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たすけて有識者! 「しのとうの名ばしくだすな」の「しのとう」ってなんですか
二段目の季重の軍勢を迎え撃つ直家の台詞ですが、原文では以下のようになっています。
君の仰せにてよもあらじ、けいぼのわざと覚へたり、それはともあれ、よはげを見せて、しのとうの名 ばしくだすなもの共… (『説経正本集 一』P.216)
さて、この「しのとう」とは何だろう。四の党? 文脈的におおよそ「俺たちの軍勢・武士団」みたいな意味かなあと思いますが、どうもわからぬです。熊谷一族が属していたという武蔵七党の一派、私市党をなんか読み間違えたとか? 無理があるか。
結局よくわからないまま今回の翻訳ではだいたいのニュアンスでふんわりと「我が一族郎党の名をおとしめるなよ、者ども」としましたが、ご存じの方がいらっしゃいましたら教えて頂けると助かります! どなたか‼