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「詩・寝ても覚めても側にいた私の分身たち」

作者: 夏希


『君へのメッセージ』


君が愛してくれるから


俺生きているんだ


何も上手くいかなくても


明日があると思えるんだ


君に愛してると言えるまで


素直になれるその日まで


俺笑ってるから


何があっても笑ってるから



『ミシン』


季節は夏


鈍くうなるエアコンが耳障りで

イライラしながらミシンを踏む


時は夜更け

ベッドカバーを仕上げてしまいたかった


あなたからの電話さえなければ


忘れたはずなのに


心地よいハスキーボイス

どこまでも軽いノリ


私はいつしか鼻歌を歌っていた



『喫煙所』


煙が立ち上る喫煙所


そこがあなたと私の出会いの場所だった


せわしなく歩くあなたは


何らかの病気を抱えていると分かったが


そんなのどうでもよかった


やがて二人は少しずつ話すようになり


喫煙所にいりびたるようになった


そして喫煙所の片隅でキスをした


ロビーにいる私に


彼は沢山のCDをプレゼントした


その洋楽たちは凄く私の胸にしみた


そして私は柴犬のジョンと一緒に


彼の家で暮らすようになった



『躁鬱病』


悪性症候群と言う怖い副作用があるらしい

今頃言ったって知らない

眠れない夜が大変で増えた薬

心の波をなだらかにするための

怪しい名前の薬

長生きはしないね

それはどうでもいいけれど

周りに迷惑だけはかけないように生きたい






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