初めての従者
お久しぶりです。
遅くなって申し話ありません。
よろしくお願いします。
「今さら何だけど……、ヒカリさん達とは別行動で本当によかったの?」
始まりの街らしい(?)質素な2人部屋のベッドに座ると、桜狐が後ろめたそうにつぶやく。
「……大丈夫だろう。今日はとりあえず桜狐と過ごすって決めてるし、あいつらも1日くらいは見逃してくれるさ」
壁際に離れて設置されているもう片方のベッドに座り、少し考えてから俺は桜狐に笑いかける。
「それに、今日お前と2人っきりになったのは……実は試してみたことがあったからなんだよ」
俺がなぜ2人きりを望んだのか……、その理由を恐らくヒカリ達はわかっているだろう。
その理由とは……
「試したいこと……? っ!? エッチなのはまだ駄目だよ!? 早すぎるよ!!」
何やら勘違いしたらしく、慌てた様子で手をばたばたさせる桜狐。
「……っ!? ち、違うぞ? 今日のはそっち方面ではない!! か、勘違いするなよっ」
桜狐の態度に、俺も恥ずかしくなって大きな声で否定する。
「今日のは……なの? お兄ちゃん?」
俺の反応で逆に落ち着いたのか、桜狐が今度はうるんだ目で見ながら問いかける。
「そりゃ……いつかは、そういうことも……したい。……決まってるだろ? 俺は桜狐が好きなんだから」
桜狐の雰囲気が変わったことに気付いた俺は、桜狐を正面から見つめて思いを伝える。
「優しく……してね?」
「あぁ、もちろん! って今日のはだから違うんだってば! 結構まじめなゲームについての話だっ!」
そのまま流れて行きそうになった雰囲気を無理やり戻し、今日の本題について切りだす。
「桜狐…………俺の、従者になってくれないか?」
久しぶりなうえに短くてすみません。
引き方があれなので、なるべく早く続きを書こうと思っています。
すべては父親はうるさいからなのですよ。
このくらいの時間にしか書けないのに、生活のリズムが何だとうるさくて……。
良い親ではあるんですがね。
それではまた次回、よろしくお願いします。




