【閑話】ハロウィンイベント4
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「パンっパンっパンっ」
「これにて本日のハロウィンイベントは終了致します。これから、打ち上げ花火とモンスター達による百鬼夜行の電光パレード、並びに冒険者の皆様とモンスター達のフォークダンス、順位発表を行って行きます。
順位は。。。」
「ふー、これで、ハロウィンイベントのメインは終了である。あとは、余韻を残しつつ閉店まで頼んで貰えれば今日のイベントは大成功である。来客者数は、通常の平均と比べて約5倍となった。驚くべき、人数である。当初は、2倍〜3倍だと思ってたんだよね。」
「ウィーンさん、イベント期間中も続々とニャンスタによる投稿が増えてましたので、昼以降も続々とカップルが来てましたから。すごい人なんか、イイニヤをわずか一日で10万件ですよ。10万件。私も一度投稿でそれだけ集めてみたいものですけどね。
あっ、ミリィちゃんの代わりに公式のニャンスタは上げてたんですが、そっちは3000件止まりでしたよ。」
「ふーっ、でも大成功だったね。僕だちの企画!小咲さんどうだった?」
「すごいドキドキしましたよ。自分がメインで立てた企画に、徹夜を何日もして、デザインした、武器や防具にモンスター、ある程度客層から需要はあると見込んでましだけど、蓋を開けてみるまではどうか分かりませんでしたからね。」
僕は右手を小ちゃんの方に向けて、上げてみる。
どうすか分かったか小咲ちゃんが手をパチンと合わせてくる。
「でもやり遂げました。成功しました。アドレナリンがビンビンです。こんなに嬉しいことが世の中にあるんですね。ウィーンさん、私をここに誘ってくれてありがとうございます。」
「いえいえ、こっちこそ小咲ちゃんがいなかったら、ここまで盛大にイベント作成は出来なかったよ。こちらこそ感謝です。さっ、閉店時間も過ぎたことだし、打ち上げ会場に行きましょう!」
「はいっ」
僕は、このイベントの立役者の手を取り、打ち上げ会場である2階の雪山フロアに向かって行った。
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「では、ハロウィンイベントの大成功を祝し、かんぱーい」
「かんぱーい」
「カンッカンッカンツ」
という音が響き渡る。
温泉に入りながら、打ち上げを行う。もはやダンジョンマート金沢店の風物詩となっている。
「ウィーンさん、大変成長しましたね。まさかオーナーになって半年足らずで、この規模のイベントを大成功させるとは。」
「エリックさん、いえいえ、これもそこにいる小咲ちゃんを含め、ミリィ、天魔さん、雪那さん、でここには未成年なのでいませんけど、時渡さんに、トシ君、そして、今日応援に駆けつけてくれたオーナーの皆さんの力があってのことですよ。ホント応援に駆けつけてくれてありがとうございます」
「ウィーンちゃん。むしろお礼を言うのはこっちの方なんだよ。ここにきたら、美味しいものは食べれるし、スキーも出来てこうやって温泉まで楽しめる。あっこれは、私の欲求だったね。
えーっと、オーナーのみんなともこうやって直に会うことで情報のやりとりがスムーズになるし。それに何よりだよ、日本のダンジョンマートの台風の目玉となりつつある金沢支店のイベント、そして、金沢支店の運営の仕方を見ることは私達経営者にとっても凄く勉強になるんだよ。」
「いやいや、サクラちゃん褒め過ぎですって。まだまだ僕なんか皆さんの足元にも及びませんよ。」
「なぁ、天魔」
「なんです。ヨシさん?」
「あいつのあの発言ってなんなん?謙遜してるだけなん?」
「いえ、ウィーンさんのあの発言自体は本心こら来るものですよ。あれだけのことをしておいて、自分の評価は、オーナーの皆様の足元すらにも届いていないと本気で思ってます。むしろ、能力的には私よりも下だとまだ思っている節がありますから。」
「なんやそれ。本気なんか。嫌味にもならんな。と言うことは何か。我らオーナーは、あいつの今回作ったハロウィンイベントとよりドデカイイベントを難なく作って成功出来るっちゅーことか?」
「ええ、本気でそう思ってますよ。大変ですよね。ヨシさん、優秀な後輩がいる先輩オーナー陣は。」
