2話【5/14改訂】
こんにちは。
テストが目の前まで迫ってきてオリマス←
逃げ切りたい…!(無理)
2話目です。
拙いですが、どうぞ。
***魔人side***
「あれ・・・?ここは・・・?」
何やらいい匂いがして目を覚ますと知らない部屋のベッドの上に横たわっていた。
追っ手に追われてて森の中に倒れた筈なのに。
だんだんと脳が覚醒してくると、上半身が裸になっていることに気付いた。
・・・ハッ!傷は・・・ない?
痛みもなくなっている・・・誰かが手当てしてくれたのかな?
首をかしげるとパタパタと軽い足音が部屋の扉の向こうから聞こえてきた。
何だろう、と思うとすぐに扉が開く。
湯気の出ているスープ皿をお盆にのせた茶髪の少女がこちらを見て固まっていた。
え、俺なんかした?あ、違うか。
「すみません・・・貴女が助けてくださったんですか?」
少女は頷くとスープ皿を俺の前に突き出してきた。
「よかった、目が覚めたんですね!
口に合うかどうかは分かりませんが、これを食べて養生なさってください。」
おいしそうな匂いを放つそれは、芋をふかして潰し、ミルクと混ぜたクリームスープみたいなものだった。
シンプルだが、優しく癒やされる味わいでおいしかった。
久しぶりに食べるあたたかい料理に思わず口角がゆるんでしまうのが自分でも分かった。
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はぁー、びっくりした!
スープ皿を持って行くとまさか起きていたなんて思わなかった。
目が合った魔人は紅い瞳だけどやや垂れ目だったせいか優しい目だった。
そしてすっと通った鼻筋。
つまりあれだ、整った顔。イケメンだ。
目の保養、目の保養-。
顔面偏差値の高い人は羨ましい・・・くっ。
「私はメルフィーネ・クリスといいます。
傷は一応治療しておきましたが、痛みはないですか?」
「助けてくださってありがとうございます。
このご恩は決して忘れません。
傷までも治療していただいて・・・。痛みはないですよ。
申し遅れましたが、俺はセルジュ・アベラークです。」
うひゃあああ、素敵な声ありがとうございます!お腹いっぱいになります!
甘くて低い声。・・・これもイケメン効果なのか!
その効果、私にもください!
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