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日常の塔④

 日常の塔③をクリアした俺たちは、次の日常の塔④へと進んだ。

 現在時刻は12時くらいであり、昼時ではあるが先に進むことを優先した。

 一度街に戻ってしまうと、こっちに来るのでまた時間がかかってしまうからな。


「さて、入口についたわけだが……。購買は一つしかないようなんだが? 通常の入り方しかないのか?」


 俺はクー達に問いかける。


「ここは厄介でね? 完全にランダムなんだよ……」


「通常なのか、ランダムなのか、バラバラなのか……。入ってみるまでわからないんだよ」


 二人は困ったような顔でこたえる。


「そうなのか? めんどくさいな……」


 おもわず呟いてしまう。

 しかし、二人の言ったことが本当ならば……厄介でありめんどくさい。


「とりあえず入ってみるしかないのか……。みんなそれでいいよな?」


 俺はみんなに確認を取る。


「はい、ラン様。大丈夫です」


「「大丈夫だよっ」」


「妾も構わんぞ。仕方がないしの……」


 四人とも大丈夫なようだ。


「わかった。それじゃあ行こうっ」


 俺たちは光る扉をくぐった。


・・・

・・


「みんないるか?」


 光が収まると、まずは全員いるかの確認を取る。


「大丈夫ですラン様。ここにいます」


「「大丈夫だよぉ……。離れ離れじゃなくてよかったよ」」


「妾もここにおるぞ。無事なのじゃ」


 俺の声に四人のこたえが返ってくる。

 どうやら全員バラバラになることはなかったようだ。


「よかった、全員バラバラにならなくて……。次は場所の確認だな。ヒカリ、わかるか?」


 現在俺たちがいるのは、階段らしき場所だった。

 何階から何階へ行く階段かはわからない。


「どうやらここは八階のようです。日常の塔④は十階までなので、あと二つ上がればいということですね」


 光がマップを使ってこたえる。


「結構上だな……これはラッキーだったな。よし、さっさと上に向かおうか」


 俺は返事を待たずに歩き出す。


「はい、ラン様」


「「かしこまり~」」


「わかったのじゃ」


 四人も俺の後ろを歩き出した。


・・・

・・


 あの後何回か戦闘えおこなした俺たちは、現在ボスの扉の前にたどり着いていた。 


「日常の塔④のボスはなんだ?」


 知っているであろうクーとキッカに問いかける。


「ここのボスはジャイアントモンキーだよ」


「ボス自体はあまり強くないけど、取り巻きがいるからめんどくさいんだよ」


 二人が嫌そうな顔でこたえる。


「取り巻きか……何体くらいいるんだ?」


 俺も少しめんどくさいなと考えながら、二人に確認を取る。


「こっちの人数と同じだよ」


「今回は5体だね」


 五体か……。

 強さにもよるが、ボスに集中できないのはめんどくさいだろう。

 まぁ、どちらにしろ先に倒してしまえばいい。


「なら魔法でさっさと倒してしまうか。増援がある訳じゃないんだろ?」


 そう。

 無限増援とかならめんどくさいを通り越してウザイが、一回倒してしまえば出てこなくなるなら、たいした手間ではない。

 俺の魔法で遠距離からのウインドカッターとファイアボールで倒せるだろう。


「そうだね」


「一回倒せばそれで終わりだよっ」


 二人も俺の魔法を思い出したのか、簡単に倒せると思っているようだ。


「それじゃ、行くぞ?」


 俺は全員に確認を取る。


「はい、ラン様」


「「レッツゴー」」


「妾も頑張るのじゃ」


 全員やる気になったようだ。

 それを確認し、俺は扉を開いた。

高校生時代に書いて奴があったので、投稿してみました。

http://ncode.syosetu.com/n8880bp/ です。

良ければ読んでみてください。

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