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ダンジョン攻略に必要なの?

累計PV60,000PV突破です。

リアクション800突破です。

ありがとうございますm(_ _)m

嬉しいです(^o^)

冴木(さえき)さん、3階層は果物でした」


いきなりそんな感じで、報告してみた。


「いいですね、果物!また種類もたくさんですか?」


さすがに慣れてくるよね。


「正解です。季節ガン無視の果物たくさんです。買取大丈夫です?」

「もちろんです!」


と、冴木さんは頷いている。


「もしかして魔物は…スライム?」

「光属性と聖属性でした。魔石綺麗ですよ、見ます?」

「お願いします」


私は、冴木さんの前に魔石を出して見せた。


「キラキラの方が光属性で、白っぽいのが聖属性の魔石です」

「キレイな魔石ですね。お預かりしても?」


もちろん。

私が持ってても仕方ないもんね。


「どうぞ」

「ありがとうございます。で、ドロップ品は?」


あー知りたいですか?

そうですよね。


「光属性のスライムからは、ハイヒールポーションが、

聖属性のスライムからは、エクストラヒールポーションが出ました」


私は1本ずつ座卓に並べた。


「ハイヒールポーションとエクストラヒールポーション!?!?」


私は頷いた。

私だってビックリしたんだもん。

冴木さんにも、存分に驚いてもらわないとねぇ?


「鑑定しても?」


ぜひ、鑑定して確認して下さいな。


「ハイヒールポーションは以前出たものと同じですね。

エクストラヒールポーションは千切れた手足もくっつくとは…」

「すごいですよねぇ」

「すごすぎますよ。メグミハントダンジョンは本当にすごいです」


うん、それはホントにそう思う。

さすがマザーだよね。

このダンジョンは死守しなきゃダメなんだ。

だから、絶対に他人は入れない。


でも他のダンジョンがブレイクするのも困るから、魔導具なんとかしなくちゃね。



「3階層いきます?」

「行きたいですけど、またなんか貰えちゃいます?」


あー。


「たぶん?」


悩んでる。

冴木さんめっちゃ悩んでる。

そこまで悩まなくてもいいのでは?


以前、冴木さんに確認した事がある。


他に担当してるダンジョン所有者いないんですか?

めっちゃ私にかかりきりなのでは?


と、聞いてみたんだよね。

そしたら、他の人は担当してないと言われた。


元々担当を持つ予定はなかったんだって。


ギフトの件とかでうちのダンジョン特殊かも知れないって、

ダンジョンネットワークが繋がった時に判断されて、

上役である冴木さんが担当になったらしい。


案の定、特殊なダンジョンだったので、他に任せなくて良かったと、

冴木さんがホッとしていたのが印象に残っている。


「冴木さんは私の担当なので、最後まで付き合ってください」


貰えるものは貰っておきましょう?


「あー、はい。そうですね…では3階層行きましょう」



『メグミハントダンジョン3階層初回入場特典が冴木蒼に贈られます』

『スキル【並列思考】が冴木蒼に贈られました』



やっぱり特典あったね。

並列思考?


「冴木さん、それってどんなスキルですか?」

「別々のことを同時に考えたり処理出来たりするみたいです。

これは仕事に役立ちます!

とても良いスキルをもらいました。

ありがとうございます!」


いや、私にお礼言われても、私が渡してるわけではないですよ?

あっ、ますます仕事が趣味になってしまうのでは!?

私は曖昧に笑っておく。


「3階層もすごいですね!素晴らしい果物の畑と樹ですね」

「ですよねー」


マップには、また収穫倉庫が示されている。

もう作ってくれたんだ?

ありがとう!

3階層の塔の場所もマークしておいてね!


「あの倉庫って野菜と同じでしょうか?」


冴木さんが指さしたのは、収穫倉庫だ。


「たぶん、同じでしょうね」


2人で倉庫を覗いて驚いた。

マザーの気遣いが凄い。

野菜を各種1個ずつ箱詰めして売り出した話を覚えていたんだね。

果物も同じ仕様でまとめてくれている。

100箱積んであるっぽい。


「メグミハントダンジョンは本当にすごいですね」


そしてまた、私と冴木さん用に別で詰め合わせが置いてあった。



ありがとうマザー!

念じてみる。


ちゃら〜ん!

『どういたしまして』


あっ、返事きた。

あとで塔に魔力流すね!


