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【例付き入門書】なろうのすゝめ。~あらすじ、キーワードなどの基礎をしっかりと身につけよう~

作者: 一ノ瀬和葉

多少長いとは思いますが、作品を読まれるようになるために必要な基礎が載っているので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

〜あらすじ編〜


1あらすじとは何か


「小説家になろう」に作品を投稿するとき、タイトルの次に重要な入口が“あらすじ”です。


読者が最初に目にする部分であり、タイトルと並んで「読む/読まない」を決める決定的な要素になります。


いくら本文が面白くても、あらすじで掴めなければタップすらされません。


つまりあらすじとは「作品の宣伝文句」であると同時に、「読者を物語に誘い込む最初の魔法」なのです。

ただし、ただの粗筋では不十分です。


勧めに求められるのは――

・一目でジャンルや雰囲気がわかること

・意外性やフックを盛り込むこと

・ネタバレしすぎないこと

・読者の妄想余地を残すこと

この4点が「なろうあらすじ」の鉄則となります。


2書き方の基本構造


大事なことは最初の一行で掴むこと。


例:「――婚約破棄を宣言された瞬間、私の胸に浮かんだのは涙ではなく笑いでした。」


「『無能』と追放されたその日に、俺のステータス欄が∞に変わった。」


短くても良い。むしろ短い方が強いです。

勧め冒頭はキャッチコピーのつもりで書きましょう。


3主人公の立場を明示する


読者は「自分がどんな視点で物語を読むのか」を最初に知りたがります。


・伯爵令嬢なのか

・無能と呼ばれた冒険者なのか

・社畜から転生した一般人なのか


たった一行で「自分がどんな立場で物語を楽しむか」が見えると、読む意欲が急激に高まります。


4 起点となる事件を書く


婚約破棄、追放、転生、不幸な事故など。

なろう読者は「物語の始まりの衝撃」を求めています。


例:「十四歳の誕生日、妹と体が入れ替わった。」

  「断罪の舞踏会で、婚約破棄を告げられた。」

  「裏切られ、死にかけた俺は女神に拾われた。」


5 その後の方向性を示す


ただ不幸で終わらせない。ためには「ここからどうなるのか」の期待感が必要です。


例:「彼女はその瞬間から自由を手に入れた。」

  「追放された先で最強の力を解放してしまう。」

  「学園生活は、何故か溺愛ハーレムに変わる。」


6読者への誘い文句


最後は「続きを読まないと気になる」ように閉じる。

例:「これは、無能と呼ばれた男の逆転劇である。」

  「そして彼女の物語は、婚約破棄から始まる真の

   恋へと続いていく。」


~タイトルについて~


1. タイトルの重要性


タイトルは読者が最初に目にする「入口」です。

クリックするかどうかは、タイトルとあらすじで9割決まると言っても過言ではありません。

内容が面白くても、タイトルが弱いと読まれないことがあります。


2. 基本の型


(1)事件+主人公の立場型

読者が状況を一目で理解できる


例:「婚約破棄された悪役令嬢、ざまぁされる前に逆襲します」

  「無能扱いで追放されたけど、実は最強でした」


(2)意外性・ギャップ型

「え?そんな展開?」と思わせることでクリック率UP


例:「婚約破棄宣言をされても涙より先に笑いが込み

   上げました」

  「社畜の俺に配られたのは全スキルLvMAXという

   バグステータス」


(3)数字・条件型

読者が具体的にイメージできる


例:「パーティーから追放されました。でも3日で無

   敵になりました」

  「悪役令嬢、断罪される前に10倍成長した件」


