表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
63/81

少女との出会い

活動報告に書いたのですが、ルート1の序盤を通ってからルート2に行くことにしました。

最大の理由としましては、落差をつけるためです。

こうしたほうが、物語に深みが出ると思いました。

すでに書けているので、今日から三日連続で更新します。

よろしくお願いします。

「ちょっと待ってください!」


 呼び止められ、立ち上がって声のする方を向く。


「私を、私を弟子にしてくださいっ!!」


 そこにいたのは、とてもかわいいエルフ耳の少女だった。


「弟子って……俺たちのかい?」


 三人を見てから、少女に向かって問いかける。


「い、いいえっ! 完全闘士パーフェクトラウンダーのあなたにです!!」


 そういうと、少女は俺の胸に向かって飛び込んでくる。


「おっとと……。君はなんで俺が完全闘士パーフェクトラウンダーだって知ってるんだい?」


 少女を抱きとめ、顔を合わせて聞いてみる。


「さ、さっき見ていたからですっ! あなたが全闘士(オールラウンダー)から完全闘士パーフェクトラウンダーになるところを!!」


 ……なるほど、さっきクラスアップしたところを見ていたわけか。

 それを見て、俺に弟子入りしたいということは……


「……君は、全闘士(オールラウンダー)なんだね?」


 確信を持って問いかける。


「……はい、です。私はなりたての全闘士(オールラウンダー)なのです……」


 少女は俺から離れると、少しうつむきながら肯定する。


「それで? 俺に弟子入りして、なにを学びたいんだい?」


 正直、最初に全闘士(オールラウンダー)になってからあまり戦いらしい戦いをしていないので、うまくできる自信はない。

 スキルもそこまで強いのは覚えていないし、ひょっとするとステータス以外は少女に劣っているかもしれない。


全闘士(オールラウンダー)としての戦い方を! 今まで全闘士(この職業)を目指すためにステータスは満遍なく上げて、武器術(アーツ)魔術(マギ)もバランス良くとってきました。……そのせいで、パーティー内では遊撃しかできなかったんですけど……。たまたま友達と一緒にパーティーを組めていたので、ここまでこれたんです! ……でも、夢をかなえられた今こそ、友達に恩返しがしたいんです! どうか私に戦い方を教えてくださいっ!」


 そう言うと、少女は深く頭を下げる。


「……先に言っておくが、俺はこの職業についてからそこまで時間がたっているわけではない。だから、ある程度の扱い方を教えてやることはできるかもしれないが、その先……自分なりの戦闘方法(スタイル)を教えることはできない。それは君自身が見つけなければならないことだから……。それでもいいかい?」


 俺は少女と目を合わせて問いかける。


「………………お願いしますっ! 精一杯頑張りますっ!!」


 そう言うと、少女は俺の両手を握って笑顔になった。

というわけで、ルート1です。

この後二話でルート1が終わり、その後ルート2に入ります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