表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
吸血鬼が始めるダンジョン経営 ~アトラクション化で効率的に魂採取~【祝7万PV】  作者: 近衛 愛
第1章 ダンジョンマート金沢店 オープン準備編
2/143

【001】サポートマスコットの選択

イイね、高評価、ブックマークありがとうございます。

とても嬉しいです。これからも宜しくお願い致します。

「さて、ウィーン様、中に入った後は、こちらのエレベータより、まずは最上階に移動します。」


「チン」


「着きましたね、突き当りが経営者用の制御室並びに控室となります。教育訓練でもお話しましたように、内装のレイアウトがされていない、吹き抜けのビルを購入しております。内装に関しては、制御室においてあります、こちらの装置にこのソウルキー(魂のカギ)を差し込んで起動してください。このままですと、ウィーン様以外の方でも、ダンジョンを制御できることになります。こちらでも網膜認証、指紋認証、ソウル認証を登録して頂きます。」


「この3種は人間、我々物の怪に至るまで、まったく同じものは現時点で確認出来ておりません。泥棒やよからぬやからが、一つの認証を突破することはまれにありますが、これまでかつて3つとも突破されたケースはありません。これで登録が完了しました。ダンジョンオーナーの経営が本格的に開始となります。」


「エリックさんありとうございます。仕事も出来ていなかった私が経営者なんて嘘のような気がします。これからダンジョンマート金沢支店を繁盛させて、人間のお客さんを沢山誘客できるようにします。ご指導お願いします。」


「起動の後は、早速、サポートタイプのモンスターを選定しましょう。こちらは、3タイプのモンスターから選ぶことができます。変更は出来ませんので、慎重にお選び下さい。


 1.人狼

  性別:男

  性格:オーナーに従順

   言われたことを正確に誠実に行います。

   多くのダンジョン経営者がこちら

   を選びます。

   吸血鬼の方との相性はとてもよいです。


 2.猫耳娘ねこみみむすめ

  性別:女 

  性格:お姉さんタイプで色々と体調や

   ダンジョン管理の経営に気を遣います。

   ですが、少しおっちょこちょいで、

   たまにミスが発生します。

   イレギュラーを起こして、自分には

   考え付かないことをします。

   アイデアが欲しいタイプはこちらの

   方を選びます。

  

   犬族と猫族との関係より、一般的には

   オーナー様との関係は良くないと判断

   します。


 3.サラマンダー

 性別:未定

 性格:頑張り屋さんです。

  ただし、言葉を話すことが出来ませ

  んので、動物とのコミュニケーション

  が取れる方が望ましいです。

  ちなみに一緒にいるととても癒されます。

  たまに火を口から吐くのがとても

  可愛らしいですよ。


  他のサポートタイプより、第6感が

  優れています。

  こちらを選ぶ型は非常に少ないですね。


 と3タイプあります。ウィーン様はどちらになさいますか?」


 うう~~ん。

 迷うな。エリックさんの話だと、人狼タイプが良いとういうことだが、狼男と似てるから、あまり選ぶ気にならないんだよね。城に居た時も話は通じるけど、僕のお願いは聞いてくれなかったし……苦手意識はあるからパスかな。


 となると猫耳娘か、サラマンダーなんだよね。マスコットタイプは確かに可愛くて、欲しいけど、僕は初めてのダンジョン経営になるから、あまり優著ゆうちょに冒険は出来ないな。


 となると、最後に残ったのは猫耳娘か。犬族とはたしかにあまり関係はよくはないけど、こと僕に限ってはそれも少ないんだよね。眷属の狼男と関係がよくないせいか、森に行くときは、ユキヒョウやカラネコたちが寄ってきて、首をこすりつけてくれるもんね。


 それに、僕が気付いてないことを注意してくれたり、気付かせてくれるのはありがたいんだ。ミスをされるのは困るけど、物の怪でミスしないものはほとんんどいないしね。そちらのキチンと説明してくれる、ユニコーンのエリックさんだって、たまに時間に遅れてくるから。


 失敗は誰にでもある。それを挽回ばんかいして元に戻せばいいだけだ。


 定常な作業にミスマッチな作業が生まれることで刺激が生まれ、より良いものが出来ることもある。僕の長年読んできたビジネス書の中に、そういうことは沢山書いてあった。失敗は成功の基だ。あれっ成功の母だったかな。


「よし、決めました。気遣いができて、おっちょこちょいな猫耳娘にします。」


「本当にそれでよろしいですか?後で変更する場合は、ダンジョンを初期化しないと出来なくなりますよ。」


「ええっ、大丈夫です。猫耳娘なら女性の視点でみられると思いますの。男の僕とは異なる意見が聞けるので選択しました」


「わかりました。では猫耳娘にします。」


 猫耳娘を選択し、クリックして、再確認のコマンドをOKを押した。


 すると、何もない空間から、猫耳娘が現れた。お姉さんタイプといいながらも、成人男性である僕の胸のあたりまでしか、身長がない。姉というより妹タイプの方が近い感じがする。


「ご主人よろしくにゃ~。これからよろしくなるにゃ~。あちきの名前を決めてくれにゃ~。」


 猫耳娘の名前を入力する「ミリィ」と。


「了解にゃ。あちきの名前は、ミリィだにゃ~」


「ではこれで、初期設定を完了します。ここのダンジョンは階層が多いですので、まずは1階を初心用として、レイアウトしましょう。お試しでオープンした方が宜しいでしょう。」


 僕のダンジョン設計が今始まった。

お読み頂きありがとうございます。


少しでも面白い、続きが読みたいと思いましたら、

ブックマークや評価★★★★★を付けて頂けると今後の励みになります。

ぜひ、応援お願いします。


◆◆評価は↓の広告が表示されているさらに↓◆◆

【ポイントを入れて作者を応援しよう】ってあるので、そこで★をクリックして評価できます。

あとで変更も出来るので、現状抱いている評価を入力してもらって大丈夫です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

▼この作者の別作品▼

新着投稿順

 人気順 



▼代表作▼

書籍の画像URL


小説家になろう 勝手にランキング

◆◆◆◆◆◆読了感謝します◆◆◆◆◆◆

script?guid=on
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