表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
極夜  作者: 奏多
8/11

Mission3:出逢い-2

「…………すまない」



彼の体が遠のき、私は思わずその場にへたりこんだ。



向こうでは、必死で頭を振っている男の姿。






「………申し遅れた。私が、Night Mare代表取締役の、東堂レイだ」



ないとめあ…?代表取締役?………社長??



「一言で言うと、闇社会の組織だ。こっちの世界では、『黒』と呼ばれている」




………闇社会!?




そんな危なげな組織のトップと、同じ部屋にいるなんて………




一気に顔から血の気が引いた。




「わ、私は消されるんでしょーか……」


「映画の見すぎだ。そう簡単にカタギの人間に手は出さない」




カタギ……て、私?




「まぁ、お前はもうカタギじゃないが」




頭で理解する前に否定されたが、なんとなく一気に心臓が体の奥まで沈み込んだように感じた。




「私……人を刺した、んですけど………」



忘れちゃいけない。



私は、恋人を殺したんだ………。




「お前は何か勘違いをしているようだが、高菅蓮司は自分で死んだ」


「嘘!だって私が……」


「お前が出ていったあと、自分で刺した。傷が2ヶ所にあった」




そんな……なんで…………?




力無くただ涙を流す私に近寄るでもなく、淡々と語り続ける。




「密輸の件で挙げられたが、書類送検で終わった」


「れんじ……」




「お前は、今カタギに戻れば殺人未遂で逮捕される。……高菅蓮司を追ってた奴らにも、すでに顔と名前は割れてる」




さっきの追われた記憶が頭をよぎり、恐怖で身震いをした。




これから、ずっと殺されるか殺されないかの狭間で生きなきゃいけないの……?



会社に、家族に、何か影響ないの……?



私のせいで誰かが殺されたりなんかしたら………




「ただし、一つだけ免れる方法がある」



そこで一旦言葉を切り、へたりこんだままの私の傍まで歩いてきて、しゃがみこんだ。













「"一度"、死ねばいい」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