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僕が死ぬまでの高校生活  作者: カステラ好き
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発病

4月3日、僕は高校の始業式の始まって少し後に倒れた。すぐに先生達が救急車を呼んでくれたおかげで、一命を取り留めた。そう、取り留めたんだ。なんの前触れもなく、突然発病した病気によって…医師によると、病気の名前が分からないそうだ。

腫瘍は心臓付近にあり、このまま行くと余命三ヶ月ほどだそうだ。だが、僕の体はいつもと変わらずに動く…そのことを言うと医師は驚いていた。その流れで学校に行きたいと言うと、三日間は様子を見ようということになった。

病院のご飯はあまり美味しくなく、なにか物足りない。

はやく家に帰りたいと思った。まぁ、家に帰っても誰もいないけど。

昼ご飯を食べ終わり、ものすごく暇になった。少ししてから、僕のクラスの担任だと言う先生が来て、教科書を置いて行った。それから、調子はどうだと聞かれた。正直に言ってなんともないので、

「調子は凄くいいですよ」と伝えた。すると先生は、

「急に倒れたから心配したよ」と言った。上辺だけの心のこもっていない言葉だなと感じた。

先生の顔を見たく無くなったため、僕はもう寝るからと告げ、先生を病室から追い出した。だが、全く眠たくなく、ただ時間が過ぎていくのを待っていた。

夜、美味しくない病院のご飯を食べ終わりしばらくしてから、検査をすると言われた。検査をしたが、腫瘍が動いている形跡がないということだけしか分からなかった。

余命三ヶ月って嘘じゃね?と思ったが、医師の言うことなので、一様信じている。

そんな日が三日間続き、僕は明日退院する。そして明日は僕の初めて受ける授業だ。

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