(4)読者参加・問いかけ型

「続きが気になる」「どうなるの?」と読者に思わせる。


例:「婚約破棄された私は、王国に戦を仕掛けてみま

   した」

  「無能と呼ばれた彼が世界を救う?」


3. SEOについて


SEO(Search Engine Optimization)とは、直訳すると「検索エンジン最適化」です。

つまり、読者が検索したときに自分の作品が上位に表示されやすくする工夫のことです。


なろうの場合、SEOはGoogle検索だけでなく、サイト内検索やランキング機能にも関係します。


つまりなろうの人気ワードをタイトルにを盛り込むと、検索した相手に表示されやすくなるということです。これを意識するとより作品が見られやすくなります。


4.なろうRaWiの活用


なろうRaWiは、タイトル・あらすじなどをAIが評価してくれる便利なサイトです。


評価は「S」「A」「B」「C」などのランクでその作品のタイトル、あらすじの魅力が表示されます。是非参考にしてみましょう。


5 NG例(避けるべきタイトル)


・ネタバレしすぎる内容

・長すぎて画面で切れるタイトル。ただし見えている範囲で内容がわかればOK

・読者にとって意味不明な専門用語だけのタイトル


EX〜人気ジャンル別の例紹介〜


ここからは実際に人気ジャンルごとの“あらすじ”例文を紹介します。


1. 婚約破棄・ざまぁ系


例文

「――セシリア・エルディアとの婚約を、ここに破棄する!」


煌びやかな舞踏会の場で、王太子はそう宣言した。

貴族たちがざわめき、妹と比べられ続けた私の人生が嘲笑で終わる……はずだった。


だが、私が選んだのは涙ではなく笑み。

これでようやく、自由を得られるのだから。


――婚約破棄から始まるのは、破滅ではなく再生。

公爵令嬢セシリアの本当の人生が、今、幕を。


2. 追放・逆転劇


例文1

「お前は無能だ。パーティから出ていけ!」


そう言われて放り出された瞬間、俺のステータスは∞に跳ね上がった。


無能? いや、ただの“器が大きすぎて測定不能”だっただけらしい。

強さを隠してきた俺の真の冒険が、ここから始まる。


例文2

王命により、俺は鉱山送りとなった。

無実の罪、仲間の裏切り、そして“強制労働”。


だが、ツルハシを振るうたび、俺の隠されたスキルが目覚めていく。


やがて誰も知らぬ古代遺跡を掘り当てたとき――追放者の烙印は、世界を救う称号に変わる。


3. 異世界転生・現代転生


例文1(社畜転生)

ブラック企業に潰され、三十歳にして過労死した俺。

気づけば、剣と魔法の異世界に転生していた。


だが神様は言った。

「ごめん、スキル配布の設定ミスったわ」


結果、俺に与えられたのは――全スキルLvMAX、しかも成長上限なし。


社畜の反動でのんびり生きたいのに、どうやら勇者や王女たちが放っておいてくれないらしい。


これは、元社畜が“世界最強”に振り回される異世界冒険譚。


例文2(乙女ゲー転生×領地経営)

事故で命を落とした私が転生したのは、乙女ゲームの世界。しかもよりによって――“悪役令嬢”に。


本来なら婚約破棄されて断罪、国外追放…のはずが。

「殿下? そんなもの興味ありません」


はい、フラグ全回避。むしろ勉強して領地経営に励みます。

……そして気づけば攻略対象の殿方たちがなぜか逆に迫ってきて!?


4. 学園・ラブコメ


例文1(王道学園)

名門学園に入学した俺は、クラスでただ一人“無属性”だった。


だがそれは、全ての魔法を習得できる万能の証――。

気づけば、学園の天才美女や令嬢たちから注目され、


「一緒に研究しませんか?」

「実験台になってください!」


いや待て。俺はただ平穏に過ごしたいだけなのに!?


