表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
少年の一ヶ月  作者: 桜雛
4/4

少女との出会い

「とりあえず私はさっきの客を送らなければならないからお前は部屋で休んでいてくれ。」

「分かりました。」

(他にも聞きたいことあったけど後でいいや。)

優斗はそのまま女将を見送る事にした。


(さてと、自分の部屋に戻ろうかな。)

そんな事を考えながら歩いていると

「キャッ!」

人にぶつかった。

優斗は慌てながら

「あぁっ!ごめんなさい!」

と言う。

「あっ、いえ、こちらこそ・・・」

目の前にはクリーム色の髪をした顔に幼さの残っている15~16位の少女が立っている。


「あの・・・」

優斗は首を傾げる。

「何でしょうか?」

「この旅館の従業員さんですよね?道に迷ってしまって・・」

優斗は笑顔で頷く。

「分かりました、どちらへ行かれますか?」

「えっと・・空の間に行きたいです。」

「空の間ならお客様の目の前ですが・・・」

少女の顔がみるみる赤くなっていく。

「・ご・・ごめんなさい!」

少女はササッと空の間に入る。


辺りは静寂に包まれる。

「・・部屋に戻ろうかな。」

優斗は薄暗い廊下を歩きながらそう呟く。


~部屋~

優斗は少し大きめの揺り椅子に寄りかかる。

「今日は色んな事があって疲れたな・・」

揺り椅子の心地いい揺れに身を任せながら目を閉じる。

そのまま優斗は眠りにつくのだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