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雨に洗われ

作者: 檸檬

雨に洗われた街が


たっぷりと日の光を受け止めている


雲がハツラツと汽笛をならして


青空の紺碧へと船出をする


柳の葉がしなだれ光の雫を落とす


チガヤの群生の丘には


雪原のように白い穂が羽毛を広げ風に舞う


あの子の頬に雪のように触れ溶けて


光ってみえたのはきっとキノセイ、、


山々の緑は深く枝先にまで水をたたえ、

溢れ落ちんばかり


風がその合間を気持ち良さそうにながれる


緑の輝きを揺らせて


こんな日のドライブはわたしも嬉しい


何処までも車輪を滑らせ、轍をゆく


週末のドライブ 雨のち晴れで


前だけはみてるよ


風の通り道を探して


道の先の先には淡い光の花束


その周りを一定速度で周り続ける星のような流れがそのひとときが羽根をくれるよ


山が空が雨を弾く青葉が、


靡く枝葉の潮騒、ザワメキが、


そう言っているみたい


こんな日のドライブはわたしも嬉しい


チガヤ、、雪の穂先、風に乗って、

ふわり、ふわり、あの涙は


似ているんだきっと


俯かないで風にぬぐって


運命に逆らわず心のままに何処までも車輪を回して流れるようにゆきたい
















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― 新着の感想 ―
雨に洗われ日の光に輝く街、ハツラツと汽笛を鳴らして青空の紺碧へと船出する雲。冒頭の素敵な描写から惹きこまれました。 波打つチガヤの白い穂は、雪原のようであり、羽毛のようですよね。気持ち良さそうに流れ…
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