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エピローグ

 天気の良い、春の朝。

「英輔ーー、早く降りてらっしゃーい、彼女待たせるなんて男として失格よーーーー」

 お袋の馬鹿でかい声が下から聞こえる。

(そんなでかい声出さなくたって聞こえてるっての! お隣さんに聞こえたら恥ずかしいだろ!)

 俺は頭の中で愚痴をこぼしつつばたばたと階段を降りる。


 ――あれからもう、1週間経った。

 家に戻ってきてからは、またすっかり普通の生活に戻ってしまった。あの件についてはお袋から色々詮索を受けたが、彼女のお父さんに口止めされているのでほとんど真実を喋ることができなかった。

 ……ただ、1つ隠せなかったことがある。


「ちょっと英輔、なにそのカッコ。もっと気ぃ遣いなさいよねー。私の弟のくせにダサすぎ。30点」

 下に降りると、玄関にはお袋のみならず姉貴までいやがった。

「余計なお世話だ。ていうか姉貴、今日下宿先に帰るんじゃなかったのかよ?」

 俺が吼えると

「だってせっかくあんたの彼女さんが来るっていうから挨拶してから帰ろうかと思ってさー」

 それから姉貴はくるりと玄関先に顔を向けて、

「ほんとにうちの英輔でいいの? 正直朔夜さんには勿体無いと思うんだけどなー」

 そこに立つ彼女にそう言った。

「そんなことないですよ。東条君、男前ですし、優しいですから」

 口調が改まっているのが妙に気持ち悪いが、確かに姉貴の言うとおり、暖かな日差しを背に春の装いでちょこんと立っている彼女は、正直、目がくらみそうなほど可愛いくて、俺には勿体無い気がした。

「うう、強烈なのろけアタックをくらった……。母さん、なんで私には出会いがないのかなあ……」

 姉貴はオーバーにふらりとお袋に倒れ掛かった。

「香奈枝は相手に条件つけすぎなのよー。それじゃあ2人とも、気をつけて行ってらっしゃいね」

 お袋はやんわりと姉貴のぼやきを受け止めて、俺たちを見送ってくれた。


「英輔のお母さんもそうだけどお姉さんも面白いね」

 スキップでもしそうなくらい上機嫌な朔夜が隣でそう言った。

「そうか?」

 そっけない返事を返しつつも、俺も高ぶる気持ちを抑えきれないでいた。


 そう、今日は待ちに待ったデートの日だ。

 冬休みに約束した遊園地に、俺たちはようやく辿り着いた。

 まだまだ春休み真っ最中なせいか、平日にも関わらず親子連れで賑わうエントランスを抜けると、彼女は早速とあるアトラクションを指差して

「英輔、まずはあれに乗りたい!」

 そう言った。

「いきなりメインの絶叫か? 酔わないようにもうちょっと軽いやつで慣らしてからにしないか?」

「駄目だよー、あれ人気なんだから早く並ばないとそれこそ乗れなくなっちゃうよー」

 そう言って彼女は俺の腕を引っ張りだす。すると

「へい、そこ行くボーイ&ガール! アトラクション待ちならワタシに任せなさーい」

 なんだか、見知った声が後ろから聞こえてきた。

「「え?」」

 思わず振り返ると、そこには長髪の男が立っている。

 今は金髪ではないが、ひと目で彼が誰なのかは分かった。

「火砕!? なんでここにいんの?」

 朔夜が驚きの声を上げた。すると彼は

「いやー、とある人物の差し金ってとこかしぐへッ」

 何か言い終える前に前のめりに倒れた。するとその背後には

「私たちもちょっと外出したかっただけよ〜。ねえ埴安姫?」

「そうなのじゃ。日本の春といえばやはり花見。ここには有名な花見所があると聞いてな」

 こちらもまた鼠の耳をうまく隠したりして変装している鼠女と、霊体の埴安姫がいた。

(……うわー、朔夜のお父さんの差し金くさいなあ……)

 俺が心の中でぼやいていると

「とりあえず1時間待ち以上のやつはワタシ達が並んでおいてあげるから、アナタ達は乗れるやつから乗ってきたら?」

 オカマ男が起き上がってそう言った。

「いいの? やったー! じゃあこの辺のやつお願いできる?」

 すると朔夜は前もって準備していたらしいマーカーだらけのパンフレットを見せてあれこれ指示していた。

 あのパンフレットの既にしなしなな状態を見ていると、なんだか照れくさくなってくる。

「ほんとにいいのか? お前らは遊ばなくて」

 俺がこっそり鼠女に尋ねると

「私たちは花見がてらお昼食べに来たぐらいのもんだから別に構わないわよ。それに最近のアイツのボランティア精神ったらもう聖人を見てるようで気色悪いくらいだから気にしたら負けよ」

