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公安機密:事情聴取ファイル  作者: 文月獅狼
2/14

File.1.5

「ありえない?いや、ある。彼の話はアレの一端であると言えるだろう。

一般的な男子高生が、だ。彼の親友から彼女のひどい過去を聞いていたことを考慮しても、あそこまでの積極的な殺意を抱くだろうか?」


「『殺意はふと湧く湯気のようなものだ』——過去に哲学者がそう言ったように、殺意は確かに内なる心から湧き出るものだ。

そう——アレは、殺意の中に住んでいる。

アレが何者でどこから来て何が目的なのか。我々は一切追えていないのだが、それだけははっきりと言えることだ。

何故かって?簡単さ。アレに住まわれた同僚の何人かがそう語っていたのさ。彼の心の中にも、既にアレは快適に住んでいるだろうね」


「公安機密第零課。我々が取り扱うべき対象を誤ってはいけない。

我々が捕らえるべきは彼の中に巣食うアレであって、彼自身じゃないんだ。

それが分かっているなら、私に一々そんな質問をしなくてもわかるだろう?

彼は処分だ。彼に巣食うアレに、殺意というエサを与えてはいけない。

私の同僚たちと同じように——速やかに、そして秘密裏に彼を頼んだよ。

嗚呼、私は忙しいんだ。あと6時間の間に、同じような質問にあと5件答えなくちゃいけないんだからね」

どーも、文月獅狼です。

この不定期な作品も二作目を迎えました。

さて本題です。この先もFileを一つ出した後に+0.5したものを投稿していくと思います。

しかしこの+0.5したものは私の友人が私の作品を読んだ後に書いたもので、それを許可を得て投稿しています。なので書き方がいつもと違うなんてことはあると思いますがご了承ください。

それではまた。

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