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ひきこもり娘たちの更生員  作者: 日本のスターリン
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4章 毛利ロサ

 秀一はひきこもり娘の一人毛利ロサの元へ訪ねた。

 毛利ロサも鮮血のように真っ赤で身長より長い髪を持つ美女である。


「いらっしゃいませ、神主さま。」

「はい、シャンプーとトリートメントとコンディショナーを持ってきたぞ。それと頼まれていた真っ赤なビキニ水着も買ってきたぞ。」

「あらまぁ!ありがとうございます!」


 ロサは自分の髪・眼の色と同じ赤い色が大好きで、真っ赤なマスカラに真っ赤なアイシャドーと真っ赤な口紅と真っ赤なマニキュア・ペディキュアを塗り、真っ赤なイヤリングと真っ赤なドレスを身に着けている。


「プールや海になんて行かない癖に水着なんてなにに使うんだ?」

 

 ロサは話を聞かずに水着に着替え始めた。ブラジャーもパンティも勿論真っ赤である。


「いきなり脱ぐな!」

 

 秀一はロサをビンタした。


「いった~い~!わたくしの美しすぎる顔の傷が付いたらどうなさるおつもりですの?…別に良いでしょう?わたくし、別に気にしませんわ。」

 

 ロサは構わず下着も脱ぎ、全裸になった。


「僕が気にする!!」


 秀一はロサの顔を引っ搔き回してツッコむ。


「いやんっ!!!わたくしの美しすぎる顔に傷がああああ――――――!!!」

「向こうで着替えろ!」

「ごめんあそばせ。」


 ロサは別の場所で水着に着替え、自信満々で部屋に戻ってくる。


「ご覧あそばしまし!わたくしの抜群のプロポーション!」


 ロサは真っ赤な後ろ髪を両手で掻き揚げた。そして、ピョンピョン飛び始める。

 ロサはピョンピョンと飛び跳ね乳を揺らす。


「ご覧になって!美しすぎる赤髪に美しすぎる顔、そして錦上添花のナイスバディ!あなたなら触って下さっても結構ですのよ?わたくしの豊かな胸を!」

「触るか!」


 秀一はロサを突き飛ばした。ロサは壁際に飛んだ。


「も~うぅ!照れる必要ありませんのにぃ~!」

「僕は照れていない!」


 秀一は顔を真っ赤にしながらロサの後ろにある壁を顔面すれすれでパンチした。

バンッ!!!


「『壁ドン』のつもりですの?」

「常識が無い癖に下らない知識はよく知っている。壁を殴るのはある意味壁ドンかもな。」


 秀一が拳を振るった壁はぽっかり凹んでしまった。


「お顔が真っ赤ですわよ?テレてるのが丸わかりですわ。」

「怒っているから顔が真っ赤なんだよ!」

「それにしても壁を穴だらけにするのは止めて下さらないかしら?もうこれで999個目ですわよ。」

「誰のせいで壁を殴っていると思っているんだ。一体何回壁を殴らせれば気が住むんだ。」

「1億回くらいかしら。」

「バカ女郎!!」


 秀一はロサの顔をまた引っ掻き回して、思いっきり垂直跳びをしてロサの顔を踏み台にして蹴り上がった。ロサの顔にはくっきり跡が残った。


「きゃああ!!わたくしの美しすぎる顔が普通の美しい顔になってしまいますわ!」

「しかし、なんのために水着なんて買ったんだ。海やプールに出かける気になったのか?」

「いえ、全然!」

「じゃあなんなんのための水着なんだ?このお寺のある山の川で泳ぐ気か?あそこは深くて流れも急だしやめておいた方が良いぞ。」

「ご心配なく、泳ぐつもりはせんから!ただあなたにこのナイスバディをご覧になって欲しかったのですわ!下着姿になると貴方がテレてしまうから水着にしましたの!」

「ただ着るためだけに水着を買ったのか?」

「あなたのためだけに水着を買ったんですの!」


 ロサは秀一の背中に抱き着いた。


「当たっているよ、バカ!!」

「わざとですの!あなたになら裸や下着を見られても恥ずかしくありませんし、あなただけなら私の身体を触られても平気ですわ!むしろ触って欲しいのですわ!」

「お前もみんなから執拗にイジメられて引きこもっていたな。そして両親も蒸発し、食べ物を求め人気のない所にきたらここに行きついた…。」

「そうですの!わたくしにはあなたしかいませんの!わたくしを親身になって受け入れて下さった人間はあなただけですのよ!あなた以外から優しさと言う物を教わったことはありませんわ!」

「僕にもお前たちしかいないよ…。ここまで親しく話せる人間は…。」


 そういって秀一は次のひきこもり娘の部屋に向かった。

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