「お前は、金沢支店にあるからって他人事やな。ええかげん、大阪に戻ってこいや。お前がおらんとこっちは大変なんやぞ。」
「大丈夫ですよ。ヨシさん。あいつもしっかり私の後釜にはまって来てますし。それに私も相談にちゃんと乗ってますよ。それに本当は、私がここにいた方が色々とい言ってことはヨシさんもわかってるんでしょう?今回のハロウィンイベントだって。
会議の事前にちゃんとヨシさんに根回ししてだでしょう?私が。他にも、シフト表や、経費の集計、事務処理の数々の、効率化のファイルに新人用の教育マニュアルだって大阪に回してるじゃないですか?」
「お前、金沢行ってやなやつになったわな。そや。その通りや、実際お前がおらんくなっても回るようになって来とる。ダンジョンマートにかかる人員も前より少なくても回せとる。
天魔が金沢行って、仕入れてきとる内容を大阪にフィードバックしてくれとることで、かなりの恩恵を受けとるわ。でもなわいの右腕まで育て上げたお前がおらんちゃうのは寂しいんやで。
他のやつと交代っちゅう訳には行かんやろか?」
「そこは難しいでしょうね。何が大阪支店と金沢支店で違って、どこを報告したら、良くなるなんて私じゃないとわかんないですよ。」
「まーそれもその通りやな。」
「サクラさん、衣装可愛かったですね。にゃんスタで一杯投稿上がってましたよ。」
「ふふっ、ありがとうね。小咲ちゃん。うちのスタッフでコスプレが好きな子がいて今回用に作ってくれたんだ。」
「あの魔女っ子衣装も、イベントの交換商品にして欲しいって、コメントが沢山あったんですよ。サクラさんの素材と愛らしい衣装がマッチした結果、需要が鰻真登りでしたよ。」
「でも、そういう小咲ちゃんのデザインしたハロウィン用のモンスターさんや、ミリィちゃんが来てた衣装も、好評だったじゃない。イベント終盤には、このミリィちゃんとおんなじ魔女っ子の衣装の子が沢山いたんだよ。
それに、みんながどうやってかわからないけど、ミリィちゃんとおんなじ猫耳と尻尾つけてんだよ。生き別れたミリィちゃんの姉妹が沢山いるのかと思っちゃた。」
「うわー、サクラさんにそうやなこと言われると嬉しいですね。私も最後のあの光景は圧巻でしたよ。まさかあそこまであの衣装着てくれるなんて思ってなかったでから。
あー、猫耳と尻尾は、私がデザインしたはしたんですけど、発端は私じゃないんですよね。」
「えっ、誰がしたの?ウィーンちゃん?」
「それはですね。雪那さんなんすよ。初めは、私もミリィちゃんや私みたいに可愛いもふもふの尻尾と猫耳つけたいって言ってたからですね。
一般向けのショップかハロウィン仕様にするか迷ったんで避けど、ウィーンさんが、余った端数のポイントでお手軽に買えたら、きっと楽しいんじゃないかってウィーンさんが言ってたので、今回のイベント特注で作ったんすよね。」
「あーそれで、雪那ちゃんも猫耳と尻尾つけてたんだね。」
「呼びました?」
雪那さんが雪風呂に入りながらこっちに話しかけてくる。そっちの雪風呂って冷たいから、一緒に、入る人いないんだよね。
なので、私たちは、雪風呂の隣の普通のあったかいお風呂に移動する。水着姿で、雪山を移動するので、かなり寒いので早足で行く。ちょっとお行儀が悪いけど「チャボン」
温泉の中に飛び込んだ。
「うん、小咲ちゃんと雪那さんの猫耳と尻尾がとっても人気だったよねって、話てたんだよ〜。ねー」
「ねー、あの雪那さんの一言のお陰で、イベント終盤は猫耳魔女っ子だらけでしたから。お客さんにもかなり満足頂けたようですから。」
「ふふっ、そうならよかったな。でも、私はそこまで深く考えてなかったんだよ。いつも小咲ちゃんやミリィちゃんの猫耳や尻尾のふわふわ見てて、可愛くていいなーと思ってたし。
私だけ、女性の中で猫族じゃないから、形だけでも一緒にして、もっと小咲ちゃんやミリィちゃんと仲良くなりたかったんだ。」
「そうだっんですね。雪那さん可愛です。今も、猫耳と尻尾つけてるんですね。」
「うん。これでみんなともお揃いだからね。私はみんなとも違って温かい温泉やあったかい料理が苦手だから、一緒に楽しめることはなるべく合わせて行きたいから。」
「雪那さん、私とも仲良くして下さいね。私は東京してんだけど、みんなと仲良くなりたいから。」
「ええ、こちらこそですよ。サクラさん」
「さて、そろそろ時間も時間ですし、やり残したことを、しておきましょうか。」




