ダンジョン3階層の戦利品
累計PV70,000PV突破です。
ブックマーク400突破です。
リアクション1,000突破です。
ありがとうございますm(_ _)m
嬉しいです(^o^)
またダンジョン課に呼ばれました。
お米はいつも通り1袋3,000円で150袋。
野菜も1箱5,000円で100箱。
こんな金額でも、ナビアプリではすぐ完売になるのだそうだ。
売値はもうちょい高いみたいよ？
聞いてないから知らないけど。
お米も同じく、即完売なんだって。
「買えたらラッキーなんですよ」
って、冴木さんが笑ってた。
果物にも魔力がたくさん含まれていたみたい。
どれも美味しかったので、
これも売り切れ必至なんだそうだ。
で、野菜と同じく1箱5,000円で大丈夫か確認された。
全然大丈夫だよね。
なので、果物も1箱5,000円で100箱。
魔石はスライムのレベルが上がると、
魔石に含まれる魔力も増えるのだそうだ。
しかも属性あり。
1個4,500円でお願いしたいと言われた。
毎度のことながら、
「高過ぎませんか！？」
と、ツッコミは入れさせてもらう。
だって、1個だよ？
他のところのスライムの魔石って、1個100円なんだよ？
違いすぎるじゃない！？って言ったら、
魔石自体の性能が違いすぎる、と返された。
そうは言っても、ねぇ？
で、問題なのはポーションだと言われた。
「ハイヒールポーションは、
以前オークションでの落札価格からの買取価格として、
80万の値がついていますが、
我々はあれでは安過ぎるとの見解で意見が一致してます」
はっ！？イヤイヤイヤイヤ80万だよ？
安くないよね？
「問題ないですよね！？
80万でも安いっておかしくないですか？」
そんなに高いと怖いからっ！
「ハイヒールポーション自体の出品が、
初だったこともありまして、
ガンが治ると言う鑑定結果も、半信半疑で
捉えられていたようなのです」
まぁ、それはわかる気はするけど。
いきなり登場したポーションで、
ガンが治るって言われてもねぇ？
それは、本当かよ！？ってなるよね。
「そのため、オークションでも、思ったほど金額が
上がりませんでした」
あれで金額が上がらなかったと？
「どの程度のガンが治るのか、本当に治るのかが、
不明のまま行われたオークションだったのですが、
落札された方から、早期のガンは寛解したとの知らせがありました」
本当に治ったんだ！？
すごい！
「ただ、末期のガンが治るのかは不明でした。
今回まとまった本数を買取りさせていただけましたので、ステージ毎に飲んでいただきました」
確認してくれたんだ？
「事後報告になってしまい、申し訳ありません」
あー、まだ預けてあるって段階だったよね。
まぁ、連絡もらっても「どうぞ」って言っただろうけど。
連絡してくれた方が、トラブルにはならないんじゃないの？
「もし今後も確認が必要なら、事前に連絡もらえたらとは思います」
「申し訳ありませんでした」
「それで、治ったのですか？」
「はい、末期の方も5本で寛解しました」
すごい！
効果が出たから、価格上げるってこと？
ダンジョン所有者にガンの人いないでしょ？
いたとしても少数じゃないの？
これからもドロップさせる必要あるの？
「世の中のガン患者さんの手に、
渡るわけでもないんですよね？」
「いえ、本数が確保出来るなら、
国立の病院には卸していく話が、進んでいます」
えっ！？
私、責任重大？
ちょっと面倒くさいんですけど？
「なので、効果も確認済みですし、
国が絡むので80万ではなく
1,000万で買取させてもらいます。
本当は1,000万でも安いとは思うのですが…
申し訳ありません」
はっ！？1,000万！？
安い！？
なんの冗談かな！？
高すぎでしょ！？
ちょっと、ねぇ！？
えっ？決定？
いやでもさ？
反論しようとしたら、次にいかれちゃったよ。
「エクストラヒールポーションですが、
千切れた手足もくっつくとか、
臓器も修復されるとか性能がすごいので、
こちらも1,000万でお願いします」
「いやだから、高すぎですよね？」
「いえ、ダンジョンで魔物の攻撃で失明していた人に飲んでもらいました。
すると、視力が戻ったのです。
それから、味覚障害の方にも使用していただきました。
味覚が戻りました。
肝硬変の方にも試していただきました。
正常な肝臓に戻ったとのことです。
なので、こちらも本当は1,000万では安いのですが…
1,000万でお願いしたいです」
そういうのにも、効果あるの！？
需要はあるってこと？
頷くしかなかったよね。
いや、でも高すぎるよね？
「あのー、追加で買取お願いしようと思ってたんですけど、大丈夫ですか？」
「どのくらいですか？」
「魔石10個ずつとポーション10本ずつなんですけど」
すごい金額になっちゃわない？
なっちゃうわよね？
「ハイヒールポーションとエクストラヒールポーションですよね？」
「はい」
「大丈夫です！そのくらいの本数ならいつでも！」
えっ！？マジですか？
冴木さんを見たら、頷いていたので本当に大丈夫なようだ。
私、本当に老後安泰なのでは？
だって今日だけで、2億は軽く超えちゃうくらいのダンジョン収入になるんじゃない？
すごくない？
帰宅してからマジックバッグのことを思い出したのよね。
最大値のマジックバッグ1個と、
以前作成した、20畳サイズのマジックバッグを10個作成していた。
20畳の方は2日に分けて作ったんだよ。
だって、魔力を一気に使うのは結構つらかったからねぇ。
冴木さんにマジックバッグの件を伝えるついでに、
魔力を回復させるポーションとかないのか聞いてみたが、
今のところドロップはしていないそうだ。
なら、自作するしかないのかなぁ？
「緑川さん、マジックバッグは容量どのくらいのが出来ましたか？」
「まだ微妙でしたよ。200坪でした。
冴木さんの持ってるマジックバッグの方が、かなり大きいですよね？」
「まぁ、あのマジックバッグは破格サイズなので、他のと桁違いなんですよ」
そうなんだ？
あれ特別なのか。
「以前のサイズの20倍くらいの容量になったんですよね？」
「たぶん、そうだと思います」
「それがひとつと、20畳サイズが10個あるんですね？」
「はい、足りないです？」
「いえ、一旦これで問題ないです。
気が向いたら作っておいてもらえると、ありがたいですけどね。
月に3個が限界ですって感じにしておきますので、
またオークションにかけることになると思いますので、
よろしくお願いします」
なるほど？
それなら、とりあえず3ヶ月は今の分で足りるってことね。
その間にまた追加で作ればいいってことね。
「了解しました。で、200坪のはどうしますか？」
「国で、と言うか、ダンジョン課で購入させていただけないでしょうか？」
あー、都庁ダンジョン攻略に欲しいって言ってたよね、そう言えば。
「もちろん、大丈夫ですよ？」
「ありがとうございます。価格については課で話し合ってからでも大丈夫でしょうか？」
「はい、大丈夫です」
ダンジョン課には、って言うか、
冴木さんにはお世話になりっぱなしだしね。
いくらでも問題ないよね。
後日、本来は4億とかなのでしょうが、
なかなかにそれは厳しいので、
2億でお願いできませんか？と言われて、
倒れそうになったのは、別の話よね。
お読みいただきありがとうございます！
もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m
トーヤのテンションがあがります(笑)
感想、誤字脱字報告もありがとうございます。