例文2(ラブコメ)

幼なじみの彼女にフラれた俺。

「ごめん、好きな人ができたの」


絶望の中で入学した高校で、偶然隣の席になったのは――クラス一の美少女。


しかも彼女、俺にだけ妙に懐いてくる。

「ねえ、彼女にフラれたって本当? じゃあ、私が代わりになってあげようか?」


甘酸っぱくも騒がしい、学園ラブコメディが幕を開ける。


5. ダーク・復讐劇


例文1

信じていた仲間に裏切られ、毒を盛られ、死の淵に沈んだ。


だが目覚めた俺は、“最強の魔王”に転生していた。

人間に裏切られた勇者が、人類に復讐する物語。

かつて救った世界を、今度は俺が滅ぼす番だ。


例文2(婚約破棄+復讐)

断罪の舞踏会。

「彼女は冷酷で、妹を虐げていた!」


王太子の言葉と共に、私は婚約を破棄された。

けれど――全ては妹と王太子が仕組んだ嘘。


いいでしょう、舞台を用意してくださって感謝します。

この屈辱、百倍にして返して差し上げますわ。


6. ハイファンタジー(壮大系)


例文

生まれたときから“呪われし子”と呼ばれた。

村人に忌み嫌われ、山奥で一人育った少年。

だが十六歳の誕生日、禁じられた古代魔法が目覚める。


その力は――世界を救うか、滅ぼすか。

辺境の孤児から始まる、壮大な叙事詩の幕開け。


7. 日常・スローライフ


例文1(異世界スローライフ)

勇者として召喚されたが――俺は戦いたくない。


「すみません、田舎で畑を耕しててもいいですか?」

王も女神も呆れ顔。だが気づけば、畑から神秘の作物が実り、村人たちが集まり……。


戦わずして人を救う、異世界農業ライフ。


例文2(ほのぼの日常)

王都を追われた元宮廷魔術師の私。

辺境の小さな村で、子どもたちに読み書きを教えることになった。


――魔法の授業? いいでしょう。

小さな教室から、世界を変える未来が始まる。


〜NG例と改善例編〜


なろうは()()()()()()()()()()()()()失敗します。

ここではよくある失敗例と、その改善例について紹介します。


NG例1:ただの粗筋

「主人公は貴族の娘です。ある日、婚約破棄されてしまいます。その後、彼女は自分の幸せを探すことにします。」


→ 改善

「婚約破棄を告げられた瞬間、彼女は泣きもしなければ怒りもしなかった。

――やっと自由になれたのだから。

これは、断罪から始まる真の恋物語。」


NG例2:情報を詰め込みすぎ

「魔王が復活し、勇者が召喚され、神々の戦争が起きて、さらに悪役令嬢に転生して……」


→ 改善

要素を一つに絞り、残りは本文で見せる。

「悪役令嬢に転生した私。

断罪されるはずの運命を変えるため、私はある人物と手を組むことにした。」


NG例3:ネタバレしてしまう

「婚約破棄されたあと、実は王子が間違っていて、最後はハッピーエンドになります。」


→ 改善

「婚約破棄された彼女を待っていたのは、破滅ではなく――意外な溺愛だった。」


~応用テクニック~


ここまでで基本の型とジャンル別の例文を見てきました。

ここではさらに「一歩差をつける」ためのコツを紹介します。


1. 意外性を盛り込む


あらすじは「予想外の展開」を予告するだけで、一気に魅力が増します。


ただし本文の大ネタをバラしてはいけません。

入り口の小ネタをひとつ仕込む程度がちょうどいいのです。


例:婚約破棄 → 涙ではなく笑いが込み上げた

  追放 → 実は最強スキルが隠されていた

  転生 → 神様が配布ミスをした


こうした「え?」と読者が思う一言が、続きを読ませる大きなフックになります。


2. 読者に問いかける


「このあと、彼女の運命はどうなるのか?」

「彼は追放者のまま朽ちるのか、それとも世界を救う のか?」


読者の頭に“?”を残して終えることで、クリック率が大幅に上がります。

※これは絶対ではないので個人の判断によります。


3. キャラクター性を出す


あらすじはただの説明文ではなく、キャラクターの口調を入れることで一気に雰囲気が変わります。


例:「殿下? そんなもの興味ありませんわ」

  「戦いたくないんです、俺。畑でのんびり暮らし

   たいんで」


こうした一人称の台詞を混ぜ込むと、読者は主人公の性格をすぐ理解できます。


4. 長文と短文の二刀流


短文型:キャッチコピーのようにインパクト重視。

長文型:物語の背景をある程度伝える。

両方を用意しておくのがおすすめです。


なろうの読者は「ざっと眺めて決める人」と「じっくり比較して選ぶ人」の両方がいるためです。


~チェックリスト~


あらすじを書いたら、次の質問にYESと答えられるか確認してみましょう。


・最初の一行にフックがあるか?

