははははは!!
「ウナギの蒲焼にうな重ですか?
私の方はアユの塩焼きとイワナの塩焼き、ヤマメの塩焼きセットが出ましたよ」
塩焼き!?
美味しそう!!
「他は何が出ましたか?」
聞かれて改めてリストを見て目を疑った。
「闇スライムのほうが、アンチドートポーション、蘇生ポーション(ドロップ×100)、ウナギの蒲焼×50になってるんですけど…冴木さんはどうですか?」
蘇生ポーションって何?
生き返るの?
「私の方にもアンチドートポーションと蘇生ポーションは出てますね。しかし蘇生ポーションとは…」
「生き返るってことですか?」
「ではないかと…」
そんなことありえるの?
「魔石足りないですけどね」
「いえ、どちらかに纏められたら、いけそうじゃないですか?もしくは次回まで貯めておくとか?」
なるほど、貯めておけばいいのか!
でも、ウナギの蒲焼食べたいよね?
「貯まった時に蘇生ポーションを選択してみます?
でも蘇生ポーション必要なのかな?
あっ、色スライムの方はどうでしたか?
私は美白ポーション、日焼け止めポーション、うな重×50でした」
「こちらは私も同じですね」
「同じなんですね。それなら、うな重ドロップして家でちょっと遅いお昼にしません?」
「いいですね」
めちゃくちゃ美味しかったことはお伝えしておきます。
お読みいただきありがとうございます!
もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m
トーヤのテンションがあがります(笑)
感想、誤字脱字報告もありがとうございます。