 彼女は腕を組んで呆れた顔でそう言った。

「ボランティア? ああ、そういや朔夜がメールで言ってたな。オカマ男、そういう団体に入ったんだって?」

 俺が思い出していると埴安姫が頷きながらやけににやりと笑って

「なんでも他人から感謝されることに喜びを覚えたんじゃと。あやつはここのところ充実した日々を送っとるようじゃがここに1人喧嘩相手がおらんで寂しがっとる奴もおるんじゃよ」

 そんなことを言った。

 俺は思わず吹き出した。

「ちょ!? 何笑ってんのよそこ! 別に私寂しがってなんかないわよ!? それに私だってもうすぐ裁縫教室の講師になるんだからっ」

 心なしか赤面しつつうがーっと吼える鼠女を微笑ましく思っていると

「英輔ー、あっちのほうのアトラクション、すぐ乗れそうだよ! 早く行こうよー」

 いつの間にかちょっと離れたところにいる彼女が呼んでいる。

「ありがとな」

 俺は3人にそう言って、慌てて彼女を追いかけた。





 仲睦まじく駆けていく2人の背中を見送って、

「で? どれ並べばいいの?」

 私が火砕に尋ねると彼は前方のアトラクションを指差した。

「まずはあれとその隣のやつね」

「じゃあ私あっちのやつ並んでくるから。行きましょう埴安姫」

 私が彼女にそう声をかけると、

「ん、いやちょっと待つのじゃ」

 埴安姫はそう言って、ぱっと実体化した。

 格好は、ちょっと違和感はあるが一応現代ものに合わせている。

「え、いきなり何?」

 私が驚いていると

「あっちのには妾が並んでおいてやろう。お主はそやつと一緒にあれに並んでくるがよい。それではな」

 こちらに有無を言わせぬ勢いでそう言ってから埴安姫は駆けていってしまった。

「ちょ、ちょっとー!?」

 そうしていると火砕が

「あらあら。最近しょぼくれ気味の誰かさんに気を遣ってるのかしらねえ?」

 そんなことを言ってきた。

「どういう気の遣い方よ!? 間違ってるわよ色々!!」

 私が吼えると彼は気味が悪いほどにっこり微笑んだ。

「あらあら、最近ワタシが忙しくて屋敷にいないから寂しかったんじゃなかったのー?」

 さっきの埴安姫の話を聞いていたに違いない。

「ッ!? 誰がよ!! うるさいのがいなくなってせいせいしてたわよ!!」

「ふーん?」

 火砕がアトラクションに向けて歩き出した。

「じゃあ元彼がまたどっかにふらっと出て行っちゃったのが寂しいのかしら?」

 私はそれを聞いてふと笑う。

「まさか。あいつとはもう終わり。それが分かってるからあいつも出て行ったんでしょ」

「ふうん」

 彼は妙な視線でこちらを見てくる。

「な、何よ」

 すると彼は微笑んだ。

「緋衣、ありがとう」

 それは、いつもの儚い笑みではなく、とても温かい笑みで。

「な、な、何よいきなり!? 私何もしてないけど!?」

 私は思わず視線を逸らした。

「いや、君があの夜、泣きながら『ありがとう』って言ってくれたとき、ふと気付いたんだ。涙は悲しい涙だけじゃないってこと」

 彼は口調まで変えてきた。以前にも何度かそんなことはあったが、なぜか今は、いつもの喋り方をしてくれないと困る気がした。

「そ、そんなの当たり前じゃない! うれし涙だってあるに決まってるでしょ!」

 私が早口でまくし立てると

「ああ。でも初めて、他人ひとの泣き顔が綺麗だと思えたんだよ、あの時」

 彼はそんなことを言った。

(ッ!?)