・主人公の立場がわかるか?

・起点となる事件が明記されているか?

・その後の方向性(成長・復讐・溺愛など)が示され ているか?

・ネタバレを避けているか?

・無駄に長すぎず、短すぎずなっているか?


この6点を確認するだけで、完成度はぐっと上がります。


〜キーワード編〜


1:キーワードとは?


「小説家になろう」では、作品を投稿するときに タグ(キーワード) を設定できます。

これは検索・ランキング・読者の閲覧動線に大きく影響します。


たとえば:婚約破棄 ざまぁ 追放 スローライフ

異世界転生 学園


こうしたキーワードは、検索で探す読者だけでなく、ランキングやおすすめ欄の抽出にも関わります。


2. キーワードの種類と使い方


(1)王道・テンプレ系

「婚約破棄」「ざまぁ」「追放」「転生」など。


→ 検索数が多く、初心者でもクリックされやすい。

→ ただし競合も膨大。


ポイント:王道ワードは必ず入れる。ただし本文や勧めに自然に組み込むこと。


(2)差別化ワード

「強制労働」「∞ステータス」「悪役令嬢の妹」「社畜魔王」など。


→ 王道にプラスして“読者の興味をくすぐる一言”を入れる。


(3)雰囲気ワード

「溺愛」「胸キュン」「のんびり」「陰謀」「復讐」など。


→ 作品のトーンを伝える役割。

→ 読者の気分と合致すると、刺さりやすい。


3. キーワードの数は?

最低3個。10個程度が理想だが、入れるだけ入れるのも個人的には良し。

入れすぎると焦点がぼやける。

少なすぎると発見されない。


4. 実例:キーワード組み合わせ


王道+意外なワードがおすすめ。


婚約破棄ざまぁ系

「婚約破棄」「ざまぁ」「悪役令嬢」「断罪」

「溺愛」「王太子」「意外なワードなど」


追放逆転系

「追放」「無能→実は最強」「冒険者」

「成り上がり」「逆転」「意外なワードなど」


スローライフ系

「異世界」「スローライフ」「農業」「のんびり」

「意外なワードなど」


ダーク復讐系

「裏切り」「復讐」「闇魔法」「断罪」

「ダークファンタジー」「意外なワードなど」


〜投稿時間戦略偏〜


1. なろう読者の行動パターン


読者が多くアクセスする時間帯=「作品が読まれやすい時間」です。


アクセスが集中すると、ランキングの「日間」に入りやすくなり、さらに読まれる好循環が生まれます。


2. 黄金時間帯とNG時間帯


黄金時間帯


朝 7時〜8時

 通勤・通学前のスマホチェック時間。

 → 社会人や学生が読む。


昼 12時〜13時

 昼休みの一息。

 → スマホ閲覧が一気に増える。


夜 18時〜22時

 ゴールデンタイム。読者数最大。

 → 新着に載ると即読まれる確率大。


氷河期時間帯


 2時〜5時

 社会人も学生も寝ている。新着から流される。

 → 投稿直後のブーストが全く得られないため、最低 の時間帯。


 午前10時〜11時

 社会人は仕事、学生は授業中。

 「昼休み前」で一番スマホを触らない時間。

 → 投稿しても読まれない。

 

