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いざ転職!

本日二話目です。

修正しました。

修正(二回目)しました。

 そして翌日。

 やってきました職業神殿。

 最初の街で全闘士(オールラウンダー)になっていらい、二度目である。

 みんなそれぞれ目的が違うので、俺たちは中に入るとそこで別れた。


「すいません、転職はここで大丈夫ですか?」


 迷わず転職のできる受付に向かい、受付の女性に声をかける。


「はい、大丈夫ですよ。本日はどのようなご用件でしょうか……?」


「実はランク5の武器を手に入れたのですが、自分の職業はレア度4なので、レア度5の職業につきたいと思いまして……」


「わかりました。それではまずステータスを確認するので、こちらの板に手を当ててくださいませ」


「わかりました」


 俺は言われた通りに手を当てる。


「………………はい、確認できました。現在の職業はレア度4の全闘士(オールラウンダー)でよろしいでしょうか?」


「大丈夫です」


「それでは……本日は一つ上の職業にクラスアップするか、同じレア度の別な職業に転職するか、どちらになさいますか……? もちろん、別の職業に転職した場合でも、ステータスさえクリアしていれば、その場でクラスアップできますが……?」


「うーん……」


 俺は悩んだ。

 全闘士(オールラウンダー)をクラスアップさせれば、より強くなれるだろう……。

 しかし、全闘士(オールラウンダー)はどこか器用貧乏なところがあるので、別の職業になって何かに特化させるのも良いかもしれない……。


「クラスアップすると、何になれますか……?」


 とりあえず俺は聞いてみることにした。


全闘士(オールラウンダー)の一つ上の職業は、完全闘士パーフェクトラウンダーですね。全闘士(オールラウンダー)に比べて性能が少し上がります。……具体的には、全ての武器の適正が+4に。魔法適正も+4ななりますよ。そして、職業スキルに完全武装(パーフェクトソウル)が追加されます!」


完全武装(パーフェクトソウル)ですか……?」


「はい、完全武装(パーフェクトソウル)です。効果は装備欄を全て埋めている間、全ステータスが1.5倍になります。……そして、全てのスキルの待機時間(ディレイタイム)がなくなります!」


「マジですか!? それはさすがに強すぎませんか……?」


 待機時間(ディレイタイム)とは、スキルを使った際に同じスキルを再び使えるようになるまでの時間である。

 このゲームでは、技後硬直(スキルを使った際の硬直時間)が無いかわりに、この待機時間(ディレイタイム)が強いスキルほど長くなる。

 従って、戦況を変えられるような大技は、一度の戦闘に一回は使えないことがほとんどだという(前に桜狐が嘆いていたので知っている)。

 まぁ俺はまだ大技を覚えていないので、実感するのはまだ先だろうが……。


「レア度5の職業はすべて同じような職業スキルがついています。ほかの職業の場合、装備できる武器や防具しか待機時間(ディレイタイム)がなくならないかわりに、ステータス補正が二倍と高いです。なので、完全闘士パーフェクトラウンダーとそれ以外の職業では、それほど差は無いようになっています」


「そうなんですか……」


 この時点で俺の心はほぼ完全闘士パーフェクトラウンダーで決まっていた。

 しかし、ほかにも魅力的な職業があるかもしれないと思い、聞いてみることにした。


「転職するとしたら、どんな職業がありますか……?」


「そうですねぇ……。前衛職だと剣鬼や拳鬼。中衛なら聖騎士や槍鬼。後衛ならハイウィザードや大将といったところでしょうか……?」


「うーん……」


 少し悩む。

 どれもイマイチ心に響かないな……。

 やっぱり、完全闘士パーフェクトラウンダーで決めよう!


完全闘士パーフェクトラウンダーへのクラスアップでお願いします!」


「わかりました。少々お待ち下さい……」


 そう言うと、受付さんは板を操作する。


「………………終わりました。書き込みますので、板に手を当ててくださいますか?」


「わかりました…………ッ!?」


 手を当てた瞬間、俺の中を何かが駆け巡る。


全闘士(オールラウンダー)から完全闘士パーフェクトラウンダーにクラスアップしました』


 システム音声が流れる。

 これで俺はレア度5の完全闘士パーフェクトラウンダーになれたのか……。


「お疲れ様でした……。これにて完了です」


「ありがとうございました……」


 俺は受付さんにお礼を言うと、その場を後にした……。


「みんなは終わっているかな? とりあえず合流しよう」


 俺は入口付近の待合い場所に向かった。

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