「い、いきなり何を言い出すかと思えば一体何洒落になんない臭い台詞吐いてんのよこの馬鹿!」

 私は思わず火砕のみぞおちに拳をお見舞いしていた。

「ぅッ……」

「1人だけすがすがしい顔してんじゃないわよ! 私だってね、これからは男嫌いだってちょっとずつ治していってもっとワンダフルな人生歩もうって決めてるんだから!!」

 私がそう言うと、彼はくつくつと笑い出した。

「な、何がおかしいのよ!」

「いや、別に。じゃあ行きましょうかお嬢さん。今日はアナタにもボランティア、してあげるわ」

 彼はそう言って手を差し出してきた。

「……?」

 私が戸惑っていると

「ほら、男嫌い治すんでしょ? 手握るとこから始めたら?」

 彼は恥ずかしげもなくそう言った。

 まったく、この男は。

「…………分かったわよ」

 私は頬が熱くなるのを覚悟して、その手をとった。







 結局その日俺たちは、閉園時間ギリギリまで遊んでいた。

 遊園地のアトラクションをここまで遊びきったのは正直初めてで、アトラクション待ちに協力してくれたあいつらに感謝しつつもさすがにどっぷり疲れてしまった。

「はー、ちょっと疲れたね」

 1日中元気に跳ね回っていたように見えた朔夜もそう言って駅前広場のベンチに座り込んだ。電車の時間がうまく合わなかったので少し待ち時間が出来てしまったのだ。

「でも楽しかったな」

 俺もその隣に座り込みながらそう言うと、

「うん。今年1番楽しかったことランキングに入っちゃうね」

 彼女はそう言って笑った。

「まだ4月だぞ?」

 俺が言うと

「へへ、そうだね。これからもっと楽しいことあるといいな」

 彼女は空を見上げてそう言った。

 俺もつられて空を見上げた。今日はずっと快晴で、夜空には星が沢山瞬いていて綺麗だった。

 ただその星々を見ていると、なんとなくケモノの核を思い出してしまう自分がいて、少し自己嫌悪に陥る。

 そう、あの黒い龍のケモノは消滅したが、他のケモノがこの世から全て消えたわけじゃない。彼女は言っていた。これからもケモノ退治は続けると。

「なあ朔夜」

 俺がそう声をかけると、彼女の人差し指が俺の唇に触れた。

「?」

「英輔、名前」

 彼女が眉をひそめてそう指摘するので

「な、なあ可憐……」

 慌てて訂正すると、彼女はまだ少し不服げに

「そっちで呼んでって言ったのに英輔ってば全然改めてくれないんだもん」

 そうぼやいた。

(……いやー、だってなあ? いきなり下の名前で呼ぶのはちょっと恥ずかしいっていうか……1週間やそこらじゃ直らないって)

 と胸の中で言い訳を繕いつつ

「ごめんごめん。あのさ、ケモノ退治のことなんだけど」

 俺が切り出すと

「ん? それがどうかした?」

 彼女はいたって普通に返してきた。まるでそんなもの、深刻なことではないかのように。

 それが少々辛くて

「……いや、その……」

 うまく気持ちが言えない。俺がそんな風にもじもじしていると

「心配してくれてるの?」

 彼女がそう尋ねてきてくれた。

 が、あまりにどんぴしゃすぎて顔が赤くなってしまう。

「……ぅ、あ、ああ。一応」

 俺がしどろもどろにそう言うと

「大丈夫だよ。英輔も見たでしょ? 今やうちの焔は五行の縛りに囚われないくらい完全無敵状態だよ。それに高志が土の神の剣も私の所有装備にしていいって言ってくれたし」

 彼女はぱっと立ち上がってそう言った。

(……それは、確かに、頼もしい、けど)

 そういう問題じゃないような気もする。


 結局、俺は彼女と離れたくないだけなのかもしれない。

 俺と彼女の境界線には、妙に分厚い壁があるような気がしてならないんだ。


 俺もベンチから立ち上がる。

「……可憐」

 俺がそう呼ぶと、彼女は香るような笑みを浮かべた。

「大丈夫だよ。英輔が私のことそう呼んでくれる限り、私は絶対いなくなったりなんかしないから」

 彼女ははっきりと、そう言ってくれた。

 俺も確かに頷く。

 すると彼女も満足げに頷いて、それから腕時計を見た。

「あ、もうすぐ電車来ちゃうね」

「そろそろ行くか」

 俺が歩き出そうとしたその時、

「……っと、その前に!」

 彼女ががしりと俺の手を掴んで引きとめた。

「な、なんだよ?」

 俺が慌てて振り返ると、彼女は少しばかり頬を朱に染めながら

「英輔、キスしてよ」

 そんなことを言ってきた。

「は、はあ!?」

 俺が間抜けな声を上げると

「『はあ!?』じゃないよ! もう正式に付き合ってるんだから別にいいじゃん! それに英輔からしてもらったことないし! 不公平だよ!」

 彼女はやけに早口でそうまくし立てた。

 大胆なことを言ってはいるが、多分相当恥ずかしいんだろう。

(……ていうか)

 俺からしたことがないわけではない。

 彼女の記憶が戻ったのは俺が彼女にキスしたからであって……いや、彼女はあの時眠っていたのでその事実を知らないのだろう。

「……い、今?」

「今しかないよ」

「今度じゃ駄目か? ほら、来週も会うだろ?」

「英輔そう言って絶対延ばすから駄目!」

「……いや、でもその、いきなり言われても、心の準備とか……」

 そんな風に俺がしぶっていると、彼女はとうとう痺れを切らしたのか、

「あーもうっ! 英輔の意気地なしッ! もう頼まれてもキスなんかしてやんないんだからッ」

 彼女はぷいっとそっぽを向いて歩き出した。


 ……それは、困る、かな?