 早朝5時〜6時

 早起き勢はいるが、少ない。

 → 新着の寿命が短く、読まれない。


3. 投稿時間のコツ


新連載1話目は夜21〜22時がベスト

 → 読者が最も多く、ランキング反映までにブーストがかかりやすい。


連載更新は朝か昼もアリ

 → 仕事や学校前に「新着チェック」する読者層を掴める。


夜ばかりだと競合が多いので、あえて朝や昼に更新して新規の読者に読ませる戦略も有効。


4. 更新頻度と時間固定


「毎日21時更新です!」と固定すると読者が習慣的に待つようになる。


→ 読者は“更新リズムの安定”を信頼する。

→ 多少短くても、リズム重視の方が効果が高い。


5.まとめ(キーワード&投稿時間)


・キーワードは王道+差別化ワードを組み合わせて  最低3個。理想は10個程度。好きなだけも良し。

・雰囲気ワードを足して、作品の空気を伝える。

・投稿は夜18時〜22時が最強。


固定読者を作るなら時間と頻度を守ることが大事。

これを押さえるだけで、作品が埋もれず“読まれる確率”がアップする筈です。


〜ランキング編〜


ランキングは5つの種類があります。


1. 日間ランキング

直近24時間のポイント合計で決まる。

ポイント=「ブックマーク数×2+評価(★)」


1日で一気に読者を集められるかが勝負。

だから 1話目の投稿は夜21〜23時が強い。


新着から読者が流れ込み、ブクマが一気に入れば日間に乗る可能性が高い。


2. 週間ランキング

7日間のポイント合計。

日間に乗れば、さらにここでもっと伸びる。


継続更新して読者を掴むと上がりやすい。

「日間に入ったら毎日更新でブースト」が鉄則。


3. 月間ランキング

30日間の合計ポイント。

新連載が勢いを維持できればここまで伸びる。


ただし上位は強豪が多いので、狙うなら「日間→週間→月間」と段階的に上げる必要がある。


4. 年間&総合

年単位・全期間の積み重ね。

新規参入者はまず意識しなくてOK。かなり難しい。


〜ブクマのもらい方編〜


1. ブックマークを増やすコツ


(1)次回予告風の引き

各話の最後に「次回どうなるの?」を残す。


「このときはまだ、王太子がーーーとは誰も思っていなかった。」


「そして、次の瞬間。彼の運命が大きく変わる。」


読者が「続きを読みたい」と思った瞬間、ブクマを入れやすくなります。


(2)更新リズムの安定

毎日・隔日・週2回など、一定のペースで投稿。

→ 読者は「更新してくれる」と信頼できる。

→ 信頼がそのままブクマにつながる。


(3)物語冒頭の強さ

1〜3話で掴めなければ読者は離れる。

→ 最初から「婚約破棄」「追放」「転生」など人気ワードを出してそこからインパクトを作る。


〜クレクレのやり方編〜


1. クレクレは必要か?


「作品の出来で勝負するからお願いはしたくない」

という考え方もあります。しかし、なろうの世界では お願いした方が圧倒的に伸びやすい のが現実。


読者は「面白い」と思っても、わざわざブクマや評価を入れないことが多いです。作者から「お願いします」と一言あるだけで、反応率が何倍も変わります。


なので、クレクレ=作品を伸ばすための必須テクニックと言えるでしょう。


2. 基本的なクレクレの言い回し


(1)ストレート型

「面白いと思っていただけたら、ブックマーク&評価

 をお願いします!」

「感想をいただけると励みになります!」


→わかりやすく直接的。でも押し売り感が出やすいので短めに書くのが吉。


(2)柔らかお願い型

「ブックマークや感想をいただけると、更新の励みに

 なります!」

「次の更新ペースが早まるかもしれません……!」


 →“作者のやる気”と結びつけることで読者が応援し やすくなる。


(3)問いかけ型

「このキャラについて、皆さんはどう思いますか?」

「次に出てくる展開、予想してみてください!」


 → 読者が“答えやすいお題”をもらえると感想が増え

 やすくなる。


3. クレクレを入れる場所


本文の最後あとがき が基本。

毎話入れてもいいが、文章は工夫して変えると飽きられない。


活動報告でも定期的にお礼+お願いをする

→ 本文の冒頭で「ブクマお願いします!」と書くのは逆効果。


「まだ読んでないのに押しつけられた」と感じられて離脱されやすい。


ex〜完結ブースト編〜


1. 完結ブーストとはなんぞや?