「冴木さん?果物も野菜もお米も、全部マジックバッグに入ります?」

「全然大丈夫ですよ」


それなら良かった。


「あっそうだ、緑川(みどりかわ)さん。魔力かなり増えましたよね?」

「そうですね」


倍率100倍なので、すごい増えてますよ?

内緒ですけども。


「増えてからマジックバッグ作ってみました?」

「いえ、作ってないです」


なんで?

別のことにも魔力使いたいからねぇ。


「1度、どのくらいの容量のマジックバッグが出来るか確認してもらえませんか?」


えっ?なんか必要ある?

首を傾げると、


「実は、もっと容量の大きなマジックバッグはオーダー出来ないのか?とか、マジックバッグはもうないのか?とか問い合わせが多くありまして」


えっ?

あんなに高いのに?

まだ欲しい人たくさんいるの!?


「オーダーとか受ける気はないですけど」


マジックバッグ作ってばっかりとかイヤだし。

気が向いた時に作るくらいならまだしもねぇ?


「ですよね…」


冴木さんが困った顔をしてる。


「もしかして、断りにくいところから問い合わせとか来てるんですか?」

「と言うか、都庁ダンジョンの攻略チームからなんですけどね。物資や素材の運搬に時間と労力がかかり過ぎて、攻略が進まないんですよ。けど、マジックバッグがあれば食料も大量に持っていけるし、素材も持って帰って来れると…」


あー、なるほど。

でも時間停止ないとあんま意味ないのでは?

荷物入るだけでも違うのかな?


今の所、スライムしか出て来ないうちのダンジョンとは違うよね。


「都庁ダンジョンは大きいダンジョンなんでしたっけ?」

「隠密で魔物に見つからないように、先行している専任者は40階層まで行っているみたいです。討伐はしてないですけどね。どの階層にどんな魔物がいて、階段がこの辺りだ!みたいなやり取りだけはあるようです」


そんなことができるんだ?


「その人はマジックバッグを持ってるんですか?」

「持っているはずですが、私は会った事がないので」


そうなんだ?

先行してる人と、どうやって連絡取ってるのか気になるところではあるけど。

なんか魔導具とか使ってそう?

あっ、タブレットで連絡出来るのかな?

それなら、納得だね。


「ではそのうち、マジックバッグ作ってみますね、気が向いた時にですけど」


それでいいなら、だけどね。


「お願いします」


ちょっとホッとした冴木さんは、スライムを何体か倒して、ハイヒールポーションとエクストラヒールポーションがドロップすることを確認していた。


冴木さんが倒しても私の経験値にはならないけど、

私の収入にはなるんだよね。


2階層で野菜も収納して、

1階層でお米も収納して、

冴木さんはダンジョン課へと戻って行った。



今の魔力でのマジックバッグの最大値かー。

100円ショップの巾着袋は、まだいくつかあるからやってみる?


この間作った時は魔力1,000くらいで20畳くらいの容量だったでしょ?

あれから魔力総量は20倍以上に増えてるよね。


容量も20倍以上になる?


やってみないとわかんないか。

よしやってみよう。


錬金!


うわー、魔力一気に総量近く使うとダルくなるのね。

魔力回復、1分に1じゃ焼け石に水ね。

どかんと回復する方法ないのかな?



鑑定

巾着袋[マジックバッグ]

200坪(400畳)ほどの容量。

25メートルプール2個分ほど。



微妙?

いや、20倍にはなってるけど。

これなら冴木さんの持ってるマジックバッグの方が、倍も容量あるよね。

あれを作った人の魔力が、すごく多いんだろうな。


私は容量もだけど、時間停止も付けたいんだよね。

レベルが足りないって言われてるのは、

私のレベルなのか、

錬金術や錬金釜のレベルなのか?


錬金術のレベルを上げるには、錬金術使いまくるしかないのかな?

ポーション作って、マジックバッグも作るか。


スライム倒しつつ、魔力も増やしたい。

やりたいことが多すぎる。

魔力が増えた後でも、20畳サイズのマジックバッグが作れるかの検証もしてみないとダメだよね。

お読みいただきありがとうございます!

もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m

トーヤのテンションがあがります(笑)


誤字脱字報告もありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
色んな地雷が見えるんですけど華麗にスルーして穏やかで優しい世界 これからも頑張って下さい 応援しています
読んでて楽しくてワクワクしますぅ。 
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