「可憐」

 俺はとっさに手を伸ばしていた。

 もう放さないと決めた彼女の腕を、しかと掴む。

「なに……」

 彼女が振り返る、その一瞬の隙に俺は彼女の腰に左手をまわして自分の方へ引き寄せた。

 そして、

「ぇぃ……」

 言葉を漏らそうとした彼女の唇を、自分のそれで塞いでいた。

 触れた途端、徐々に力が抜けていく彼女の身体。

 少し強引だった俺のキスを、彼女は優しく受け止めてくれた。


 そっと唇を離す。

「……来週は英輔がうちに来てね」

 彼女が囁いた。

「ああ」

「来週だけじゃなくて、会いたくなったらいつでも来ていいからね」

 彼女はそう言って念押しする。

 そんな彼女が可愛くて仕方がない。

「分かってるよ」

 もう1度だけ、ぎゅっと彼女を抱きしめて、俺は答えた。



 ……そうだ。

 彼女と俺の間に、日常と非日常の壁があるのなら、俺はそれを何度でも壊して、いつでも彼女に会いに行こう。

 あの日、あの夜、俺が勝手に作り上げた壁をぶち壊すように現れた、彼女みたいに。



「あ! 英輔、電車電車!!」

 彼女が慌てだす。

「げ、間に合うのか!?」

 時計を見ると、発車2分前だ。

「間に合う間に合う! 走る前から諦めちゃ駄目だって!」

 彼女はそう言って手を差し出した。

「そうだな」

 俺は頷いて、その手を握った。



 これから俺は何度でも手を伸ばすだろう。

 何度でも壁を壊すだろう。


 ――最後の最後まで、ブレイカーは止まらない。


ミッドナイトブレイカー3部作、これにて完結です。ここまでお付き合いくださった読者の皆様、本当にありがとうございます。正直1章を書き終えたときはまさか3部作になるなんて思ってなかったです(笑)。この作品(の第1章)は最終話アクセス数はまだサイマガ(前作)には及ばないものの今までで1番沢山コメントを頂いたり(ありがとうございます)、とあるところでピックアップしてもらったり(ありがとうございます)となかなかに思い出深い作品となりました。

3章はなかなかに書くのが難しくて悩みましたが無事完結、約半年間この作品に携わってきましたが、本当に思い入れが深い作品にできたことを嬉しく思います。これも皆様のおかげです。


……って普通はここで締めるところだと思うのですがお伝えしたいことが数点あります。

とりあえず本シリーズは完結しましたが、キャラ投票の結果1位になった憐を主軸にしたおまけ的なエピソードをあべかわの個人サイト(携帯・PC両方)で近日中に公開したいと思います。それからこちらも個人の活動ですが、現在ミッドナイトブレイカーの第1章にあたる部分のPC用ノベルゲームを製作中で、こちらも出来れば4月中にあべかわのPCサイトで無料配布する予定です。私が描いた挿絵の閲覧に耐えられた方で1章を懐古してやってもよいよという方は是非DLしてみてください。追加エピソード、違うエピローグもあったりしますので(笑)。

それから、あべかわはオフの事情でこれから1年半ほどこちらでの執筆活動を休止する予定なのですが、今年の9月頃に開催されるはずのアルファポリスさんのファンタジー大賞には前々から参加したいなと思っておりました。多分ミッドナイトを出すことになると思うので秋ごろまだ覚えていて下さっていたらそのときはどうぞよろしくお願いします(汗)。

最後まであつかましくて長ったらしい文章にお付き合いいただき恐縮です(汗)。

本当に長い間ありがとうございました! またどこかでお会いできれば幸いです。


p.s.1章のときと同様本日も完結記念にPCサイトにおまけページを作りました。またお暇なときにでも足を運んでいただけたら幸いです。


追記:2009年4月8日、おまけアフターエピソードを携帯・PC両サイトにアップしました。

個人サイトへはこの小説のTOPページにリンクが貼ってあります。

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