イジメにあいました4
こんにちは。今回第四話となっています!お願いします!
なんで今日、こんなに元気かっていうと!いつもダークで暗いので、明るい気持ちで!行きたいと思います!
本編も今回はそんなにダークではありません!むしろちょっと笑って頂けると嬉しいです!
そして今回!5000字で書かせて頂きました!
いつも3000字ピッタリで終わらせていたんですが・・・時にはドカーンとやってみたかった!
読みづらかったらすみません!
今日から夏休みです!あはは!うれしーなー。宿題ヤダナーヤダヤダ〜
でもコレを書いてる自分は部屋に引きこもってる、バカですから。
ベッドで書く小説家って何人もいますよね!
ベッドの上で、人形に囲まれて・・・あぁ幸せ!
そんな4話楽しく読んで下さいな!
次の日の昼休み、実行委員の集まりがあった。
「えーっと今日は、舘岩の目当てを決めたいと思います。クラスで5学年のいいところを木曜日までに集めて来てください。そして、いいところと直した方がいいところをもとに、目当てを決めたいと思います」
へぇ、目当てか。そういうのも実行委員が決めるんだ。
ウチのクラスはPとMに分けて、良いところ悪いところを決めることにした。
ちなみにP=プラス、M=マイナス。
「まず今日は、実行委員のみでのP Mを決めたいですね。委員長のYさんお願いします」
Yさんが教卓の後ろ・・・先生が立っていた所に立ち、大きな紙を、黒板に貼る。
Yさんを見た時、隣の椅子に座っているナナミを見た。
Yさんが虐められているデマを流したのは、ナナミだ。
そのせいで5年生全体がナナミのことを嫌った。
私はナナミをまだ、許していない。
「___最初にクラスごとに話し合いをしてください。時間は5分です。スタート・・」
Yさんはストップウォッチの『5分』を押す。
Yさんが話し始める前、少しの沈黙が流れた。アレは一体なんだったんだろうか。
もしかして、Yさんは話すのを戸惑ったのか。でもなんで?
そして4組がYさんを見る視線が、とても鋭かった気がする。
ナナミが流した話は嘘だったんだよね?
でももし本当だったら・・・
「ひまり!ひーまーり!なにボーッとしてんの!あと3分しかないよ」
「はふ・・・ん?あっそっか!」
ナナミが叫んでる声を遠く聞く。
今まで、気づかなかった。
「あ!ナナミ、Yさんの___」
「何?!早くしないとなんだよ!」
「あ___」
ストップウォッチが鳴る。
時間切れだ。
「1組。話し合いの結果を発表してください」
私とナナミが目を合わせる。
ナナミの目は、「アンタが悪い。5分もあったのに」と言う目をしていた。
すると男子のUが、
「はいっ!僕たちが出した結果は、P、元気がいい!Mは、話を良く聞けない、だと思います!Pの理由は、クラス関係なく仲良く遊べるからです!Mの理由は、先生の話の最中に、友達と喋ってしまう人が多いので・・・はい!以上です!」
よくもまぁコイツは、決めてないのに一人で説明できるなぁ、と感心した。
他のクラスの発表も聞いたけど、何も話し合っていない私たちより、高学年っぽい意見だった。
「はい、皆さんとても良い意見が出せましたね。これをクラスで発表して、1組は1組で、2組は2組でもう一度意見を聞いて来てくださいね」
木曜日までに今日出た意見を皆に話し、その意見を紙に書いて、また実行委員で話し合うのか。
「これで、実行委員三回目の活動を終わりにします」
五時間目が始めった時まで、ナナミの怒りは収まらなかったようだ。
掃除の時は無視し続け、5分休みはツンツンしていた。
五時間目は話す機会など、ないはず。教科は算数で、話し合うのは班のみ。
ナナミとは班が違くて、少し安心した。
実行委員で、一緒に活動するのに、喧嘩などしていいものなのか。
自分で考え込んだまま、五時間目は終わった。
帰りの会も、無視は続いた。
周りからも無視されてるけど、仲のいい人に無視されるのは随分違う。
「ひまりちゃんってさぁ、何考えてるか、分かんないよねぇ」
帰りの会の、『今日のスター』発表時間の際に、後ろの席からみっちが話しかけてきた。みっちはこんな時間の時は、話して時間を潰す派だ。
「え・・・?そうかなぁ。確かに自分でもわからないけど」
「矛盾してるし、曖昧だなぁ・・・」
みっちの方を向き、離してるが、先生は気づかない。
「考えてることといえば、生きること」
「ぷ、そんなこと考えるんだね、ひまりちゃんって」
V字サインをみっちに見せてから、前をむく。
もう、先生の話に入っている。
