いちいちこんなこと言うほどのもんでもないでしょう。ほんと敏感ですねえ。。
って感じでいまさっきベーグルではなくていちごドーナツとポテイトゥチップスしおあじを食べ終えたばかりのころころころーっところーんさんです。
とととててて、ってのはロードランナーみたいで恥ずかしいので、ころころころーっとです。
えー、ちょっと古い話題ですが、、
わたしのほんのちょっと向こうでニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータをピコピコピピとやってるせみころーんさんは「世間って、ほんといちいちこんなことくらいで騒ぐようになったのかいっ!」と立腹でした。
あ、まちがえました。ほんのちょっと立腹でした。あんまり怒ってないようです。
えーとですね。
一か月ほど前にですね、国際パデレフスキピアノコンクール2019とかいうのがあったんですね。
そしたらですねえ、
めっちゃめちゃうまいSergey Belyavskyさんがまさかの入選どまりで、ほかの人が3人通るのはおかしーい!とかいうあれです。
それを聞きまして、Xさんは「いったん決めた後で釈明するなよ、、、」とあきれ顔。ララモエラーは「いくらなんでもだめーっ!審査やり直し」って怒ってて、すらあっーしゅさんはいつもの調子で「あほうやっ!あほうが審査しとるんや!」とえらいことに。
でも、クラシックミニファミコンをプレイしているせみころーんさんは、あんまり怒ってませんでした。くおてしょんさんも「にゃーん」と澄ました顔でした。いっつもskype会議はぐぎぎぎぎとかひどい表情の人もいますが、今回はそれほどでもなかったみたいです。
なんででしょう?
「こいつブゾーニ国際2019でもちょっと精彩欠いてたし、どんな凄腕ピアニストでもうっかりミスってのはあるし、本選には入ってるんだから大問題ってことはないあーまたミスっちゃったあ昔のゲームって難しいな」ですって。
そのですねえ、Sergeyさんがどのくらいうまいかといいますと、ブダペスト国際ピアノコンクールで第二位受賞及び聴衆賞を取っちゃうレヴェルです。その時の優勝は阪田さん。
結構着実に獲ってる人です。
それが、平入選で、何の変哲もない人が三人受賞ってのはおかしいっ!ってのが大問題になったという話でした。
よくあることですが、今回のこれはさらに輪をかけており、かつて第6位まで表彰していたコンクールだったので、余計ひどいという顛末でした。
べつにい、ころーんさんは賞金はゼロでも4とか5とか6とか順位を出しちゃっても問題がないと思うのですが、うーんん、、ヨーロッパでは縁起が悪い数字だとかいうので、ワンツースリーってのに変えるコンクールが増えました。少子高齢化なので、クライバーン国際からじゃんじゃんと順位の切り捨てが行われております。
まだ浜松は第6位を出すみたいですが、もうこれが少数派で、クリーブランド、クライバーン、リーズ、パデレフスキ、UNISAはもうやめてしまいました。イトゥルビはまだ出してますね。
パデレフスキでSergeyさんはどうだったかなーとおもって、もう一回Youtubeをぽちることにしました。
ぽち。
じーーーーー。
なーるほどなあ。
共演のオーケストラ、のってないですね。ここら辺からしてどうかなと思いました。
これ聴き終わって、これで平の入選だってのはちょっとかわいそうで、第3位同着ってのが本来の順位だったんだろうと思います。
審査員の評決にも一理あり、本選のラフマニノフはやはり根負けで、鳴らしきれてない。第3楽章もいまいちスピード感に乏しく、減点になっちゃったんだろうと思います。
でもこのテクスチュアの明晰さは心に迫るものがあり、ニュータイプのピアニストであるという印象は残りましたっ!
でーですね、無事受賞されました3人の話です。
これが、あの浜松国際の前哨戦といわれたパデレフスキ国際の姿かと思うと寂しいです。ゆとり教育かと思うほどの覇気のなさ。中村紘子さんが亡くなられてからだれが審査員になるかでもめたのだと思います。この感じだとお、、仙台レヴェルよりもだめでしょうねえ。。。
こんなんで受賞なので、おそらくはお怒りの聴衆が集い、クレームが殺到したのだと思います。
わたしは、クレームがつくのは良いことだと思ってます。今まで一切こういうクレームがつくことなどなく、審査員は胡坐をかいてにこにこしていたのですから、天誅が下るのは当たり前だという考えです。
しかし、クレームをつける聴衆のほうが間違っているということだって過去に一件あったので、音楽の場合はどちらが絶対的に正しいというのはないんですよ。
その過去の一件。それはIngolf Wunderがブダペストの国際ピアノコンクール2001で16歳のWunderが、まさかの予選落ちをしたという話でした。
もちろん聴衆は猛抗議!「審査員出てこいや!」というどっかのデモ集会みたくなってしまい、しぶしぶ審査員は特別賞を差し上げました。
Wunder伝説の始まり始まり、ってやつでした。でも
でもでもでもでも。
その会に誰が通りましたか???
その年の第三位だったのが、ゴルノスタエヴァ教授最強の門下生ヴァディム・ホロデンコさんでした。上には上がいるので、こういうことはよくあることだったのです。わたしもYoutubeで初めてその人の演奏を知りましたが、これにWunderが負けるのは当たり前、というか手合い違いにも等しい勝負でした。
今回のパデレフスキ国際2019はそういう争いではなかったようですが。