スキル…
〜ステータス詳細〜
ルーク・アイクホルスト
年齢 5歳
称号 徘徊者
HP 100
MP1500
AT 100
DE 100
ST 100
LU 300
スキル
転生者
恐山の呪い
閉じた。迷わず閉じた。そして聞いてみた。
「スキルに呪いがあるんですけど!なんかおかしくないですか!?」
「そうなんだよねwその詳細を説明するためにここに呼んだんだよwまずは順番にステータスの詳細から進めていこうと思うんだけどいいかな?」
「はい…」
「じゃあ説明していくよ〜wまず名前と年齢はわかるとしてちょっと順番変わるけどスキル転生者の説明からだねwステータスオープンして転生者のところ押してみてw」
言われたとおりに押してみると
・転生者
(鑑定)
(異世界言語順応)
説明︙異世界から転生された魂につくスキル
神様からの授かりもの
「これって…」
「そうそうw異世界から転生して赤ちゃんからスタートとはいえ別世界の言葉なんてわかるはずないでしょwだから転生者には全員に付くようにしてるんだ。」
この人(神)はできる人や!神か!神様だったな
「ん~~そう思ってくれてもいいよw」
なんか含みのある言い方だな。まあいいや。
「次は(鑑定)だねこれは君もわかると思うけど鑑定した相手のステータスがわかるといったスキルだね。相手の名前もわかるよ。」
「それって…」
今まで逃げ続けた貴族の名前鑑定すればでてくるってこと!?覚える必要ないじゃん!やっぱ神だ!神だった…
「まあ、絵とかに顔が描いてあったり紋章だったりもあるからある程度は覚えないとだけどねw」
そうだった…勉強の日々は続くらしい…
「そして本命だね」
いよいよか…
「恐山の呪いだね。開いてみて。」
恐山の呪い
(憑依)
(降霊)
(心霊特異)
「上から説明していくね。(憑依)は死んだ魂を自信に憑依させて力を借りるといった能力だね。これはこちらの世界にもあるから分かりやすかった。そして(降霊)こちらは(憑依)の相手番だね。ただしこちらにはデメリットがある。意志の弱い人、そういう人に使ってしまうと廃人、最悪の場合死んでしまうこともあるんだ。しかも廃人になってしまった肉体は魂に引きずられてしまう。つまり乗っ取られてしまうんだ。」
「例えば殺人鬼を降霊して廃人になられたら暴れ回って最悪の場合殺されるとかいったことが起こってしまうんですか?」
「そこは大丈夫っぽいね。(降霊)でおろした魂はスキルを持っている人の許可がないと力が使えないからね。」
「え…」
もしかしてこれってえげつない強スキルでは?
「そう、君が今考えたことも可能だよ。できれば非人道的なことだからしてほしくはないんだけどね。」
まあ、元日本人の俺は良心の呵責でやれそうにないな…
「次に行くよ?」
ここまでは言葉で大体の能力は想像ができたがこれだけは全く分からない。
「(心霊特異)だね。この能力は君の世界の所謂心霊スポットの逸話の力を借りれるといった能力だね。これに関しては僕も調べきれなかったよ。どういった能力かも分からない。僕の力では外すこともできない。どうすることもできない能力だ。そしてこのスキルのせいで君はこの世界の理から外れてしまっている。この能力はもしかしたら君のほうが詳しいのかな?」
心霊スポットな、俺の十八番だ。この能力は研究が必要だな。
「管理する立場としては不穏分子として処分も考えたんだけど分からないからという理由で処分してしまうのも忍びないから様子見といったところだね。」
俺は知らない間に命の危険にさらされていたのか…なんということだ。
「まあ、とりあえずスキルの説明は此処で終わりかな。何か聞きたいこととかはあるのかな?」
「でしたら一つだけ…私はこの世界に何のために転生されてどのようなことをすればよいのでしょうか?」
「何も考える必要はない。
すべては君の思うままにすればよい。
そして君はそのままこの世界で天寿を全うすれば良い。」
「はい。」
エクス様なんか豹変したな。心なしかとても見下した目というか冷たい目をしている。
「ではもといた世界に帰そうかな。」
「は、はい。ありがとうございました。」
「じゃあね。」
全身が発光しだした。俺はなんか腑に落ちないという感情を持ちながら教会へ帰還した。この呪いを理解するため研究していこうと心に決めて。