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ようこそ!ダンジョンへ!  作者: トーヤ


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110/143

ダンジョン9階層はどんなところ?

累計PV680,000PV突破です。

ブックマーク1,400突破です。

リアクション12,500突破です。

ありがとうございますm(_ _)m

嬉しいです(^o^)

(あおい)?ショップのオープン前に9階層行ってみない?」


ショップオープンしちゃったら、バタバタしてなかなか来られないかもしれないし。


「おっ、いいね。この間は結局覗いただけだったしな」

「次は何スライムかな?」


もうここまで来たら、うちのダンジョンはスライムだけでしょう!?

スライムダンジョンでしょ!?

他の魔物は非討伐対象だしね?


「想像がつかないな。あとお願いがあるんだが」


お願い?

また無茶振りじゃないでしょうね?


「何?」

「米とか野菜とか買取を増やせないか打診されてんだ」

「ダンジョン課から?」


蒼は、頷いて、


「ダンジョンに関わる人が増えただろ?

元々人気で競争倍率高かったのに、さらにゲット出来る確率が下がったもんだから、なんとかならないのかって、問い合わせがすごいんだ」


えっ!?

そんなことになってたの?

自分の分は、買取分とは別だから気にした事がなかったわ。


「でも、私がなんとか出来るわけでもないの知ってるよね?」

「わかってる、だからマザーに聞いてみてもいいか?」


あっ、なるほど。

マザーにお願いすればなんとかなるかも?


「うん、聞いてみよう」



ダンジョンに入ってすぐに、マザーを呼んでみる。


「マザー」


ちゃら〜ん!

(れん)、蒼。珍しいですね、1階層で』


あー、確かに。


「マザーにお願いって言うか、聞きたいことがあるんだけど」


ちゃら〜ん!

『どんなことですか?』


私は蒼を見ると、蒼が、


「マザー、ダンジョン課からの打診なのですが、お米や野菜などの買取の量を増やすことは可能ですか?」


ちゃら〜ん!

『足りないのですか?』


「ダンジョンの発生が増えているので、ダンジョン所有者も増えていて、ここの食べ物は人気すぎて手に入らない状態です」


美味しいもんね。

一度食べたら何度でも食べたいよね。


ちゃら〜ん!

『なるほど…。魔力があれば収穫回数を増やすことは可能です』


魔力かー。

私の魔力は、今ほとんどポーションの錬金と魔導具作成で使っちゃってるしな。


「俺の魔力じゃ足りないですよね?」


ちゃら〜ん!

『そうですね、蒼の魔力を毎日もらっても、月に1回分の収穫を増やせるかどうかと言うところですね』


そうなんだ!?

そんなに魔力が必要なんだ?


大量の魔力かぁ。

…?

今、魔力って飽和状態になってるのるよね?

それ使えないの?


「マザー、富士山から流れてくる魔力は使えないのかな?」


「あっ!」


蒼が口を開けて固まってる。


ちゃら〜ん!

『!!!蓮!ナイスアイデアです!

富士山からの魔力で収穫回数を増やせば、ダンジョン発生率も下がります!

一石二鳥どころではありませんよ!!!』


おっ?

ダンジョン発生率も下がると?


「余ってるなら使えないかな?と思っただけだったんだけどね」


「蓮、お手柄だ!」


蒼にわしゃわしゃと頭を撫でられた。

ちょっと、恥ずかしいからやめてくれませんかーー!?


ちゃら〜ん!

『今は、収穫は月に2回でしたか?』


えっ!?マザー?

私のこの惨状はスルーなの!?

えぇー!?


「そうですね、2回かたまに3回ほどですね」


って、蒼もスルーなの!?


ちゃら〜ん!

『では、3日に1度に調整しましょう。しばらくはガンガンに富士山の魔力を使用します』


3日に1度!?

私のことは、お構いなしで話が進んでいく。


「蒼、収穫大丈夫?負担にならない?」

「大丈夫だろ?うちのダンジョンだしな」


それならいいけど。


ふふふ。

うちのダンジョンだって。

ちゃんと家だと思ってもらえてるみたいで、嬉しいね。


ちゃら〜ん!

『では、マザーは富士山の魔力を使って調整に入ります』


「わかった、お願いね。マザー」


ちゃら〜ん!

『明後日には収穫出来るようにしておきます』


「お願いします」



「よし、9階層行くか!」

「だね」


転移で9階層まで飛ぶ。

一瞬で移動出来るのは、楽でいいよね。


「蓮、マップ起動してくれるか」

「待ってね」


マップ起動。


「蒼!ダンジョン豚だけじゃないみたい!あっちにダンジョン羊もいる!」


ラム!?

マトン!?

ジンギスカンね!!!


「マジで?ジンギスカン美味いよな!姉貴のところへ行った時にビール園で食べたぞ!あれは美味かった」


あっ、そうだ。

(あかね)さんは北海道にいるんだよね。


「あとで、ダンジョン羊の鑑定に行ってもいいかな?」

「もちろん。とりあえず収穫倉庫はあるか?」


収穫倉庫は…。

あそこにあるね。


「あれ見える?」


ちょっと遠いんだけど、マップはあれが収穫倉庫だと言っている。


「あれか?遠くないか?」

「遠いね…行ってみる?」


行くしかないよね?


