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トラブルがあったんです。

だからって刺しちゃダメじゃないか!とまずーい気分のせみころーんさんですーどーもーととととて。


ころーんさんは、これを見たとき「腐女子間でこんなのはなかったし、だいたいなんで卒業の迫る中で学校で刺さなきゃならないのか訳が分からない」と頭を抱えていました。お菓子も今日は食べてないですね。


でもねえ、


これ私はわかるんです。


ころーんさんがなんでわからないか、それはね、ころーんさんはまだ「音楽をやる子はええとこの子」の最後の世代だからなんですよ。だから。


んで、女子ばっかのところにいたらそりゃわかりませんよ。いまね、もうそういう時代じゃないんです。


よくですね、音楽は金持ちがやってるんや!ってのあるでしょ。たしかにころーんさんのご両親は、その世代だったでしょ。


んだんだだって。


今は、そうじゃないんです。音楽の話をしても恨みを買われるようなことすらないんです。


私はですね、世間一般からは珍しく作曲と演奏の両方に首を突っ込んでる人と思われています。そういう背景があるので、どうせレッスン料が高額だったんだろう、と、実に調子っぱずれな見解を出されるのです。


大体ですね、学校の中に作曲家はともかく音楽学者やメディアマネージメントの教授までいるのですから、彼らの話を伺うことなんていくらでもできるわけです。学校の中にいればオーケストラの授業はただで見学できますし、作曲科の発表を聴いて「これはつまらないなあ」とかいくらでもそんなのあるわけです。


要は、学校の中にいる人物を使いつくしてしまえばいいわけです。1945年以前のイタリアではそんなの常識でした。卒業試験さえ通ってしまえば、なんでも勉強できるんですよ。ていっても、誰もあまりよくわかってなさそうなんですよねえ。


ころーんさんがエクリチュール科に進学するのも、なんだかすっごい顔を真っ赤にして怒った親族がいたとかあったでしょ。ああいう変なのがいたでしょう。もはやいませんが。


世間様はお金がかかると思われています。


しかしですね、ちょっと考えてみてください。今ね、医学部っていくつあります?


医学部向けの予備校っていくつあります?この異世界にすら数が半端じゃないでしょ。


これね


世間が豊かになったってことなんです。これ、あんまり報道しないですけどね。で、世間が豊かになるということは、本来お金のなかった家がお金を持つということなんです。


そうなれば、いくら音楽を勉強する家の子、だってもう特権階級でも何でもなくなります。なんでもなくなるとどうなるでしょうか?


答えは「大衆化する」んです。大衆化すれば、そりゃ一般人同士では珍しくない刃傷沙汰や暴力沙汰も起きるでしょう。そういうことですよ。


いま、もうええとこのこは音楽なんかやんないですよ。正直。ええとこのこはね、医学部、数学が弱いと薬学部を目指すんですよ。


かつてなら、絶対に考えられなかったんです。すらあっーしゅさんも「俺でもちょっとショックやけんど、今医学部志望のやつが理学部志望の連中より、数学の点って高いんやで」とノリノリで話してきます。そのあとに「理学部志望の連中は肩身が狭いんや」とよく続けます。


すらあっーしゅさんもどっかの小さい塾で、見張りをやったりなぜか教えたりと変なことをやってます。おかしいな、なんでこの人こんなに受験数学に明るいんだ?まあいいわ。


私の主観では、理工学部に行った、でも儲からなかった、でも結婚した、子供が生まれた、あーどーしよーってので、親が医学部に行くように指示するってのを聞いたことがあります。


そして


大衆化した学校はどうなるでしょうか?


勘のいいなろう読者はもうお分かりでしょう。大衆に合わせるんですよ。合わせるということは、もうかつてみたいなエリート養成機関でも何でもありません。


なので国際ピアノコンクールの要綱は日に日に易しくなるばかりである、もうコンクールの課題曲が難しすぎたのでなんて事件も起きやしない。そのうえYoutubeで監視されてる、それだと素人がすぐ「あーまちがえたー」とか騒いで話にならない。


それなら「絶対に間違えようがない」曲ばかりで保守化するのは当たり前なんですよ。


なので、これは将来30年後医学部も大衆化するのは確実です。2025年から日本の中学から高校数学にかけては易しくなるみたいですね。そうなれば余計医学部に殺到するのは明らかです。なんせ問題は変なのが出せないわけですから。


そもそも、ころーんさんや私、あとすらあっーしゅさんは、まだ「きっついきっつい課題曲に耐えた」世代だったんですが、もうこんな話も通じなくなるとかいうんですよねえ。


エリート蔑視ばっかやってると、、、こうなってしまうってことなんですよね。エリート蔑視がどの世界にも押し寄せるとか、誰もそんなこと信じてなかったんですから。最近のコンセプチャル作曲の流行も、この手の大衆化と無縁じゃないですよ。


書くことの否定って、そりゃヤンキーが陰キャに飛び蹴りやるようなもんでしょう。そりゃはやりますってば。いつの時代もエリートを侮辱したった!ざまぁ!ってのあるでしょ。あれが隅々にまでいきわたったんですよ。

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