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代表作 エッセイ

ココミック流 長編小説の書き方!

掲載日:2022/03/12

 皆様、ごきげんよう。


 わたくし、宇宙人のシーナ・ド・テキトーニンゲン・ココミックと申します。地球では『しいな ここみ』を名乗っております。





 さて、以前わたくしは自分の短編小説の書き方をご紹介いたしました。


『まずタイトルをつけて、それがどういう物語なのか探検しながら書く』というものでございましたわ。


 他にもたまに違った書き方もいたしますけどね。


 大抵は短編の場合は『タイトル』がまず一番に思い浮かびます。





 長編の場合はこれが違って来るのでございますわ。


 長編でまずタイトルを決め、それに合った物語を書くなんてことをしていましたら、なんだか不都合なことが色々出て来てしまいます。


 だってタイトルに『こう書け』と縛られてるような気がして、つまらないじゃないですこと?


 わたくしの場合、長編と短編ではタイトルの意味するものが変わってまいりますの。


 いわば短編のタイトルは曲名、長編のタイトルはアルバム名という感じですかしら?


 たった今、考えついたことですけど。





 短編と長編の違いって、何でしょう?


 わたくしは『キャラ』だと思っておりますわ。


 短編のキャラには名前がなくても構わない。だってそんな短い中でキャラを描けるとは思いませんもの!


 長編とはキャラを描くものだと思っております。あるいは今、そう思いつきました。


 ただ、わたくしの場合は、書き始める前にキャラ設定を掘り下げたりはいたしません。


 だって、わたくし自身が『お前はこういうやつだ!』なんて決めつけられたくないですもの。


 キャラだって人間です。人外だったとしても言葉を喋れるなら尊重されるべき、経験を積んでそれまでを生きて来たパーソナリティーです。作者といえど、勝手に決めつけてはいけません。


 ただ、ひとつだけ、必ず決めておくことがあります。


 それはキャラクターの『顔』。


 どういう人物なのかは作者にも書いて行かないとわからないのでございますが、『こういう顔だ』ということだけはしっかり把握できております。


 もっとも、それは読んでくださる方に『こういう顔を思い浮かべてほしい』ということではありませんのよ。読者様にはお好きな顔を思い浮かべてくださって欲しいです。


 作者が『ブレないために』、便宜上脳内設定している顔に過ぎないのでございます。


 それは実在する芸能人だとか創作物のキャラの場合もありますが、大抵は作者も見たこともない、非実在の顔でございます。


 そしてそのキャラを動かす時には必ずその顔を頭に描いております。


 それでいてその特徴を作中に描写したりはまったくしなかったりしております。


 髪型とか服装とか、どんな特徴なのかをまったく描かない場合が多いように思っております。


 だってそんなの、読者様のイメージの邪魔でしょう?


 自分が昔、近代ヨーロッパ文学にハマっていた頃は、ジイド様もカフカ様もドスト様も皆、そういうキャラの外見描写をされてらっしゃらないのがとても助かりました。


 好き勝手に現代的漫画キャラ的デザインをイメージして浸れていましたわ!


 ただ、まったく描かないというわけではありません。


 どんなタイプの顔で髪型がどんなでということは詳しくは描きませんけれど、これだけは描いておかねばみたいなことはございます。そういうのだけは最低1つ描いておきます。


 ただ1つの特徴でキャラを印象づけるのですわ。


『顎がしゃくれた、だらしない男』『何もかもが平均的女子』『一匹狼的美少女』『ちっちゃいセクハラジジイ』『何もできないから民に守ってあげたいと思わせる、ぽわーんとしたお姫様』あるいは『声がピンク』『目がビー玉みたいで綺麗』『唇がエロい』でもいいですわね。


 わたくしの場合、1つだけ特徴を描いて、あとは読者様に委ねますの。


 だって小説の醍醐味って、読む人が自由に想像できることだと思いませんこと?


 まぁ、わたくしの場合は『丸投げ』と言われても仕方のないレベルですけどねっ☆(ゝω・)v


 でもそのほうが情報量が少なくなりますので、読者様も覚えやすいのではなくって?





 さて、キャラさえいれば長編は勝手に動いてくれますわ。


 ただ、やっぱりテーマだとか結末に向けての伏線だとか、場面によっての雰囲気の変化とか、必要ですかしら?


 別になくてもよろしいんじゃなくって?


 だって伏線とか作ってても『なろう』では読者様に忘れられてしまいますもの!(泣)


 キャラさえ気持ちよく楽しそうに動いてくれていれば良いのだと、わたくし気づきましたの。


 逆に言えば作者が『あっ。ここ矛盾してたな』『ここの設定おかしかったじゃん』と思っても、読者様は気づきません。


 気にせず、キャラ様に楽しく遊んでもらいましょう。





 とりあえず、わたくしはキャラの顔だけはしっかり覚えておりますので、ブレません。


 そう。顔さえ覚えておけば、ブレることはありませんの。


 ここでひとつ申し上げておきます。


 だからといって「しいなの作品は作者が顔を決めてるらしいからFAとか贈ったら『こんな顔じゃない』とか機嫌悪くしそうだ」とか思われないでください。


 わたくしの中の顔はあくまでわたくしの思うキャラの顔。読者様の数だけ顔があってよろしいのですわ!


 だから、


 ほれっ!


 みんなでしいなにFAを描いてくださいましっ!


 わたくしだって、もしアンドレ・ジイド様が生きておいでなら、『狭き門』のヒロイン、アリサの顔を、少女漫画のキャラみたいに描いて送りつけたいところですのよっ!


 ホーッホッホッホ!




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― 新着の感想 ―
[一言]  私も、自作のキャラのイラストはひそかに描いたりしますね。  そして、作中の文章ではあまり容姿に言及しません。  描いてるうちに、そいつのキャラが出来上がることは多いですね。エピソードを重…
[良い点] 出だしの宇宙人紹介で「ブハッ!?」と、吹いてしまいました。面白かったです。 短編の書き方に引き続き長編作品の書き方も楽しく教えて頂いき、ありがとうございます。 〉わたくしの場合、1つだけ…
[良い点] こんにちは、『たらこくちびる毛』さまの推し作家として書かれていたので気になって参った者です。 本当に宇宙人だったんですね← 長編の肝は顔…… 心しておきます。とても勉強になりました。
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