表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ご立腹

作者: 夜朝

ほほほ

さっぱり読めなくってよ


ふにー


彼女は

笑顔で怒りながら

両手でその頬を

左右に引っ張って

問い詰めるのだ


一体

誰に渡して

失くしたのか

言ってみなさいよ


私と共有でしょ?


突き刺すような

細い目線

じろりと

真正面から放って


もう一度


ふにー


と引っ張った


離したところが

赤くなる


そこを大事に

痛くないように

撫でながら

顔だけは怒ったままで


カケラなんか探して

未練たらしく

拾わなくていいから


少し休んだら

いいところと

ダメだったところを

見直して

改善を加えて

再挑戦ね


もちろん二人ともよ

直すところがないって言うなら

伸びしろがないって言うのと

イコールだけど

そうじゃないでしょ


でも

そう

もしもロストしたのなら

きっと

するべきことは

ひとつでね


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