「舘岩まであと一ヶ月程です。準備しているのは先生たちだけでなく、皆さんもですよ。気をしっかり持って、全力でがんばりましょう!」
一ヶ月もあるのに、そんなこと言わなくても・・・。
学校から徒歩10分先にある家まで、早歩きで行った。
ナナミとは家の位置が違うから、一緒に帰ったりはしないんだけど・・・。
「明日には絶対、仲直りしてやる!」
大声で言ったからか、前を歩いていた2年生くらいの男の子の足取りが、早くなった。ちょっとムッとしたけど、こんくらいで怒ってちゃぁ高学年とは言えない。
ナナミが、明日までに機嫌良くなってるといいなと思いながら、家に帰った。
家に帰ってすぐ、漢らくドリルを開く。
感じ一文字一文字綺麗に書くけど、その書く手は早い。
宿題が終わり、急いでパソコンを開く。これが日課だ。
「ふぅ〜最高〜」
休んでた時に見た YouTuberの動画を見る。
しばらくの間、見てなかったんだよね。
「うん・・・やっぱり、疲れの後にはこれが一番!」
「ひまーーーーーーり!」
その声にビックとして、左をみる。
声の主は、鬼ママだ。
「帰って早々・・・ゲームして・・・」
「う〜言い訳はできないね。でも宿題はやった。やるべきことをやってからゲームしてるから、いいでしょ?ね?」
ママは首をちょっと曲げ、ゴキゴキと首を鳴らす。
「やるべきことをやってからやったなら、許すと思ってる?」
「いーーーーやぁっと、勿論後でパパに買ってもらったドリルやるつもりだったよぉ」
ごめんなさいぃ、嘘ですぅ。
「あら、そうだったの。ならいいわ」
ごめんなさいぃ、嘘ですぅ。
ママは机から離れると、キッチンへ向かった。
ふぅ、これで、誰にも邪魔されず、YouTubeを見ることができ___
「ひまり遊ぼーーー!」
「ぎょわぁ?!」
肩をぶった叩いて、声をかけたのは、妹おみだ。
「な、また・・・!ワチシの時間、無駄になる!邪魔だぁ!」
「また?またってことは、ママも来たんだ。怒られた?」
「ママも来たけど!二回目は許さない!うぉぉぉぉ」
YouTubeの動画を止める。
パソコンからゆっくり手を離し、おみに近づく。
おみの顔は、少しづつ青ざめていった。
「ガオォォォォ!」
「ぎ〜〜〜〜やぁ〜〜〜!」
私に襲われたおみは、その場に寝転んだ。
「行ってきます___」
「頑張って!元気よくご挨拶〜おはようございます!!」
ママの励ましは、全然『励まし』になってなかった。
嫌だ嫌だ。頑張りません。そんな気持ちが動く中、おみは私の前を歩く。
「はぁぁ・・・」
ため息は幸せを漏らすと言うが、自分の口には幸せすら入っていない。
逃げていく幸せすらいない、というわけだ。
学校に行きたくない理由はただ一つ。いや、二つだ。
教室が嫌なのと、実行委員。
ナナミと、どんな顔して向き合えばいいのか。
そして私は、昨日一昨日と休んでしまった。最悪という名の海に溺れたのだ。
『支配からの卒業』っていうのがあるけど、教室のなかに閉じ込められて、『学』を頭の中に叩き込まれる。それが『支配』。『卒業』は、早く大人になって、『学習』から逃げたしたい、卒業したいという気持ちだ。
「支配からの・・・卒業___」
「?しはいからのそつぎょう?なんだそれ?」
前を歩くおみがそう言った。
「ううん・・・独り言」
「起立!礼!」
よろしくお願いします・・・。
「えー今日は、比例について、学習したいと思います。教科書21ページを開いて下さい」
21ページ・・・。
ポンっと、音がして振り向く。
机の下には、消しゴムが落ちていた。
またか。
最近、誰かが消しゴムを背中に投げつけてくる。
あんまり痛くはないけど、迷惑だからやめてほしい。
それに今は一時間目だ。前まで最後の方の、みんなが気を抜いている六時間目に投げてくるのに。今日は一時間目だ。
消しゴムを拾って、机の上に置く。誰のかはわからないけど、後で・・・授業後に先生に渡すつもりだ。
「この長さとこの長さでは___」
ふぅん。こんなつまらない学習を、5年生にやらせるんだ。
全く、そういうのは授業を真面目に聞いてた一年生の時にやらせろって。
ぽんっ。
_____。まただね。一週間前から続いてるとはいえ、流石にやりすぎだ。
「いたたた・・・」
毎日腰を下に降ろしすぎて、腰が割れそうだ。
指先に消しゴムが触れる。あと少し___
「ひまりちゃんどうしたの?」
「__!」
消しゴムに手が届いた瞬間、後ろの席の__みっちの、声がした。
「い、いやだなぁ。私ったら、ドジっ子で。消しゴム落としちゃって・・・」
みっちに消しゴムを見せ、
「じゃ・・・」
「?それKさんのじゃない?」