「小説家になろう」では、作品を完結にした瞬間にランキングに反映されやすくなる現象があります。

これが俗にいう 完結ブースト。


特に、ブクマや評価をそこそこ集めていた作品は、完結を機に「一気読み勢」が増えて再浮上する。


2. なぜ完結ブーストが起こるのか?


・読者心理として「途中の作品より完結済みを選ぶ」

 傾向があること。

・完結=安心して最後まで読める、というメリット。

・運営側も完結作品を優遇する傾向があり、ランキン

 グや特集で拾われやすい。


3.完結ブーストを最大化する方法


1. タイミングを見極める。

まだ勢いのあるうちに完結 → ブーストでさらに読まれる。


逆に、全く伸びていない作品を完結させてもブースト効果は小さい。


→ ポイントやブクマが一定数ある作品を完結させると効果が大きい。


2. 完結直後に活動報告を出す


「作品を最後まで読んでくださりありがとうございま

 した!」

「実は裏設定集や番外編を活動報告で更新予定です」


→ 完結報告は宣伝のチャンス。

→ ここで「次回作」や「関連作品」への導線を貼ると効果倍増。


〜この物語の完結なまとめ〜


1. あらすじ・冒頭

・一行目でフック:「婚約破棄」「追放」「転生」

 「無能→最強」

・主人公の立場と事件を明示

 ネタバレせず方向性を提示(ざまぁ・溺愛・復讐)


2.タイトル決め

・SEOワードを意識する

・構成を意識する

・少し眺めのタイトルが人気

・専門用語を使いすぎない


3. キーワード

・王道+差別化+雰囲気ワードを3〜10個ほど。

・検索とランキングに直結


4. 投稿時間

・ゴールデンタイム:18時〜22時(新着・日間狙い)

・朝7〜8時、昼12〜13時:固定読者向け

・避ける時間:深夜2〜5時、午前10〜11時


5. ランキング・完結ブースト

・日間→週間→月間の順で上昇

・完結で浮上(ブクマ・評価増加)

・後書き・活動報告で次回作に誘導


6. ブクマ・感想

・本文最後に軽くお願い+感謝

・柔らかく、ユーモアや作品ネタを混ぜる

・条件付き特典で参加型にすると効果倍増


7. 投稿全体のポイント

・1話目でインパクト

・タイトル、あらすじ、本文の一貫性

・更新リズムを固定して読者習慣化


【完】

ここまで読んでいただきありがとうございました。


今回は小説を書いている初心者の方向けに、なろうの基本のことについて深く掘り下げて書いてみました。この作品の内容はどれも「作品そのものの面白さ」と「読者との接点」を両立させるための重要なものです。


ただひたすらに書くだけではなく、ポイントを理解して作品に活かすことが、読者に届く作品作りの第一歩です。

少しずつでも試して、自分なりのスタイルを見つけてください。


ぜひ、ブクマ、評価、感想などよろしくお願いいたします。


好評であれば連載版を出して本文の書き方など、更に掘り下げたものを出そうと思います。


最後に一言。


面白い作品だからといって自然に読まれるわけではありません。

しかし、工夫して読者に届ける努力をすることで、その面白さは多くの人に伝わると思います。


私も未熟者ではありますが、あなたの作品が多くの読者に届き、愛されることを心から願っています。

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― 新着の感想 ―
〜クレクレのやり方編〜の4 >もしブクマが100件を超えたら、番外編を公開します!  これはやめた方がいいと思います。ブックマークの2ポイントもランキングに影響を与えるため、評価システムの信用を毀損…
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