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初めての従者②

何とか一週間で更新できました!!

よろしくお願いします!!

従者(サーヴァント)……ってなに? 意味はわかるけど、お兄ちゃんの物になる……ってこと?」


 いきなりの俺の言葉に、桜狐(さくらこ)は戸惑いの表情を浮かべる。

 俺自身、おじさんに説明されただけで……まだ従者(サーヴァント)という存在自体を完全には理解しきれていないのだが、これからの戦いに確実に必要になってくるということだけは、なぜか確信がある。


従者(サーヴァント)ってのはだな、そのまま俺の従者になるってことだよ。俺と能力の一部を共有したり、従者(サーヴァント)専用の力を使えたりするんだ……」


 あの後(リセット後)の限られた時間で確認したところ、従者(サーヴァント)には種類が存在する。

 今現在の俺……半神では、最大で7人の従者(サーヴァント)が作れる。

 従者(サーヴァント)には1から7までの番号が振られ、それぞれ各ステータスに対応している。

 1ならHP……2ならMP、そして7なら運となっており、この従者(サーヴァント)の番号によって決められたステータスを、主人である俺と共有することができるのだ。

 今回は初めての従者(サーヴァント)なので、1が対応する。

 つまり、桜狐(さくらこ)従者(サーヴァント)になることで、俺とHPを共有(足した数値になる)

できるのだ。


「……ということなんだが、わかったかな? 従者(サーヴァント)になってくれるか……?」


 桜狐(さくらこ)従者(サーヴァント)について説明し、再度お願いする。


「お兄ちゃんも……その、初めて……なんだよね?」


 真剣な目で見つめる俺の視線を真っ直ぐに受け止めた桜狐(さくらこ)が、桜狐(さくらこ)自身も真剣な眼差しで問いかけてくる。


「あぁ……初めてだ。番号が1番だから、HPだって言っただろ? 聞いてなかったのかよ?」


「ううん、違うの! ただ……嬉しくて」


 そう言うと、桜狐(さくらこ)は目を潤ませて俺に抱きついてくる。


「うおっとと、いきなりだなぁ……。そんなに俺の初めてなんかが嬉しいか?」


 俺自身としては、あくまでもゲーム的要素の初めてであって、そこまでじゅうようには考えていなかったのだが……。


「もちろんだよっ! お兄ちゃんが初めてに私を選んでくれるなんて!! 何が何でももちろん受けるよっ! 私……お兄ちゃんの従者(もの)になるっ!!」


「そ、そうか……ならよかった。んじゃま、早速始めようか? 従者(サーヴァント)の儀式を……さ?」


 了承の言葉をもらった俺は、桜狐(さくらこ)を立ち上がらせると同じ目線になるように少しかがむ。


桜狐(さくらこ)って種族は獣人だよな? 猫族で合ってるか?」


「その通りだよ、お兄ちゃん。名前は狐だけど、猫なのだっ!」


 そう言って頭の上の猫耳をピコピコさせる。


「なら準備オーケーだ。行くぞ? ……汝猫族が勇士桜狐(さくらこ)よ、今ここに我と契約を結び、我が従者(サーヴァント)とならんことを誓うか?」


「はいっ! 誓います!!」


「ならば契約の証しをここに!」


 俺はそう言うと、桜狐(さくらこ)の額に手を当てる。


「ん……うぅ、っつ!?」


 その瞬間桜狐(さくらこ)の体を光が包む。


「これにて契約は完了した。その命尽きるまで共に生きよう……」


 こうして俺は、初めての従者(サーヴァント)手に入れた(仲間にした)

感想評価ご指摘お待ちしてます!!

次回もよろしくお願いしますm(_ _)m

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