情報…
「おぬしはこの国をどう思う?」
「来たばかりだから語ることは何もないよ。」
「だからこその意見だってあるだろう。」
お爺さんの鋭い眼光が俺を突き刺した。
「まあ、そうだね。平和な国だと思うよ。」
「そうか。それが張りぼてな平和だとしたらどう思う?」
「そんなこと言われてもなんともいえないよ。だが、平和が崩れるのは俺は面白いと思う。」
「面白いか。そんなこと言うやつは初めてだ。人間はいつも平和を望む。だがそれは世界の平和ではない。自分の平和だ自分さえ良ければあとはどうでも良い。自分の国が平和で辺りが戦争に包まれていても良かったと思う。」
「ああ、そうだね人間は自己的な存在だよ。自分のことしか考えてない。子供が生まれた、親と仲が良い。そんなのは表面上だ。辺りが戦火に包まれたとき状況は一変する。だが、君もそのうちの一人だろう?」
「そうだ。わしもわしのことしか考えておらんよ。だからこそ戦争に巻き込まれるのはごめんだ。」
「近々戦争が起こるってこと?」
「そうだな恐らく起こる。起こらなくてもこの街の状況は一変するだろう。」
「巻き込まれたくないから隠蔽魔法でここに隠れているの?」
「そんなわけないだろう。少し魔法をかじったものならすぐに見つかるだろう。だが、この国にはそんなものはいない」
「だから旅人だとわかったわけか」
「悪いことは言わんすぐにこの国からでたほうがいい。儂もすぐに出る。」
「そうしよう俺も巻き込まれるのはごめんだ。」
「おぬしは大丈夫そうだがな。儂も少しは魔法をかじっている。だがおぬしの力を鑑定も感じることもできん。こんなことは生きてきて初めてだ。おぬしは本当に何者なのだ?」
「そこは逃げる君には関係ないことだと思うよ。でいうより知らないほうがいい。時に好奇心は猫をも殺す。」
「それもそうだな。忠告感謝する、どうやらこの出会いは忘れたほうがいいらしい。」
「僕も忘れることにするよ。ただお爺さん」
「なんだ?やっぱり殺すのか?」
「殺さないよ。出会いに偶然はない、あるのは必然のみ何かあったら俺に相談してよ」
「それは恐ろしい。ないことを願うよ。」
そういうとお爺さんは外に出ていった。何か嫌な話を聞いてしまった。シエルとの合流時間も迫っているため俺は建物を後にした。
少し早いが合流場所に到着するとシエルはすでにもうそこにいた。
「早かったねシエル」
「うむ。めぼしい道具もなかったしあるぶんで大丈夫と判断したから散策だけにしたんだ。ご主人も早かったな」
「まあ、シエルと同じ理由かな」
「その顔は何かあったな?」
「今はまだ気にしなくていいよ、」
「そうか、ご主人がそう言うなら気にしないことにしよう。ところでご主人明日は時間があるか?」
「あるけどどうしたの?」
「実はな明日罪人の処刑が昼に行われるらしい。」
「そんなの日常茶飯事じゃん何がそんなに気になったの?」
「実はな明日の罪人が:禁忌の魔女:と呼ばれているらしくてな」
「それは少し気になるね」
「ご主人魔法使いの仲間が欲しいと話してたような気がしてな話しておこうと思ってな」
「魔法を使える仲間はぜひとも欲しいな。オレもシエルも使えないし。それは明日の何時くらいからなの?」
「昼ごろって話だったぞ?」
「じゃあその頃に向かおうか。そろそろ宿屋に入ろう。」
「了解」
こうして俺達2人は今日泊まる宿屋に入っていった。中に入ると少し眠たそうな受付がいたこちらを見るなり面倒くさそうに対応を始めた。
「いらっしゃいませ。宿泊でしたらお一人銅貨5枚になります。」
「2人分宿泊でお願いします。」
俺は受付に銀貨1枚を置いた。
「ちょうどですねお部屋は2階の角部屋になります。ごゆっくりどうぞ。」
こうして俺達2人は今日泊まる部屋の中へ入った。
「明日はどうするんだ?」
「実はさ今日変な老人に会ったんだ。」
俺はシエルに今日会ったことを話した。
「そんな事があったのか」
「この国で戦争が起こると話していた。もしかしたら明日の処刑によって起こされる戦争なのかもしれない。」
「十中八九そうだろうな。タイミングが良すぎるし。それしかないだろうな。」
「それがこの国の運命なら面白そうだし俺は静観しようかなと思ってる。」
「じゃあ明日の処刑は放置しておくのか?」
「まさか、処刑が終わったその後に死体を俺のスキルで仲間にする。」
「なるほど。世界的には罪人の死体が消えただけってことか」
「そういうこと」
「じゃあ明日の罪人は本人の魂をいれるのか?」
「そこはまだ迷っているよ。本人の能力次第ってところかな。」
「そうか、最悪明日はこの国の騎士団と戦闘になる場合があるのか?」
「それはないと思うよ。死んだ罪人の遺体にそこまでの思い入れはないだろうしね」
流石に公開処刑とはいえその後国が罪人の遺体を丁重に弔うといったことはしないはず。しかもどうして戦争になるのかも見てみたいしな。
それと少し気になることもあるしね。
一応明日戦闘になってもいいように少しスキルを調整しようと思う
ルーク・アイクホルスト
年齢 15歳
称号 徘徊者
HP1500
MP30000
AT1500
DE1500
ST1600
LU500
スキル
転生者
恐山の呪い
(心霊特異)
SETポート・アーサー
八甲田
ラ・イスラ・デ・ラ・ムネカス
「よしっとこれでいいかな。【呪音】は多分役に立たないだろうしね。抜いておこう。かわりにこれをセットして完了かな。【空棘】は汎用性が高いからそのままにしておこうかな」
こうして俺は明日を楽しみにして眠りについた。
この世界のお金事情
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10枚ごとに色が変わります。