「けど、スライムも倒しながら行こうぜ」


あっ、そうだった。

マップには、いるね。

って言うか、マップ使わなくてもいるのが見えるね。



鑑定

スライム(夜属性) レベル17

スライム(朝属性) レベル17

魔法攻撃したは土属性の攻撃が有効

物理攻撃は打撃が有効


はいっ!?


「蒼、夜スライムと朝スライムなんだけど」

「あれか?夜がスターサファイアみたいなスライムで、朝がスタールビーみたいなスライムか?」


そうなのよ、そんな見た目のスライムなのよ。

私は蒼に頷いてみせた。

やっぱり予想のつかない属性のスライムじゃないのよー。


「蓮、魔法撃ち込んでみたら?」

「ん?やってみる」


土属性がいいのよね?

ロックバレットで大丈夫かな?

ダメだったらアースニードルとかにしようか。


ロックバレット!


風船が割れるみたいな音がして、朝も夜も破裂した。


『メグミハントダンジョン9階層初回魔物魔法討伐特典が贈られます』

『魔導具【ポーションポアー】が贈られました』


ポーションポアー!?

何それ?

魔導具なんでしょ?

さすがにここでインベントリから取り出して鑑定するわけにもいかないわよね。


「蓮、どうした?なんかもらえたんだろ?」

「なんか魔導具もらったんだけど、どんなものか帰ってから鑑定しないとわからない」

「なんて魔導具だ?」

「ポーションポアーだって」

「…帰ってから確認するか」

「それがいいよね…」


どんな魔導具なのかな?


「じゃあ、俺も朝と夜スライムを倒してくるかな」

「あっ、物理攻撃は打撃が有効ってなってるよ」

「打撃か…切り刻むつもりだったんだがな…まっ、なんとなるか」


えっ?なんとかなるの?

地面にいるのに、殴ったり出来るの?

うそ!?

魔法使った?

風魔法でスライムのこと、浮かせたの?

浮いたところを殴ったの?

うわっ!すごい勢いで飛んでいったけど?

あっ、アースウォール!?

ぶつかって弾けたわね。

蒼ってば、器用ね。

こっちで風魔法使って、向こうでは土魔法使って…。


えっ!?

今度は、サッカーボールみたいにスライム蹴った!?

で、アースウォールにぶつけたの?

本当に器用なのね。


まぁ、そうだよね。

流星(りゅうせい)神速(しんそく)月光(げっこう)神導(しんどう)も使いこなせるんだもんね。


私も土魔法で、ちまちま倒しながら収穫倉庫に向かってるからね?

ちゃんと経験値も稼いでるからね?

収穫倉庫に着く頃には、インベントリに魔石は27個入ってたわよ?


経験値 前

8,314,757,656,865/711,374,856,192,000


27体×レベル17×9階層×経験値1億倍で、4,131,000,000,000


経験値 後

12,445,757,656,865/711,374,856,192,000


すっごい経験値なのに、全然増えた感じがしないわね。

経験値1億倍にしてるのに…。

あと700兆くらい!?

意味がわからないんだけど。

はぁぁぁぁ…。

やっぱりあと1,000倍くらいにしようかな…。



この階層の収穫倉庫は、どんなのかな?

またお肉屋さんかな?


扉を開けてみて、頷いた。

やっぱりお肉屋さんだった!

豚肉と羊肉。

両方あるじゃないの。

しかもジンギスカン用の味付けラムもある。

これは手に入れなくちゃね。

豚肉も各部位揃ってるわよ。


あー、ここもキロ単位なのね。


「大量に持って帰るのか?」

「もちろん!だって食べるでしょ?」


蒼は当たり前だろって、頷いてる。


わぁ!

豚バラブロック1キロが魔力100!?

10,000円くらい?

そっか、ブランド豚より美味しいんだっけ。

前に100グラム800円のブランド豚の豚バラブロックを見たことがあるわ。

それなら、魔力100もありね。


これで、角煮を作りたい。

絶対美味しいわよね。


「蓮、どれにするんだ?」


「豚バラブロック、豚バラスライス、ロース、肩ロース、肩、ヒレ、ハラミ、もも、レバー」


「とりあえず1キロずつでいいか?」


蒼が、魔力流して交換してくれてる。

ありがとう。

まぁ、5分の4は蒼が食べるんだけどね。


羊肉は、私が交換したわよ。


「よし、早く帰ろう?」

「んっ?ダンジョン羊を鑑定に行くんじゃなかったか?」


あっ、そうだった!


「…行きます」


忘れてたのかよって、笑われちゃったじゃないのよぉ。



ちょっと羊の牧場遠くないかな?

でも、めっちゃいるわね。



鑑定

ダンジョン羊(非討伐対象)

通常の羊の2倍の大きさ

牧場の管理小屋で毛糸が手に入る

肉はジンギスカンに最適



はっ!?

ジンギスカンに最適って…。


「蒼は鑑定した?」

「したぞ、毛糸は売れそうだな」


えっ!?そっち?


「ジンギスカンじゃなくて、毛糸?」


肉に反応しないの!?


「あぁ、前に蜘蛛の魔物からドロップした糸で出来た布が、防御力を持ってたんだよ。だから毛糸もそんなのがつくかなって思った」


なるほど?

魔物のドロップって、そんな効果があったりするんだ?


「じゃあ、管理小屋も寄らなくちゃね」

「だな」

お読みいただきありがとうございます!

もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m

トーヤのテンションがあがります(笑)


感想、誤字脱字報告もありがとうございます。

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