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「私は不当に逮捕された。パールハーバーだ」

これ、もしゴーンがいなかったらなろう小説のタイトルって言っても誰も驚かんよなー、って感じのせみころーんさんですーどーもーととて。


よりにもよってパールハーバーって!


これみりゃわかるように、なろう小説が腐ってるんじゃなくて、現実の人物がこのようなふるまいをしているからなろう小説がそれを丁寧に描写しているだけ、って考えます。


小説というのは、ぶっちゃけ現実問題の比喩しかやってないわけです。かつての昭和の文豪も、何の隠喩かと言われればそれは第二次世界大戦だったり、湾岸戦争だったり、はては911だったり六か国協議だったりします。こういう隠喩の神様が村上春樹です。


最近の村上の隠喩はあまり効かなくなってきたと言われますが、それもそのはずで、北朝鮮がイラン人の手を借りてノドン第1号(1993)を飛ばすのは村上の想定外だったからです。ノドンを飛ばすのは想定外だったと考えていた日本人の音楽家もゼロではありませんでした。


(注:多くの在日朝鮮人や朝鮮人音楽家はノドンを飛ばすのを知ってて知らないふりをしていたと考えられています!)


最近、そのねえ、反知性主義とか言われてますけどねえ、今の人間のほうがよっぽど理性的に動いているといわざるを得ないでしょう。


かつての人間はマンギョンボンで不正な取引をしているのを知ってて知らないふりをしていましたが、それが知性主義でしょうか?絶対違うでしょ?


おそらくは、北朝鮮の悪事が筒抜けになるのが悔しくて「反知性主義」ってのをわめいている、、これが図星でしょう。


ゴーンに「わたしは、箱からやってきた男だ」とかやってくれると会見も盛り上がったと思うんですけど、そこまでは言えなかったみたいで残念でした。


さて


今日のお題はパールハーバー。パールハーバーを主題にしたピアノソナタはありますか?ということです。これはなろうの読者でも全く知らないということはなく、何人かはご存じだと思います。2-3人は。


正解は、デンマークの作曲家兼ピアニストGunnar Johansenの「ピアノソナタ第二番・パールハーバーソナタ」です。www.mvdaily.comで昔フィナーレだけ聞けたんですが、今は著作権問題で聞けなくなってしまいました。ごめんなさい。


これ面白い曲でしたねえ。やはりJohansenは根が作曲家ですから、自作自演はそれなりに乗って弾いていたように思いました。アメリカのジャズイディオムが引用されるかと思うと、FFFで大爆撃、っていう曲でした。


これ日本で演奏するとどうなんでしょうか。すらあっーしゅさんは「ぜひやるべきや!天誅ソナタや!」っていってるんですが、、ころーんさんは「今これやろうとすると、やめてくださいって言われる世の中なんだろうかねえ、、」と神妙でした。


こういうポリコレいやですよねえ。曲はいいんだから。でも、この曲Johansenの手は大きく、左手は10度の音程がバンバンバンとか出てきてたので、アジア人は正直厳しいのかもしれません。


Johansenは日本の音楽家にはあまり知られていませんが、重大なことをやらかした音楽家です。


それは、世界で、初めてバッハの二手用鍵盤楽器作品を完全に録音した音楽家だからです。それだけでは飽き足らず、オルガン作品の一部もムーア・デュプレックス・ダブルキーボード・グランドピアノ(舌がつかれますねこの名称)を用いて録音するなど話題になりました。


なんとこれはLPでリリース、当然全部合わせると数十枚になります。


この数十枚が所蔵された棚をですね、、せみころーんさんのおとおさんとおかあさんは、見たって言ってるんですよね。どこでだよ、、、


当然リリースから数十年たってるので、誰も聴く人もおらずボロボロ、、でもしっかり全曲そろっていたというのです。


やはり、国際的業績なのでオンラインにしてすべて復刻するべきだという意見もありますが、遺族そのほかが差し止めているという話でした。


今日、Youtubeでぽちっていただきたいのは、べたネタですがGunnar Johnasen plays Bach-Busoni Chaconneです。


ぽち。


彼はブゾーニ - ペトリ - ヨハンセンと続く直系の演奏家です。そこに何人か日本人が続いてほしかったのですが、それは果たせませんでした。ペトリ直系といわれると納得のいく充実した演奏です。


あれ?これって連弾ピアノ?と思われる方がいると思いますが、ムーア・デュプレックス・ダブルキーボード・グランドピアノにはオクターブ増強ペダルというものが中央にあり、これを踏むと一粒で二度おいしい音色に早変わりというわけです。


残念ながらムーア・デュプレックス・ダブルキーボード・グランドピアノは絶えてしまいました。スタインウェイも過去に一台だけ作り、現代に一台だけよみがえらせましたが、ほとんど追従者がおらず、ほろんだ楽器といってよいようです。

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