表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
太陽が消えた世界で  作者: Iris
1/13

00:Epilogue:手紙

小包が届きました。

差出人は本の出版社のようです。


私(・・・なんだろ、これ?心当たりがないな・・・)


小包に入っていたのは手紙が一通と本が一冊

手紙の差出人を見た瞬間、涙があふれて、時間が止まったような気がしました。


手紙にはこう書かれていました。




お元気ですか?


驚いていますか?不意打ちだったでしょう?

本が発行されるタイミングで、手紙と一緒にあなたへ届くようにお願いしておきました。

最後の手紙ってなんて書いていいのかわからないものですよね、困っています。

当然ですが、一方通行の手紙になります。心して読んでください。


あなたの夢はなんだったのでしょう?

最後まで教えてくれませんでしたね・・・残念というか、心残りです。


内緒にしていたのですが、実は私の夢は3つあったんですよ、知らなかったでしょう?


2つはあなたも知っている通りで2つともあなたに叶えてもらいました。

2つ目は思っていたのとは違う形になってしまいましたが結果としては叶いました。

もっとみんなが幸せになる話の本にしたかったのですが、うまくいかないものですね。


そして、これがあなたに叶えて欲しい、もう一つの夢です。

それは「あなたが幸せになること」です

その時、私はあなたと一緒にはいられないから・・・誰かを幸せにしてあげてくださいね。・・・自分で書いておいて、涙が止まりません・・・必ず私の夢を叶えてください。お願いします。


本当はもっと色々書いてあなたを困らせたかったのですが、やめておきます。

最後まで自分勝手なことばかり言ってごめんなさい・・・

でも、あなたは許してくれる気がするな・・・


こう考えてしまうのですよ、もっとはやくあなたを解放してあげたほうがよかったのかもしれない、と、でも私はあなたといたかったから、さびしかったから・・・

あなたと過ごせた時間は私にとってとても幸せな時間でした、ありがとう。


こんな形でお別れをいいたくはなかったけれど・・・どうなんでしょうね?お別れをいえたのはいいことなのかもしれませんね・・・さようなら 幸せになってください、愛しています。




この手紙を読みながら私は泣きました。

「ずるいよ・・・こんなの・・・許さないわけないじゃない・・・私はあなたと一緒にいたかっただけなのに・・・」


泣きつかれた後に本を手に取りました。


そこには2人の物語が綴られていました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