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新学期

四月、新しい教室。


高校三年生になった遥斗はるとは、窓際の席から校庭をぼんやりと見つめていた。


春は好きな季節だったけれど、今年は少しだけ胸がざわついている。


同じクラスに紗月さつきがいたからだ。


二年生のとき、たまたま委員会で仲良くなって帰り道や行事の準備でよく話すようになってから遥斗は紗月のことが気になっていた。


けれど春休みの間、紗月に会えないうちに距離の測り方がわからなくなってしまっていたのだ。


声をかけたい。

でも、どんな顔をすればいいのかわからない。

あの時のように声をかけて馴れ馴れしいと思われないか?


どう声をかければ自然なんだろう。


そんな思いを抱えたまま

結局声をかけることも出来ずに日々が過ぎていった。

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