みっちは、勘が鋭かったのか、消しゴムを見て言った。
確かにこれは、Kさんの物だ。
「え、えーっと・・・。間違えちゃった。私のはこっちにあるよ」
「___?なんだ、やっぱりひまりちゃんってドジだねぇ」
「はははははは・・・」
みっちはニコリと笑って、ノートに視線を落とす。
私も、黒板の方をむく。バレなくて、ホントによかった。
手に持つ消しゴムを数秒見つめてから、机の端に置いた。
「実行委員、集まって」
ナナミが声をかけると、男子がナナミの机の周りまで、寄ってきた。
「大変なんだけど___。クラスで話し合ったこと、まとめてない」
そっか。私が休んでる間、皆はクラスで話し合っていたのだ。
ナナミは白紙の紙・・・小さく縦長に切り取ってある紙を私たちに見せる。
男子二人は口を開け、呆然と開いている。
メモはとってるみたいだけど・・・。
クラスで話し合った結果、出たのは数個。今まとめても、間に合わないと思う。
行間休みが始まる5分休み。残されたタイムリミットは3分ほど。
「な、なんでまとめてないの?!実行委員用の紙に出た結果を書かなきゃいけないんだよ?!それを書くのに何分かかると思ってるの?!」
「二日も休んでたひまりに言われたくない!私たちだって色々話し合って忙しかったんだから!」
教室に入ってきた他クラスの子達が、何だ何だと、騒ぎ出す。
ナナミは白紙の紙を持って、机に座る。私たちも、その周りの椅子に適当に座る。
「ひまり。急いで移して。結果を実行委員の紙に書いて。私たちは発表される紙をまとめるから。ホラ、急いで!」
ナナミが言った言葉に反応して、男子二人がマイネームペンを筆箱から取り出す。
私も、何も書かれてない実行委員の紙に、結果を写書きする。
だけど____
「え、何?今やってんの?」
ドクンと、胸を打つ音がした。
実行委員担当の、k先生だ。注:さっき出た消しゴムの子とは別人です。
私たちの担当の先生でもあるk先生。怒ると怖く、キャラは一変する。
「それ今日までにやってくることでしょ?なんで今やってんの?」
ついさっきはナナミが、『忙しかったから』と言い訳したが、流石に先生の前では口答えできないようだ。
「ちょっと廊下来て」
廊下?よくあるパターンだ。
クラスの誰かが授業中に怒られて、廊下に出されるやつ。
こんなことで廊下に出されるなんて、みっともない。こんなんじゃ、支配からの卒業もできない。
教室の机にクラスごとで集まってる他クラスの人たちが、じーっとこっちを見てる。
なんか、恥ずかしかった。
「先週先生言ったよね?木曜日までに終わらせて下さいって」
廊下で説教される私達。廊下を行ったり来たりしてる子は、私たちを少し離れて通る。低学年の子達に見られると、「こんな先輩でごめんね」と言いたくなる。
「なんで今やってんだよ!!」
ビクッとみんなの肩が動いた。勿論私も、驚いた。
「ひまりさんごめんね。あなたが休んでる間にこれ、やるつもりだったんだけど」
「あっ、全然大丈夫です」
先生のキャラが変わった。
ん?何が大丈夫なんだ?ナナミと男子が怒られてて。できれば私の友達怒らないで下さいって言いたかった。
そんなこと思ってると思ってないのが、ナナミだ。
私が先生に答えた時、ナナミはギロリと私を睨んだ。
「君たちは早く紙を取ってきなさい、白紙の紙を!」
先生はナナミ達をビシッと指し、強い口調でそう言った。
取り残された私は___
「えーっとね、1組で出た結果は、こんな感じなんだけど__」
先生がPMに分けた表を私に見せる。
ドキドキしながら先生の話を聞く。
先生と二人きりで話すなんて、とても緊張するでしょ?
「___で、こんな感じ。アレをやってきて欲しかったんだけどねぇ」
「そうなんですね。休んでる間に色んなことが本当に・・・決まってしまってて。とても焦ってたんです、私も。だから教えて頂いてありがとうございます」
『休んでる間に』を大きく言って教室に戻って行った。満面の笑みで。
他クラスの子達に私も怒られたなんて思われたくなかった。
お疲れ様です、ゴハラメです!
いや〜5000字!長かったな!ぇ、読みづらかった?
時間かかりましたか?まぁでもコレを読んでる読者さんは、読み終えたってことですよね!
「ごめんなさいぃ、嘘ですぅ」っていうのはやめて下さいね!笑
支配からの卒業もかなり古いですよねー。知ってる人はウチのパパと同年代かな?
尾崎豊ですよね!でもなんで10代の私が知ってるかって?
それは本ですね、本!大好きな本の主人公が言ってましたね!
その本もイジメの話。さぁ続きもぜひ読んでくれ!支配からの〜卒業!