タペストリー梁山泊
前話『アニメビスタ』の続き
元々ヤフオクはナマさん個人でやってたのを自分も付き添いで参加した。
ナマさんの買い出し付き添いは面白かった。
売れるグッズ=1番人気の作品
じゃ無いのが深い。
やってた当時は4番人気の特典グッズが1番売れてた。
本やCDなどを購入して特典だけを売る。
いわゆる競取りをしてた。
転売と言ったら分かり易いかな。
これだけなら問題は無かった。
他に売った物が悪かった。
ゲーセンで深夜アニメのタペストリーを取ってそれも売った。
2週間に1回のペースで行ってたのでゲーセンのUFOキャッチャーの腕が上達し、店員に
「上手いですねぇ」
なんて言われて調子乗ってた。
その時、たまたまYouTubeで
『情報最前線』って番組の「梁山泊を追え!」ってコーナーを観た。
パチプロ集団のドキュメンタリーで今では信じられないパチプロ寄りの映像だ。1992年の映像。
そこで出てくる名言をナマさんに言ってスベった。
ナマさんは梁山泊を知らなかった。
梁山泊「抜くのは1日10万までや。それ以上やったら店が釘締めよる」
オレ「取るのは1日10個までや。それ以上やったら店がアーム締めよる」
また、ゲーセンに行く事を『タペストリー梁山泊』と呼んだ。
しかし、このゲーセンのタペストリーが実はコピーのパチモンで、それを半年出し続けた結果ヤフオクからナマさんに
「この口座で取り引きさせません」
と来た。
タペストリー梁山泊って調子乗ったのを恥じた。
なのでサークル名義で口座を作り直した。
銀行交渉は4回かかったけど出来た。
ホームページもある。
銀行交渉はナマさん。
ホームページは俺が作った。
再スタートは梁山泊無しだ。
よく再スタート出来たと思う。