助成金は一度取得すれば
返済する必要はない、ってのはドイツなんだそうです。どーもー、せみころーんさんですーとととととととて。
これを聞いた途端skype会議でゴウモエラーは「うわーい!うわーい!ドイツの勝利!」とか舞い上がっちゃいまして、すらあっーしゅさんは「もろたれ!ってやつ?こういうのええねー」とか言ってます。
しかし、ころーんさんは、、、
「ホールはおろか楽譜や家まで焼けてしまった75年前ならともかく、今これやったらさあ・・・、、なんかとんでもないことになりはしないか」とポテイトゥチップスそんなにあまくない中華丼味をぱくつきながら、これでいいのかみたいな顔してます。
難しいですねこれは。
アーティストは必要不可欠の存在!ってね。
かっこいいでしょう。でもねえ。
今2020年なんですよ。
ドイツが戦争でほとんどの建造物が破壊され、ワインの蔵でしか演奏会が開けない時代というのがありました。その間にもニュルンベルク裁判は粛々と行われていて、今日はこの人が処刑されたとかそんなニュースが飛び交ってました。
今のドイツは死刑禁止ですが、ナチスの幹部は例外でどんどん絞首台に送られました。ドイツの現代音楽はこういう悪い人たちを殺害している裏で進みました。
日本も同様です。
しかし、ヘルマン・グラブナーや山田耕筰のような戦犯作曲家は絞首台に送られることはありませんでした。山田は積極的に戦争を賛美したのですが、グラブナーは違います。
パウル・ヒンデミットをアメリカに追放し、ヒンデミットが座っていたポジションが空席になったため「お前そこ座っとけよ!」とどやされて、しぶしぶ座らされたのがヘルマン・グラブナーでした。
当然戦後は戦犯作曲家との差別を受けることになり、音楽活動はほとんど見られませんでした。大政翼賛会を支持した山田の場合ならともかく、グラブナーの場合はどっからどうみても強要で、ここで断ったら死が待っているためやむをえませんでした。
こういった身の振り方は時代が経ってしまうと「ほうら!いけないやつだ!」といって批判する人がいますが私はそういうのは嫌いです。
その当時に住まなければ、わからないじゃないですか。
わからないのに、適当に残された証拠から類推し、戦犯作曲家とされた人物を非難するのはやめていただきたいと思います。
話を元に戻して「アーティストは必要不可欠の存在!」とか「助成金は一度取得すれば返済不要!」ってのを見てますと、、ドイツって75年たっても本質的に変わってないんじゃないかって思うんですよねえ。
ちょっと憤ってしまいました。ころーんさん、この間買ってきたチョコドーナツとおいしいサイダー持ってきて。
、、、
こと。
むぐもぐ、、、
はい。正気になりました。まだ話は続きます。
2010年からダルムシュタット講習会の開かれるドイツの楽壇は猫も杓子もコンセプチャル作曲に乗り込み、「音楽を引用あるいは剽窃あるいは愚弄した音楽や!ざまーみろ!うわーはははは!書く事の豊かさはゴミ箱行きで、並べるだけでたのしいなあっ!」という潮流が10年続きました。
これですね
「助成金は一度取得すれば返済不要」ってのと、リンクしてませんかね?
、、でしょう?ころーんさんもほんのちょっと同意、全面的ではないって。ほう。
ホールすら戦災で焼けた時代ならともかくですね、音楽家の数が増えすぎてしまってます。
1970年代から国際音楽コンクールによる蹴落としゲームのようになって「ほら。エチュードは連荘で5曲だよ!ソナタの抜粋もだよ!」としかるねこのように振る舞っていたんです、、それが、、
2010年代から「やさしくしましょうね~あまえちゃいましょう~」とあまやかすねこに変身したかのような、てのひらくるっと劇が展開されました。
その間にわずか40年です。400年ではありません。
いったん劣化したレヴェルはもう元には絶対に戻りません。レヴェルが維持されるケースは珍しくありませんが、劣化するケースはどこの世界にもあります。
この劣化した現代社会で「助成金は一度取得すれば返済不要」ってのを覚えるのはまずすぎやしないですか?
イタリアのべリオ国際作曲コンクールの時も感じましたが、あのサンタチェチーリアは過去に2度国際作曲コンクールをつぶしてます。3度目はただでさえ多すぎる賞金も倍に膨れ上がっており、また終わりが来ないか心配です。
そもそも今イタリアは数万の死者数がCovid-19で出るのではないですか?あまりにも能天気すぎやしないかと思います。日本ならおそらく開催を中止するでしょう。
このあたりショパン国際ピアノコンクールの対応は素早く、予備選は9月です。これも、多数のアジア系のピアニストがいたから未然に対処できたのです。いなかったら今頃どうでしょうね。
ちょっと注釈をつけるべきで軽率な発言だったと感じてます。「助成金の返済は不要だが、次回以降の研鑽が求められる・・」とか。
このくらいは、、、、ほしかったですねええ、、、




